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2021年の就職活動状況・留学生向け就職サービスを紹介

この記事では、日本で就職活動をする外国人留学生向けに、2021年7月時点における外国人留学生の内定率のデータを元に、新型コロナウィルスが外国人留学生の就職活動に与えた影響や留学生の就職活動を支援する就職エージェントなどの情報をご紹介したいと思います。21卒の留学生の就活状況新型コロナウィルスの影響によって、今年(2020年)は就職活動をしている学生にとって、これまでになく厳しい年となりました。多くの企業で採用人数が減少したり、採用プロセスの延期などが発生し、就職活動が難しい状況になりました。ここでは、株式会社ディスコが2020年8月26日に発表した2021年卒の留学生を対象とする就職活動に関する調査結果をもとに、2021年卒業の外国人留学生の就活状況を詳しく見ていきたいと思います。新型コロナウィルスが内定獲得与えた影響今年と過去2年分の7月時点の外国人留学生と国内生の棒グラフを確認しますと、例年に比べ国内の内定率は下がっていますが、7割の学生は内定を持っています。もう一方で、外国人留学生は例年よりも約10%減少し約3割が内定を持っている状況です。やはり昨年と比べて影響は見受けられますが、5月以降から企業側も新卒採用を再開し、WEB面接などで例年よりも短いスケジュールで採用活動を行なったこともあり、数字だけを見ると当初の想定より影響は少なかったと言えます。ただし、あくまでこれは内定を保有している学生の数となりますので、本当に希望の就職先から内定を得られているかは不明です。参照:株式会社ディスコ/外国人留学生の就職活動状況外国人留学生の就職活動状況様々な企業が新型コロナウィルスの影響により、新卒採用を中止したり、予定していた採用人数を縮小しました。それに加えスケジュールも後ろにずれたこともあり、2021年卒の内定率減少に繋がったと考えられます。また、Web説明会やWeb面接で企業の雰囲気がうまくつかめず、またコロナの影響で経済環境の悪化も懸念されたため、会社の雰囲気がわかりやすい安定した大手企業に応募が集まっているため、必ずしも希望の就職先から内定を獲得できたかは不明です。また、毎年日本で就職する外国人留学生は徐々に増えていますが、日本人学生と比較すると、7月時点で7割の外国人留学生には内定がない状態です。これは、外国人の人材はスキル面で日本人学生と同じだったとしても、日本語がビジネスレベル以上でなければ受け入れてくれる企業が少ないという事が大きな影響を与えていると考えられます。もちろん、日本で就職を希望する留学生が日本語を上達させる事は重要ですが、スキルではなく日本語のコミュニケーション力で判断をする日本企業にも少なからず責任はあるかもしれません。しかし、日本企業においても日本人社員に対する英語教育やビジネスのグローバル展開により、日本語のコミュニケーションが必要な環境を作り出している企業も増えています。また、外国人向けのビジネス日本語の学習サービスを導入している企業も少しずつ増えてきていることから、時間はかかるかもしれませんが、年々少しずつ外国人留学生の内定率も上がっていくのではないでしょうか。就職エージェント・サイト外国人留学生向けの就職エージェント・サイトこれからは、日本で就職をしたい外国人留学生に向けに、新卒の外国人留学生に特化した就職サポートのサービスをご紹介してい行きたいと思います。Global Leader(グローバルリーダー)  www.globalleadernavi.comグローバルリーダー:外国人留学生・海外大生の就職活動をサポートhttps://www.globalleadernavi.comグローバルリーダーは、外国人留学生・留学生・海外大生・外国人のための就職情報サイト。求人情報・就活マニュアル・就職イベント・就職セミナー・就活講座などたくさんの就活情報をご用意し、あなたの就職活動をサポートします!  日本を代表する大手企業から注目のスタートアップ企業まで、幅広い求人を取り扱っている留学生向けの新卒・就職エージェントです。日本の就活マナーや就活スケジュールについてのレクチャーなどを無料で提供もしているそうです。Ryukatsu(リュウカツ)  www.ryugakusei.com 2 pockets【日本で働きたい留学生の就職支援】リュウカツhttps://www.ryugakusei.com   外国人留学生を採用したい企業のみを集めて求人情報を提供している新卒向けの就職エージェントです。毎週開催されるセミナーでコンサルタントから就活のポイントやビザに関する情報なども提供しています。就職エージェントneo  就職エージェントneo 187 tweets13 users8 pockets就職エージェントneohttps://www.s-agent.jp新卒就職相談(就活)・内定獲得支援  人材業界大手企業のネオキャリアが提供している外国人留学生のための就職エージェントです。就職相談や紹介企業の面接・履歴書のアドバイスをマンツーマンで行い、面接不合格の場合でも、次回の面接の対策としてしっかりとしたフィードバックを提供している新卒外国人留学生向けのエージェントです。まとめまだ内定がない留学生の方も多くいらっしゃると臣生ます。コロナの影響により学生には厳しい就職活動の状況は続きますが、しっかりと自己分析や業界研究を行い、選考対策を実施すれば、いずれ良い結果を得られると思います。もし日本で就職を考えている留学生でITエンジニアの仕事に就きたいという方は外国人ITエンジニア専門の人材紹介会社G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で就職活動のサポートをいたします。

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第2弾【IT業界研究】日本のIT業界の職種を徹底解説!

今回はIT業界研究第2弾として、日本のIT業界に興味を持つ外国人やこれから就職活動を開始する学生の方々向けに、日本のIT業界の各職種について簡単にご説明したいと思います。こちらの記事を英語でご覧になりたい方は、こちら(English Here!)になります。第1弾では日本のIT業界を理解するために業界の分類や構造について説明しておりますので、まずは業界自体を理解したい方は、【IT業界研究】日本のIT業界の分類や構成をわかりやすく解説!をご覧ください。日本のIT業界の職種について第一弾の記事に記載してるあるように、2020年3月にヒューマンリソシアが実施した調査の結果より、日本のIT技術者数は世界4位となっております。IT技術者の職種を大きく分けると、インフラエンジニア、システム運用エンジニア、アプリケーションエンジニア、システムコンサルタントの4つに主に分類されます。これから各分類の職種について簡単に説明していきます。インフラエンジニアまず、IT業界ではシステムをスムーズに動かす基盤設備のことをインフラと言います。インフラの「設計」「構築」「保守」「運用」を担うエンジニアのことをインフラエンジニアと呼びます。インフラエンジニアの中には、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニア、ストレージエンジニア、データベースエンジニア、クラウドエンジニアの5つの職種が存在します。サーバーエンジニアサーバーエンジニアは、社内でネット環境を使用するときに用いられるサーバーや情報の蓄積が行われているデータベースサーバーのような一般的な業務を行う上で必要とされている「サーバー」の設計と構築に携わるエンジニアのことを指します。ネットワークエンジニアネットワークエンジニアは、コンピューターネットワークの構築や保守管理などを行う技術者です。ネットワークシステムに関する設計、設計書をもとにした回線やネットワークの構築、ネットワークシステムを維持するための管理・運用などが具体的な業務となります。※最近ではサーバーエンジニアとネットワークエンジニアを合わせてインフラエンジニアと呼ばれるケースが増えています。ストレージエンジニアストレージエンジニアは、名前の通り、ストレージの管理を担うエンジニアのことを言います。ITの技術がこれだけ進化していると、データの保守がとても重要なことになります。データは扱い方によって重大なトラブルの発生に繋がりますので、これらを防ぐのはストレージエンジニアの役割の1つです。また、企業が膨大なデータを扱っている場合には、そのデータを効率良く使用できるようにするのもストレージエンジニアのお仕事です。データベースエンジニアデータベースエンジニアは、顧客からのニーズや意見を元にMySQL、Microsoft SQL Server、Oracle、などを使って主にデータベースの開発・構築を行います。その後のデータベースの管理や運用も仕事範囲に入ります。クラウドエンジニア現在、クラウド上でサービスやデータの運用が主流となっております。クラウドエンジニアは、システムの設計・構築・運用・保守を全てクラウド上で行うための開発を行う技術者のことを言います。どのWEBアプリケーションもクラウド化が進んできており、今後もっとも需要が高まる職種であると言えます。システム運用エンジニアシステム運用エンジニアには、DevOpsエンジニアとSREエンジニアの2職種があります。DevOpsエンジニア(デブオプスエンジニア)DevOpsとは、開発者(Developer)と運用者(Operations)が連携しよりスピーディに開発を行うという考えの元に作られた用語になります。DevOpsエンジニアの具体的な仕事内容として、クラウドなどインフラ環境の構築と運用、または、開発・運用の改善を目的としたアプリケーションの改修などがあげられます。インフラエンジニアとは異なって、DevOpsエンジニアは何か不具合が生じた際には自分自身でアプリケーションの改修などの対処ができることが特徴です。SREエンジニア(サイトリライアビリティエンジニアリング)SREエンジニアは、ITシステム(サイト)の信頼性を担保するための性能、可用性、拡張性、セキュリティなどを向上させることを目的としたエンジニアです。主な仕事内容として以下のものが挙げられます。インフラ(サーバー、ネットワーク)設計・構築監視・アラート設計障害対応運用の自動化アプリケーションエンジニア仕事や普段使うPC上で使っているシステムやアプリケーションなどの開発に携わるのがアプリケーションエンジニアであり、一般的なITエンジニアをイメージする時はアプリケーションエンジニアをイメージされるケースが多くなります。ただし、目的によってアプリケーションエンジニアに求められるスキルは異なってきますので、今回は4種類のアプリケーションエンジニアをご紹介したいと思います。組み込み系エンジニア組み込みエンジニアとは、自動車や家電などの身近な製品に使われるプログラムの作成を行うエンジニアです。例: IoT(スマホで自宅のエアコンなどの操作や、ペットや家族の情報をリアルタイムで知ることが出来ます)パッケージエンジニアパッケージとはソフトウェア会社が多くの顧客に使ってもらうために開発されたソフトウェアのことを言います。それらのアプリケーションの追加開発や保守など(ウィルス対策ソフトなど)を担うエンジニアのことをパッケージエンジニアと呼びます。フロントエンドエンジニアまず、フロントエンドっていうのは、クライアント側(お客様が実際に触れることができる)で操作をする部分になります。クライアント側でWebデザイナーのデザインをもとに、HTML、CSS、JavaScript(jQuery)を使って、アプリケーションのフロントエンド部分を開発するエンジニアをフロントエンドエンジニアと呼びます。バックエンドエンジニアバックエンドエンジニアは、お客様が触れることができない部分(バックエンド側)でWebサービスやECサイトなどの構築におけるサーバ側処理のコーディングやデータベースのシステム構築などを行うエンジニアです。また、バックエンドエンジニアはWebサービスやECサイトなどのサーバ側処理の要件定義・設計・構築を担います。ITコンサルタントITコンサルタントは、顧客の現状を理解し、分析を行った後に、企業が抱いている課題を解決するためのシステムを提案する職種になります。まとめこれから日本で就職活動をはじめる外国人留学生や新卒の方々が、今回の記事を通して日本のIT業界の職種について少しでも理解が深まれたら幸いです。

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【IT業界研究】日本のIT業界の分類・構成を徹底解説!

日本の製造業の技術力は世界でも有名ですが、IT技術に関してはご存知でしょうか。この記事では、日本のIT業界に興味をもつ外国人向けに、日本のIT業界の分類、各分野の有名企業などついてわかりやすく説明していきたいと思います。※こちらの記事を英語でご覧になりたい方は、こちら(English Here!)になります。日本のIT業界の基本情報まずはIT業界を分類する前に、日本のIT市場に関する基本情報を説明したいと思います。IT業界市場規模(2019年):12兆4,930億円参照:矢野経済研究所による試算・予測IT業界成長率:2018年約2.8%増、2019年約3.4%増、2020年約1.6%増参照:矢野経済研究所による試算・予測今後3年間のIT投資分野:1位ERP、2位セキュリティ関連ソフトウェア、3位SFA(営業支援システム)参照:矢野経済研究所による企業アンケート調査世界と日本のIT技術者数:世界4位約109万人※1位アメリカ(477万人)、2位は中国(227万人)、3位はインド(212万人)参照:ヒューマンリソシア / 世界各国のIT技術者数 ~米国・中南米編~ヒューマンリソシア / 世界各国のIT技術者数 ~アジア・オセアニア編~詳しくはこちらの記事にまとめておりますので、お時間あるときにご覧ください。日本のIT市場規模2019年版・世界と比較した日本の現状日本のIT業界の構成これからは、日本のIT業界の分類・構成について説明をしていきたいと思います。日本のIT業界は一般的に、インターネット・WEB業界、情報処理・情報通信サービス業界、ソフトウェア業界とハードウェア業界の4つに分類されます。インターネット・WEB業界情報処理・情報通信サービス業界ソフトウェア業界ハードウェア業界それではこれからこの4つの業種について代表的な企業も交えて説明していきます。インターネット・WEB業界インターネット・WEB業界には、ネットワークの構築、Webサイトの制作、インターネット広告など企業向けのサービスを提供するB2B企業とSNS、ポータルサイト、ECなどの個人向けのサービスを提供するB2C企業が含まれいています。この業界には主に5つのサービスがあります。ポータルサイトポータルサイトはインターネットの入り口となるサービスでさり、オンライン上の情報検索、ニュースやオークション、ショッピングなどユーザーに役立つ様々なサービスやページが設置されている多目的のWebサイトとなります。代表的な企業例 GoogleYahoo!JAPANなどSNSSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、インターネットを介して人間関係を構築したり、情報をシェアできるサービスのことです。スマートフォンの普及に伴い拡大してきた代表的なサービスの一つです。FacebookLINELinkedInなどEコマースEコマースは、オンライン上で売買ができるサービスを指します。思い浮かぶのは、オンライン上で物を買うことができる通販サイトが代表的だと思いますが、Eコマースはそれだけではありません。企業と消費者間の取引の他にも、企業同士の取引やオークション、フリマサイトなどのC2C取引も含まれます。Amazon楽天MercariなどWeb広告インターネット上の広告を取り扱う代理店やシステムを提供するサービス全般がWEB広告業界となります。広告のなかでも、「リスティング広告」、「アドネットワーク広告」、「SNS広告」、「記事広告」、「バナー広告」などのように多数の種類のものがあります。サイバーエージェントオプトアドウェイズなどキュレーションキュレーションサイトとは、必要な情報を収集したうえで、それらを見やすくまとめたサイトのことです。GunosySmart Newsなど情報処理・情報通信サービス業界情報処理サービス業界情報処理サービスの企業は、企業内の情報システムやクラウド上で利用されるサービスの開発・運用までを担い、一般的に「システムインテグレータ(SIer)」と呼ばれます。SIerは、顧客から案件を受注し、顧客のニーズを聞き取り、そのニーズをどのように情報システムとして実現するか、などを検討して、協力先企業にシステムの開発や運用などの業務を委託することもあります。また、顧客企業にITを活用してより良い業務の進め方をアドバイスするなど、コンサルティング業務を担う場合もあります。富士通NTTデータSCSKなど情報通信サービス業界情報通信サービス業界は固定通信・移動通信サービスの2つに分類されます。固定通信とは、固定電話やIP電話、公衆電話など固定された環境で通信サービスです。移動通信とは、携帯電話に代表されるような通信サービスのことを意味します。NTTKDDISoft Bankなどソフトウェア業界この業界では、基本ソフトウェアのOSやアプリケーションソフトウェアなどの開発がメインであるとは言えますが、パッケージソフトウェアからインフラを担うシステム構築までとエンジニアが幅広く活躍ができる業界であります。日本オラクルマイクロソフトサイボウズなどハードウェア業界ハードウェアとは、「機械、装置、設備」のことです。コンピュータを構成している電子回路、周辺機器からサーバー、ストレージ、携帯電話などの物理的実体のことを指します。AppleNECソニーなどまとめ今回の記事では、日本のIT業界の主な構造について説明させていただきましたが、次回の記事ではIT業界の職種についてご説明させていただきたいと思います。

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日本企業のオンライン面接の状況【外国人の就職】

新型コロナウィルスの感染拡大をきっかけに、就職や転職活動の方法も変化が生じてきています。特に大きな変化としては、面接などがオンラインで実施されるケースが増えたことが挙げられます。この記事では、日本のオンライン面接の導入状況、それが転職活動や就職活動に対する影響、オンライン面接を行なっている代表的な企業などについて詳しく説明したいと思います。※こちらの記事を英語にご覧になりたい方は、こちら(English Here!)になります。日本のオンライン面接の状況現在、日本ではどのくらいの企業でオンライン面接が実施されているかご存知でしょうか。リクルートキャリアが2020年3月に実施した調査結果を見ると、中途採用でオンライン面接を既に導入している企業もしくは既にオンライン面接の導入が決定している企業は全体の29.8%とのことです。また、導入を検討している企業も合わせると、全体の半数以上となっています。そのため、近々転職活動や就職活動をする場合、半分以上はオンライン面接で行われる可能性があると言えるでしょう。参照:リクルートキャリア / オンライン採用活動アメリカのオンライン採用の状況それでは、もっともオンライン採用が進んでいると言われているアメリカと比較した場合はどうでしょうか。人材採用ソフトウェアを提供するアメリカのIdeal社によるアンケート調査では、アメリカでは63%の人事マネージャーがオンラインで面接を行なっている結果となっています。参照:The 38 Top Recruiting Software Tools Of 2020オンライン面接の先進国アメリカと比べて日本はまだオンライン面接の普及率が遅れてはいますが、新型コロナウィルスの影響が採用活動のオンライン化を確実に加速させ、今後ますますオンライン面接が増えていくと考えられます。オンライン面接のメリット・デメリット今後オンライン面接が増えていくため、改めてオンライン面接のメリットとデメリットについて整理したいと思います。メリット面接場所まで移動する必要がないリアルの対面ではないためリラックスした状態で臨める面接場所まで移動する必要がないオンラインで行うため、わざわざ面接予定の企業のオフィスに出向く必要がないため、移動時間の節約ができて移動の労力も減らすことができます。移動時間が節約できる分、日程調整もやりやすくなり、スムーズに企業の選考に参加ができるようになります。リラックスした状態で臨める面接官と直接会う際に、気持ち的に余裕がある人もいればそうでない人もたくさんいらっしゃると思います。緊張している中で面接に臨むと、思ったような回答ができなくなったり、せっかくのチャンスを失う場合も少なくはありません。オンライン面接の場合、その場の雰囲気などを気にせず、面接にしやすい環境とも言えるでしょう。デメリット以下には、求職者に対してのオンライン採用のデメリットについて説明していきたいと思います。面接官の雰囲気や反応が読みにくいオフィスの雰囲気がわからないネットワークトラブル面接官の雰囲気や反応が読みにくい実際に対面するわけではないので、面接官の表情を読み取ることがどうしても難しくなります。実際の対面であれば、ただ頷いているだけでも話を聞いてると相手は感じられますが、オンライン面接の場合、ただ頷いているだけでは相手に反応は伝わりません。そのため、オンライン面接のやり方をわかっていない面接官の場合、特に雰囲気や反応が読みにくくなります。オフィスの雰囲気がわからない就職・転職活動を終了させるときに、一つの大きな決め手として「オフィスの雰囲気」があります。一般的な採用活動では説明会や面接の際に企業を訪問する回数を重なることによって、応募先の雰囲気が少しずつわかってきます。もう一方では、オンライン面接では、面接官と求職者が最初の段階から1対1になっているため、オフィス全体の雰囲気はつかみにくいものがあります。一部の企業では、このようなデメリットを改善するために採用サイトにオフィスの雰囲気がわかる動画などを掲載することで、応募者がオフィスの雰囲気を理解できるように工夫をしています。ネットワークトラブルオンライン面接の場合、インターネットのネットワーク環境が悪いと、なかなかうまく接続されず、質問が聞きにくかったり、答えてもうまく伝わらないリスクがあります。また、最悪の場合はそもそも接続ができず、そのまま面接時間が終わってしまうケースもあります。そのため、オンライン面接の場合は必ず事前にネットワーク環境を確認するようにしましょう。もし万が一、オンライン面接中に突然回線が切れたり、相手の声がよく聞こえなかったり、映像がフリーズしたり等の予期せぬ出来事が生じた場合は、慌てずに企業の採用担当窓口に直接電話を掛け状況を説明するようにしましょう。また、会社によっては事前にインストールが必要なソフトウェアを使用している場合もありますので、その場合は事前にインストールをするようにしましょう。完全オンライン採用を導入した企業日本の代表的な企業のオンライン面接やAIの活用状況を数社ご紹介していきたいと思います。トヨタ:新卒採用でオンライン面接導入、会わずに内定も!ソフトバンク:面接にAI導入することによって、面接への所要時間を75%削減三菱商事:面接の80%は自宅から参加、最終面接のみ対面式三井住友海上火災保険:全てオンライン面接で内定まで日本を代表する大手企業ですら、面接をオンラインで実施し、そのまま内定まで出す動きが活発になってきています。就職活動や転職活動をする方は、これまで以上に興味を持った企業の選考に参加がしやすくなるでしょう。まとめ今回、ご紹介させていただいた、日本のオンライン面接の状況についての記事はいかがでしたでしょうか。採用活動のオンライン化という点で、先進国とはまだ差が大きい日本ではありますが、コロナウィルスの影響をきっかけに普及のスピードが増していっています。日本国内に住んでおらず、海外に住んでいる場合においても、これまで以上に日本で仕事を探す方法は簡単になると思います。日本で就職・転職を希望するITエンジニアの方々、仕事をお探しの場合は、外国人ITエンジニアの転職エージェントGTalent (ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職・就職活動をサポートいたします。

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日本でテレワーク・在宅勤務ができる仕事とは?

最近コロナウィルスの影響によって日本中で「テレワーク」や「在宅勤務」、「リモートワーク」という言葉が多く使われるようになりました。外国人向けの人材紹介会社であるGTalentにおいても、登録者からテレワークで働きたいというニーズが増えています。この記事では、日本でテレワークや在宅勤務ができる仕事はどのようなものかをご紹介したいと思います。日本国内において、自宅など働けるテレワークの仕事を希望する外国人の方々は是非ご参考にしてみてください。テレワークや在宅勤務とは?現在、ニュースやSNSでも多く使われている言葉でありますが、「テレワーク」とは何か?をまず説明させていただきます。日本テレワーク協会によるテレワーク「Telework」は、テレ「Tele」とワーク「work」の2つの英単語の組み合わせからできています。情報通信技術を活用して、自宅やカフェ、レンタルスペースなどのオフィス以外の場所から働くことを指します(日本テレワーク協会/テレワークとは)。また、「テレワーク」ではなく、「リモートワーク」と言われることもありますが、大きな意味の違いは特にありません。日本においては、テレワークという言葉の方が、昔から政府などでも使われている言葉になります。そして、最近の「在宅勤務」という言葉は、「自宅」から働くという意味になるため、テレワークの中に含まれる言葉になります。日本と海外のテレワークの状況について日本におけるテレワークの状況日本におけるテレワークの状況を「テレワークの導入やその効果に関する調査結果(総務省)」による調査をもとにご案内をさせていただきます。日本においては、業界によってテレワークの導入は可能か不可能か分かれてきますが、これらの調査結果によりますと、2013年から2019年まで国内でテレワークを導入している企業は、9.3%から19.1%まで増加しています。コロナウィルスの影響によりどこまで増加したのか?コロナウィルスの感染拡大のため、緊急事態宣言が2020年4月に発表されたことで、それ以降に従業員が出社を控える企業が大幅に増加しました。パーソル研究所が実施したアンケート調査によると、4月上旬にテレワークを実施されている企業は27.9%までに増加しています。海外におけるテレワークの状況総務省の「テレワークの海外普及動向」によると、海外でのテレワークの普及率は北米(アメリカやカナダなど)では高く、アジア圏ではまだ発展の途中であることがわかりました。早い段階でテレワークを導入したアメリカなどでは、自宅で勤務することが一般的な働き方までに浸透しています。テレワークに向いている仕事と向いていない仕事の条件テレワークに向いている仕事近年、テレワークを導入している企業が日本国内で増加しておりますが、すべての企業がテレワークを導入できるわけではありません。一般的には、以下のような条件を満たす仕事であればテレワークの導入が可能となります。パソコンで作業が完結できる1人でも完結できる業務セキュリティ環境が整備されている、もしくはセキュリティ上安全な業務外部の顧客と接する機会が少ないテレワークに向いていない仕事もう一方では、テレワークの導入に当てはまらない仕事の条件は以下のようなものになります。複数の人間で行う仕事専用の機械が必要な仕事顧客と対面でのコミュニケーションが必要な仕事例えば、顧客と接する機会が多い販売や接客業、医療・福祉業などが上げられます。また、専用の機械などを用いて行う製造業の生産などもテレワークは難しいと考えられます。テレワーク・在宅勤務ができる仕事とは?それでは、日本国内でテレワークが多い仕事をご紹介していきます。IT関連の仕事IT関連の仕事はテレワークが最も浸透している業種です。様々な仕事でテレワークが導入されていますが、代表的なものをあげると以下のような仕事になります。システムエンジニアシステムエンジニアの仕事は、作業のほとんどが一人でパソコンに向かっており、仕事の管理や業務もオンライン上でできることがほとんどです。社内会議やクライアントのニーズなどはビデオ会議などで済ませるため、テレワークに向いている代表的な仕事と言えるでしょう。WEBデザイナーWEBデザイナーもシステムエンジニアと同様に、パソコンでの作業がメインの職種であります。WEBサイトなどの構築を行う仕事であり、顧客の要望や相談はテレビ電話などで打ち合わせができますからテレワークに適しているといえます。セールス関連の仕事セールス関連の仕事は最もテレワークが増加していっている仕事と言えます。これまで営業と言えば顧客先に訪問して行うというスタイルでしたが、多くの企業で営業のスタイルを見直しており、特に以下の2つの仕事はテレワークが最も浸透しています。インサイドセールス最近では、セールス組織をアウトサイドセールスとインサイドセールスに分けるケースが増えています。インサイドセールスの役割は、新規顧客を電話やメールなどで開拓し、それをアウトサイドセールスにつなぐ仕事がメインとなります。基本的な仕事が電話やメール、システムに顧客情報などを入力することになるため、テレワークに適しているといえます。カスタマーサポートカスタマーサポートでは、すでの契約がある顧客に対してフォローをする仕事であり、対面でコミュニケーションではなく、電話やメールを通して行うことがほとんどです。顧客のオフィスなどに行うカスタマーサポートもありますが、ほとんどの場合は、パソコン、電話、ネット環境が整っていれば自宅でもできるお仕事です。クリエイティブ関連の仕事クリエイティブ関連の仕事に関しては、もともとテレワークで働けるケースが多い仕事と言えます。ライター、デザイナー、プロデューサーなどもともとオフィスではなく、自宅やカフェで仕事をするスタイルが浸透している仕事と言えます。また、業務委託などで行う仕事が多いため、そもそもオフィスを設けていないということも考えられます。事務関連の仕事事務職のほとんどはパソコンに向けて一人で作業することが多いためテレワークには向いている職種であるといえます。しかし、事務職に関して、ITの導入が遅れている企業などは、紙の書類などが残っていることもあるため、テレワークの導入が進んでいない企業も多くあります。また、総務などは郵便物を受け取ったりする必要があるため、オフィスに出社しなければいけないケースもあるため、事務関連のテレワークの仕事を探すときには、事前に注意をしなければなりません。その他これまで紹介したIT関連やセールス関連、クリエイティブ関連や事務関連など以外にも以下のような仕事はテレワークの導入が増えていいます。講師講師といえば、生徒に向かって直接教えるイメージは強いですが、近年、英会話をはじめとしたオンラインの学習サービスが増加しているため、自宅にいながら仕事をできるケースが増えています。企画・管理職企画やマネジメント業務においても、コミュニケーションツールやビジネスITツールの浸透により、テレワークが広がってきています。管理職の場合、責任があるためオフィスに行かなければならないという印象がありますが、最近ではメンバーのテレワークを浸透させるために、管理職が率先してテレワークで仕事を進めるケースも増えています。まとめ数年前と比べて、日本国内ではテレワークを導入している企業がますます増加しています。企業にとっては、テレワークを導入することで、自宅でしか働けない人材を確保することができたり、従業員の効率的な働き方やワークライフバランスの向上をすることで、離職率を低下させるという目的があります。もし、これを機にテレワークが導入されている企業に魅力を感じ、日本でIT関係への就職・転職を検討される外国人の方がいらっしゃいましたら、是非、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職活動をサポートいたします。

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【日本就職Q&A】外国人が日本で仕事を探す時の疑問を解決

日本在住の外国人の就職・転職を支援しているGTalentが、外国人がこれから日本で就職・転職をするときに、よくある疑問や不安をQ&A形式にまとめました。これから日本で就職・転職を考えている方々はぜひ参考にしてください!日本就職Q&A!よくある14の疑問と不安!Q1.日本にはどれくらいの外国人が働いていますか?A:2019年10月末時点で1,658,804人の外国人労働者が日本で働いています(参考「外国人雇用状況の届出状況まとめ」厚生労働省)。前年に比べると約20万人も増加しています。日本では人口減少、高齢化社会などの問題により、労働力人口が不足しており、そのため様々な業界では外国人の労働力を積極的に受け入れるようにしています。日本の雇用者数が約6,000万人(2020年3月時点、「労働調査」総務省統計局より)なので、およそ100人に2.7人は外国人労働者となります。Q2.日本で働くためには、何が必要になりますか?A:日本で働くには就労可能なビザの取得が必要になります。ビザの種類によって労働時間なども変わってきますので、事前に東京外国人雇用サービスセンターのWebsite等でビザの種類をご確認されることをお勧めします。日本で正社員として働いている外国人の場合、代表的な就労可能なビザは「技術・人文知識・国際業務」の在留資格となります。また、「永住者」、「日本人の配偶者等」、「永住者の配偶者等」、「定住者」などの在留資格者は、別途就労可能なビザを取得することなく、日本で働くことができます。Q3.日本で外国人が働く場合、どの分野の仕事が多いですか?A:2019年10月末時点では、製造業の割合が29.1%と最も多くなっております。その次にサービス業(16.1%)、小売・卸売業(12.8%)と続きます(参考「外国人雇用状況の届出状況まとめ」厚生労働省)。近年では、日本に訪れる外国人観光客が増加しているため、販売や観光などの仕事で働く外国人が増加しております。その他にも、日本はITエンジニアが不足していることもあり、ITエンジニアとして働く外国人の方々も近年大幅に増加傾向にあります。Q4.日本で働いている外国人は、どこの国の人が多いですか?A:2019年10月末時点の外国人労働者の出身国は、中国41.8万人(25.2%)、ベトナム40.1万人(24.2%)、フィリピン17.9万人(10.8%)の順番となっております。近年はベトナムをはじめとした東南アジア諸国の出身者が特に増加傾向にあります(参考「外国人雇用状況の届出状況まとめ」厚生労働省)。Q5.日本で働いている外国人は、どこの都市に多いですか?A:2019年10月末時点で外国人労働者が働いている日本国内の都市の割合は、東京が26.6%、愛知が8.0%、大阪が7.3%の順となっています(参考「外国人雇用状況の届出状況まとめ」厚生労働省)。やはり、首都である東京で働いている方が非常に多い状況です。Q6.日本で外国人が働く場合、給料は日本人と違いますか?A:日本人と同じ職種、同じポジションであれば、基本的に給料は日本人と変わりません。日本の法律においても国籍に応じて待遇差別はしてはならないことになっています。また、就労可能なビザの取得においても、一部を除き日本人と同等の給与レベルが求められるケースがほとんどになるため、必然的に同じ職種、同じポジションであれば、日本人と同じ給料レベルとなります。Q7.日本で働くには、どのくらいの日本語スキルが必要になりますか?A:職種によって求められる日本語のスキルは異なってきますが、一般的に求められるのはビジネスレベルの日本語能力です(JLPTでN2以上)。しかし、英語教師の仕事や一部のIT企業のエンジニアなどにおいては、日本語ができなくても採用されている外国人の方々はいらっしゃいます。Q8.日本企業で働く時には、「ガラスの天井」という言葉があるように、日本人でなければ主要ポジションに就くことは難しいですか?A:歴史が長く、古い考えの日本企業では、まだそのような考えは残っている傾向は強いです。しかし、グローバルに展開している企業や新興のIT企業においては、外国人が主要ポジションに就いているケースも多くなってきています。グローバルやダイバーシティを推進する日本企業全体にとって、「ガラスの天井」を外すことは課題となっています。また、外国人労働者もここ数年で増えてきているため、これから多くの企業で外国人が主要ポジションとして活躍していくと予想されます。Q9.日本企業の採用の流れはどのような流れになりますか?A:日本企業の採用の流れは他の国とも大きく変わらず、一般的に、書類選考→面接(2〜3回)→オファーとなります。また、場合によっては適正検査を行うも企業もあります。Q10.海外にいながら、日本の仕事を探すことはできますか?A:海外にいながら日本企業と面接を実施することは可能です。特に、ここ最近では選考をオンラインで完了させる日本企業も増加傾向にあります。しかし、多くの日本の企業では、スキルと経験だけではなく、「人柄」も重視しているため、最初の面接はビデオ通話で行うケースはありますが、最終的には日本に行って面接をするケースが多いです。そのため、日本で仕事を探す場合、日本に来て仕事を探す方が、仕事は見つかりやすいでしょう。Q11.日本企業に応募する場合、日本語のレジュメは絶対必要ですか?A:応募した企業によって異なります。日本語能力が求められていない求人においては、応募時には日本語のレジュメは不要になるケースは多いです。しかし、日本語能力を求める求人においては、応募時に日本語のレジュメが必要となるケースがほとんどです。Q12.日本企業の求人で「正社員」と「契約社員」というのをよく見ますが、違いは何ですか?A:主な違いは雇用期間になります。正社員は、就業期間の定めのない無期雇用の働き方となり、契約社員は、就業期間が決められている有期雇用の働き方です。正社員として採用されると、会社の状況や働き方に大きな問題がない限りは、解雇をされる心配はありません。Q13.来日してから仕事を探す場合、どのような方法がありますか?A:外国人の方が日本で仕事を探す場合、求人広告サイトが一番多く利用されます。また、ITエンジニアやマネジメントスキルを持つ専門的な人材に関しては、人材紹介会社を使うケースも多いです。これから日本で就職・転職をされる方は、以下の記事をご参考にご覧ください。ITエンジニア向けにはなりますが、他の職種でも参考になると思います。外国人ITエンジニア向け!日本の就職・転職のコツQ14.ワーキングホリデーで来日し、正社員として働く場合、就労ビザの手続きはどうなりますか?A:ワーキングホリデーから就労可能なビザに切り替える場合、在留資格の新規申請が必要になります。そのため、手続きのために一時的に母国へ帰国をする可能性が高いです(2020年5月時点)。まとめはじめて日本で就職・転職を考えている方々、上記に記載した「Q&A」を是非ご活用をしてみて下さい。もし、ITエンジニアで日本で就職・転職をお考えの方は、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会社G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職活動をサポートいたします。

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日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイント

英語で日本企業の面接対策を学びたい方はこちら(English here!)にお願いします。日本で就職・転職活動をされている外国人の方々、日本企業の面接では何を重視されているかご存知でしょうか。日本企業の採用には独特のルールがあり、面接で質問される内容や企業が面接重視する内容も他の国と違って独特のものがあります。そこで、この記事では日本で就職や転職活動をする外国人の方々向けに、日本企業が面接で行う質問やその答え方などの面接対策をアドバイスしたいと思います。面接をする目的面接対策を考える上で、まず最初に「なぜ面接を行うのか」という面接の目的を理解する必要があります。面接の目的は、企業にとっては自社で募集するポジションに合う人材であるかどうかを見極める場であります。そして、応募者にとっては、自分が募集するポジションに合う人材であることを証明する場であり、企業のことをより深く知る場でもあります。そのため、応募者にとっては、面接で自分のことを売り込むこと、要は企業に募集ポジションに合うと思ってもらえることが重要になります。企業が応募者に期待すること日本企業の面接に臨む前に、日本企業が応募者に期待をすることを理解しましょう。日本企業が応募者に期待することは主に以下の3点になります。募集ポジションで活躍できる経験やスキルを持っているか組織で活躍できるマインドやキャラクターを持っているか長期的に働いてもらえるか1の「募集ポジションで活躍できる経験やスキルを持っているか」や2の「組織で活躍できるマインドやキャラクターを持っているか」はどの国においても企業が人材を採用する時に一番重視することになります。それに加えて、日本企業は3の「長期的に働いてもらえそうか」を重視しています。どんなにスキルが高くても、長く働いてもらえるイメージを持てなければ、日本企業は採用をしない傾向があります。そのため、面接においては転職理由や志望理由などを通して、長く働いてもらえそうかを細かく確認する傾向にあります。日本企業のよくある質問とそのポイント解説転職理由や志望理由についての質問まずは必ず面接で聞かれる転職理由や志望理由に関する質問に対する答え方のポイントをご案内します。長期的に働いてもらえるか、事業に対してモチベーション高く働いてもらえるかを判断される質問になりますので、必ず事前に考えて面接に臨みましょう。【質問】転職・退職理由を教えてください<答え方のPoint>日本は1社で働く期間が他の国と比べて長いため、転職を何度も繰り返すしている場合、企業側は「またすぐに転職をしてしまうのではないか」とネガティブに思われてしまう可能性があります。そのため、日本企業は「なぜ転職(退職)をするのか」という理由を非常に気にします。以下のポイントを抑えて、企業側が納得できる転職理由を準備しましょう。 すぐに辞めてしまうと思われないように、できる限りポジティブな内容を伝える転職を軽く考えているのではなく、しっかりと考えた上で決断をしていることを伝える前職もしくは現職企業を悪く言ない(あなたの印象が悪くなる可能性があります)転職理由は応募先の企業で解決できるものにする例)給与が低くて転職をしたい場合そのまま伝えるのではなく、「活躍や貢献をすることで、しっかりと評価をされ、キャリアアップができる環境に転職したい。今の会社だと周りの先輩を見ても、成果を残しても次のチャンスやキャリアアップにどうしても時間がかかってしまう」等に言い換えるようにしましょう。転職理由の答え方をもっと詳しく学びたい方はこちらの記事もご覧ください。転職・退職理由の質問の答え方 | 日本企業の面接対策【質問】志望理由を教えてください<答え方のPoint>興味を持った理由を具体的にわかりやすく伝える企業のことを事前に詳しく調べてきたということが伝わるようにする転職理由と志望理由の内容は一致させる自分の経験、スキルが応募ポジションにフィットしていることを伝える志望理由では、あなたが高い興味を持っていることが企業へ伝わり、そしてその企業で自分が活躍できるということが伝えられることが重要です。【質問】当社でやってみたいことはありますか?<答え方のPoint>自分がやりたいことだけを伝えるのではなく、応募企業の事業やビジョンに合っている内容を伝えるようにしましょう。スキルや経験についての質問【質問】自己紹介をお願いします(あなたの職務経歴を教えてください)<答え方のPoint>応募したポジションに合う経験やスキルをアピールする2~3分でわかりやすく伝えられるように事前に伝える内容を考えておくこと「自己紹介をお願いします」の場合は、あなたの名前や出身国、いつ日本に来たかなどを最初に伝え、その後に職務経歴を伝えるようにしましょう。ここでは、企業側があなたの経歴をわかりやすく理解でき、あなたが応募したポジションで活かせるスキルや経験を持っていると感じてもらうことが大事です。【質問】応募しているポジションであなたが発揮できる強みは何ですか?<答え方のPoint>このような質問で自分の技術面と性格上での強みが募集ポジションと合致していることをアピールする場であります。企業とマッチしそうな「自分の強み」を把握しましょう。そして、できる限り具体的な経験や事例を交えて伝えることで、説得力が更に増します。【質問】これまでで一番の成功体験は何ですか?<答え方のPoint>成功体験の凄さではなく、目標を成し遂げるために工夫や改善をしているかの方が重要です。成功体験を伝えるだけではなく、成功するための課題、その課題をどのように解決したか、を伝えられるように事前に準備しましょう。応募した企業でも同じような成功体験が再現できると企業側に感じてもらうことが大事です。【質問】仕事で失敗をしたエピソードを教えてください<答え方のPoint>企業としては、失敗に対しての考え方を見ています。失敗のエピソードを伝えるだけではなく、失敗をした要因や改善点なども考えておくようにしましょう。将来に関する質問【質問】いつまで日本にいる予定ですか?<答え方のPoint>来日のきっかけとしては「アニメが好き」などの日本文化への興味で構いませんが、そこから長く日本に住みたいと感じた理由が大事です。企業としては、すぐに母国へ帰ってしまうのではないかという不安があるので、長く日本でキャリアを構築していきたいということを伝えるようにしましょう。【質問】将来のキャリアプランをお聞かせください<答え方のPoint>将来の目標やキャリアプランが応募している企業や仕事と関連性がなければ、企業は長く働いてもらえるイメージが持てなくなるので、応募しているポジションと関連付けた上で、ご自身のキャリアプランを伝えるようにしましょう。その他良くされる質問【質問】希望年収を教えてください。<答え方のPoint>希望年収を伝えるだけではなく、「あくまで希望なので御社の給与規定に従います」という一言も伝えましょう。企業側が希望年収でオファーすることが難しいと判断すると、その時点で選考が不合格となる可能性があります。【質問】他の応募企業と比べて当社の志望順位を教えてください<答え方のPoint>企業側が選考を進める上で、やはりオファーを出したら入社してもらえる可能性が高い人材を優先して進めたいという意向があります。そのため、もし他の企業の方が優先順位が高い場合でも、それをそのまま伝えるのではなく、応募している企業にも興味があるということをしっかりと伝えましょう。まずは、内定(オファー)を獲得することが大事です。【質問】何か質問はありますか?<答え方のPoint>質問がないと、企業への関心が低いと思われてしまう可能性があります。しっかりと企業のことを調べた上で、事前に質問することを準備しておきましょう。また、面接の場は直接企業から話を聞けるチャンスなので、できる限り業務に関する質問をすることで、その企業での仕事のイメージを付けるようにしましょう。面接に臨む上で意識することこれまでは面接で良く聞かれる質問の答え方を記載してきました。ただし、質問の回答内容以外にも、面接において好印象を残すために意識しておくべき重要なことが3つあります。質問と回答にズレが無いように、論理的にわかりやすく伝えること笑顔を交えながらリラックスして話をすること清潔感ある身だしなみを心がけることこれからこの3点に関して説明をしていきます。質問と回答にズレが無いように、論理的にわかりやすく伝えること面接で良く見られる失敗として、「質問に対しての回答になっていない」というケースが良く見られます。回答するときの話が長くなりすぎて、質問に対しての回答と違うことを言ってしまい、論理性や理解力が不足していると判断されてしまう応募者が多々います。質問に対しては、必ず最初に回答を伝え、その後にその回答を伝えた理由を伝えるようにしましょう。もし、面接官の質問の意味がわからなければ、必ず質問を再度聞き直して、質問の意味を理解した上で回答するようにしましょう。笑顔を交えながらリラックスして話をすること日本企業は仕事を進めていく上で社内のコミュニケーションを大事にします。そのため、話しやすい人柄である方が面接では好印象に繋がる傾向にあります。緊張してしまうと、表情が硬くなり、早口になってしまい、話しにくい印象を与えてしまう可能性があります。企業が「一緒に働きたい」と思えるように、いつも以上に笑顔を意識し、ゆっくりとしたスピードで話すようにしましょう。清潔感ある身だしなみを心がけること初めての人と会うときは、第一印象というのが非常に大事です。面接は30分〜1時間程度しかないため、見た目の印象というのは非常に重要になってきます。特に顧客との接点が多い仕事の場合、スーツを着用した方が望ましいでしょう。顧客など外部と接点がなく、服装はカジュアルでも問題ない場合でも、最低限ジャケットは着用するなど、できる限り清潔感がある服装を心がけましょう。まとめ日本で就職や転職活動をする場合、日本企業の面接文化をしっかりと理解する必要があります。日本では大学を卒業するときに一斉に就職活動が行われるため、どの企業でも面接で聞かれる質問や評価をするポイントは似ている傾向にあります。そのため、しっかりと対策をして臨めば良い結果を得られる可能性は高いです。しかし、逆に何も対策をしなければ、どの企業の面接も通らない可能性もあります。面接に行く場合は、ぜひ事前に対策を行なった上で面接に臨みましょう。もし、ITエンジニアで転職をお考えの方で、面接対策などをしっかりと受けて転職活動をしたいという場合は、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会社G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職活動をサポートいたします。

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日本の面接対策3弾!志望動機の答え方【外国人の就職】

これまで、外国人の方向けに日本企業の面接対策として、「日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイント」や「転職・退職理由の質問の答え方」をご紹介してきました。今回は、日本企業の面接において、転職理由と同じように必ず質問される「志望動機」の考え方や答え方のポイントについて詳しく説明をしていきたいと思います。日本で転職活動をする外国人の方から見ると、あまり重要なことではないように見えても、採用した人材に長く働いてほしいと考える日本企業にとっては、この志望動機が面接において非常に重要なものになります。日本の企業が志望動機で何を判断しているのか、ということを理解しながら、面接で必ず聞かれる志望動機の質問に対して、うまく答えられるようにしましょう。志望理由を通して日本企業がチェックしていることまずは、なぜ日本企業がここまで志望動機を重視するのか、企業側が志望動機を通して何を見ているのかを理解しましょう。日本企業が志望理由を通して見ていることはポイントは主に以下2点となります。高いモチベーションや興味を持って働く明確な理由があること応募者がやりたいことに会社が求めていることにズレがないことそれではこの2点について詳しく説明していきたいと思います。①高いモチベーションや興味を持って働く明確な理由があること1つ目の「高いモチベーションや興味を持って働く明確な理由があること」については、日本企業以外でもそうですが、仕事において成果へのコミットメントや高いモチベーションで会社にもメンバーにも好影響を与えられる人材はどの企業からも高い評価を受けます。そして、日本企業は採用する人材には長期的に働いて欲しいと考えているケースが多いため、その会社で働く理由が明確にあることは非常に重要です。そのため、面接においては、応募先の企業も納得できるような、明確な志望動機を伝えることが必要です。②応募者がやりたいことに会社が求めていることにズレがないこと2つ目の「応募者がやりたいことに会社が求めていることにズレがないこと」については、転職理由にもつながりますが、応募者がやりたいことが転職先でも実現できることで、長く働いてもらえるイメージが企業側も持てます。自分がやりたいと思うことが、その会社も期待するようなものと違えば、「他の会社に転職した方がいいのでは」と企業側も思われてしまう可能性があります。事前に求人や企業のことを調べた上で、自分のやりたいことと会社側が期待することが一致するように考えましょう。志望動機を考えるポイント志望動機を通して、何を日本企業がチェックしているかを理解できたと思います。ここでは、その点を踏まえて、志望理由を考えるためのポイントを説明いたします。志望動機を考える時は以下の順番で考えてみましょう。応募する企業や仕事を様々な観点から理解する自分のやりたいことやスキルにフィットするものを選ぶフィットするものに対して具体的な理由と事例を考える転職理由と一致しているかを確認するそれではこの4つの順番について詳しく説明していきたいと思います。①応募する企業や仕事を様々な観点から理解する“様々な観点から理解する”というのは、その会社や仕事内容について色々な観点で理解することになります。具体的には以下のような例があげられます。どのような製品やサービスを扱っているかどのようなビジョンや経営理念を持っているかどのような従業員が働いているか社風や人事制度はどのようなものか仕事に求められるスキルは何かどのような成果を求められるかどのようなチームで働くか上記以外にも様々な観点があります。②自分のやりたいことやスキルにフィットするものを選ぶ応募する企業や仕事内容を様々な観点で理解した後は、その中で自分のやりたいことやスキルとフィットするものを選びましょう。志望動機を考える場合は、応募する企業に対してユニークなものであればあるほど、応募企業への入社意欲の高さにつながります。その場合、1つの観点だけだと他の会社と同じような志望理由になってしまいますが、いくつかの観点から考えることで、総合的に考えて応募企業に興味を持っているということが言えます。③フィットするものに対して具体的な理由と事例を考える志望動機を伝える時だけではなく、何かを人に説明するときは具体的な事例があるのが一番説得力があります。例えば、応募する会社の製品やサービスに興味があった場合、実際にユーザーとして使った上で興味を持ったということが伝わる方が説得力がありますよね。他にも、応募する会社の働いている従業員や社風に興味があった場合、自分が仕事で経験してきた中で、どのような環境が自分のモチベーションを高められたかを伝えた上で、その応募企業の従業員や社風に興味を持てたことを伝える方が、より具体的なものになります。④転職理由と一致しているかを確認する最後に、志望動機と転職理由が一致していることを確認しましょう。転職理由で伝えたものと、志望理由で伝えていることが異なると、本当のことを言ってないように見えてしまいます。転職理由と志望動機は完全に同じである必要はありませんが、志望動機が転職理由を解決できているものであることは必要です。まとめ世界中を見ても、「志望動機」をここまで面接で重視する国は珍しいと思います。場合によっては、スキルや経験よりも重視する企業もあります。その理由としては、ご説明した通り日本企業の人材に対する考え方が起因となっています。せっかく素晴らしいスキルやキャリアを持っても、志望理由で面接を落ちてしまう方もいますので、しっかりと事前に志望動機は考えた上で面接に臨みましょう。志望理由に限らず、日本企業の面接対策に関して学びたい場合は、以下の記事もご覧ください。日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイント日本企業の面接対策2弾!転職・退職理由の答え方もし、ITエンジニアで転職をお考えの方で、面接対策などをしっかりと受けて転職活動をしたいという場合は、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会社G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職活動をサポートいたします。

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日本企業の面接対策2弾!転職・退職理由の答え方

前回は「日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイント【外国人の就職・転職】」の記事で外国人の方々向けに、日本企業の面接対策についてご案内いたしました。今回は日本企業の面接で絶対に聞かれる「転職・退職理由」の考え方や面接における答え方について詳しく説明をしていきたいと思います。日本で転職活動をする外国人の方から見ると、あまり重要なことではないように見えても、採用した人材に長く働いてほしいと考える日本企業にとっては、この転職・退職の理由が面接において一番重要なものであると言っても過言ではありません。日本の企業が転職・退職理由で何を判断しているのか、ということを理解しながら、転職活動の面接で必ず聞かれる転職・退職理由の質問に対して、うまく答えられるようにしましょう。転職・退職理由を通して日本企業がチェックしていることまずは、なぜ日本企業がここまで転職・退職理由を気にするのか、企業側が転職(退職)理由を通して何を見ているのかを理解しましょう。日本企業が転職・退職理由を通して見ていることはポイントは主に以下3点となります。長く働いてもらえるか(入社しても直ぐに辞めてしまわないか?)モチベーション高く働いてもらえるか自分のキャリアや成長に対して真剣に考えているかそれではこの3点について詳しく説明していきたいと思います。①長く働いてもらえるか1つ目の「長く働いてもらえるか(入社しても直ぐに辞めてしまわないか」については、日本企業は採用する人材には長期的に働いて欲しいと考えているケースが多いため、非常に重要なポイントになります。企業側は、応募者が今の会社を転職する理由を聞くことで、「嫌なことがあったある直ぐに辞めてしまわないか」「同じような理由で当社も辞めてしまうのではないか」をチェックしています。そのため、面接においては、応募先の企業がしっかりと納得を示し、長く働いてもらえるというイメージを持ってもらえるような答え方が必要です。②モチベーション高く働いてもらえるか2つ目の「モチベーション高く働いてもらえるか」については、現在の会社(もしくは前の会社)を転職したいという理由が、しっかりと解決され、不満や不安がなく働けるかという点を見ています。仕事のパフォーマンスを高める上で、モチベーションは非常に重要な要素です。働いてる会社に不満や不安があると、モチベーションはなかなか上がらないと思います。転職・退職理由を考えるときは、応募している企業に転職をすることで、現在の会社(もしくは前の会社)を辞めたいと感じた理由が解決できるという視点で考えましょう。③自分のキャリアや成長に対して真剣に考えているか3つ目の「自分のキャリアや成長に対して真剣に考えているか」については、そもそもキャリアや成長に対する意識が低く、どの会社で働いても直ぐに辞めてしまう人材ではないか、ということをチェックしています。キャリアや成長に対する意識が低いということは、仕事における積極性や自発性が低いと見られてしまう可能性があります。転職・退職理由を考えるときは、将来の自分の目標やどのようにキャリアアップをしていきたいのか、ということを改めて考えるようにしましょう。転職・退職理由を考えるポイント転職・退職理由を通して、何を日本企業がチェックしているかを理解できたと思います。ここでは、日本企業がチェックしていることを踏まえて、転職・退職理由を考えるためのポイントを説明いたします。転職・退職理由を考えるポイントは主に以下の4つとなります。事実を伝えること転職は現状をより良く改善する行為のため、ポジティブに考えること具体的な事例を踏まえて考えること現在の会社(もしくは前の会社)のことを悪く言わないことそれではこの3点について詳しく説明していきたいと思います。①事実を伝えること転職の目的は「現状をより良く改善すること」であり、ただ仕事を見つけることではありません。現在の会社を転職しようと思った理由が解決できなければ、そもそも転職をする理由が無くなります。すでに退職をして転職活動している方に関しても、仕事を選ぶ上で何でも良いわけではありませんよね。前の会社を退職した理由が解決される仕事に就かなければ、また同じように退職をしてしまう可能性があります。事実を伝えると、ネガティブなものになってしまうとお考えになるかもしれませんが、転職の目的を「現状をより良く改善すること」と考えれば、どのような理由でも、ある程度ポジティブに表現することは可能です。②転職は現状をより良く改善する行為のため、ポジティブに考えることすでにお伝えした通り、転職の目的は「現状をより良く改善すること」であります。転職理由を考えるとき、多くの人が転職を考えた“出来事”や“きっかけ”にだけ目を向けてしまいます。そうではなく、転職理由を考えるときは、転職を考えた出来事やきっかけが、どうすれば“改善”できるのかということに目を向けて考えてみましょう。例えば、「上司と関係が上手く行ってない、上司から評価をされない」ということをきっかけに転職を考えたとき、それをそのまま伝えると企業側にネガティブに捉えられる可能性があります。このような場合、要因(なぜそれが起こっているのか)改善策(どのようにすれば改善できるか)を考えるようにしましょう。先ほど上げた例(上司と関係が悪く、評価されない場合)の要因であれば、上司が求める仕事の成果と自分が求める仕事の成果が違う(上司はプロセスを評価し、自分は結果を重視するなど)全てを言われた通りにやらなければならず、自分はある程度の自己裁量を持ちながら仕事をしたいなど様々なことが考えられます。そして、それに対して転職という改善策を考えるます。改善策としては、結果を評価してもらえる環境で働くことで、もっと多くのチャンスが得られ、自分を成長させたい自分で考えながら仕事ができる環境に行くことで、自分のスキルアップや多くの経験をして、自分を成長させたいなどが改善策として考えられ、これが転職理由になってきます。改善をすることは基本的にポジティブな行為であるため、この改善策を転職理由でしっかりと伝えることで、転職理由がポジティブに伝えるようになります。③具体的な事例を踏まえて考えること転職理由を伝える時だけではなく、何かを人に説明するときは具体的な事例があるのが一番説得力があります。例えば、今の会社が年功序列で成果を残しても昇格や昇給も少ないために転職を考えている場合、それをそのまま伝えると、あなたのパフォーマンスが低いだけと思われてしまうかもしれません。そうではなく、活躍して評価が高い先輩などでも昇給や昇格のチャンスが少ないということを伝えることで、その会社自体が年功序列の考え方をしているということが伝わるようになります。転職理由を考える場合は、具体的な事例を交えることで、面接官が納得できるものになります。④現在の会社(もしくは前の会社)のことを悪く言わないこと現在の会社(もしくは前の会社)がどんなに悪くても、面接の場で会社を悪く言ってしまうと、自分の印象を下げる可能性がありますし、考え方自体がネガティブに見えてしまう恐れがあります。面接する企業側としても、自分の会社も辞めるときに悪く言われてしまうのではないかと考えてしまいます。どのような悪い経験でも、それを次の成長や改善に繋げられている方が、素直で成長意欲が高いように見受けられます。短い期間で転職(もしくは退職)をしてしまった場合短い期間で転職(退職)をしてしまった場合、嫌なことがあったら直ぐに辞めてしまう人材として見られる可能性があります。そう思われないためにも、転職理由を伝えるとき時には、以下2つのポイントを押さえましょう。短い期間で辞めてしまうリスクを考えた上で決断をしていることむしろ短い期間であることが、あなたにとっても、採用してくれた企業側にとっても良いことであること短い期間で退職をしてしまう場合、ほとんどが入社する前と入社した後の大きなイメージギャプであることが多いです。そうなったときに、直ぐに転職や退職ということではなく、そのイメージギャップが本当に埋められないものであるかを考えることが重要です。例えば、その入社した企業とそのイメージギャップの解消について話したり、今はギャップがあっても働き続けると解消できるものかを考えます。その結果、そのイメージギャップは解消できない場合は、短い期間で転職をした方が、自分にとっても、企業側にとっても良いでしょう。そして、短い期間ので転職(もしくは退職)をする場合は、上記のポイントを押さえて転職理由を伝えることが重要です。まとめ世界中を見ても、「転職・退職理由」をここまで面接で重視する国は珍しいと思います。その理由としては、ご説明した通り日本企業の人材に対する考え方が起因となっています。せっかく素晴らしいスキルやキャリアを持っても、転職・退職理由で面接を落ちてしまう方もいますので、しっかりと事前に転職・退職理由は考えた上で面接に臨みましょう。転職理由に限らず、日本企業の面接対策に関して学びたい場合は、以下の記事もご覧ください。日本企業の面接対策!面接の質問と答え方のポイントもし、ITエンジニアで転職をお考えの方で、面接対策などをしっかりと受けて転職活動をしたいという場合は、外国人ITエンジニア専門の人材紹介会社G Talent(ジータレント)にご登録ください。プロのコンサルタントが無料で転職活動をサポートいたします。

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外国人ITエンジニア向け!日本の就職・転職のコツ

日本で就職・転職を希望している外国人ITエンジニア向けに、日本におけるITエンジニアの仕事の探し方をまとめました。すでに日本で働いているITエンジニアの皆さん、海外から日本で仕事探しをしているITエンジニアの皆さん、こちらの記事を参考に仕事探しをしてみてください。求人サイト日本で一番利用されている仕事探しの方法は求人サイトの求人広告となります。ここでは、外国人のITエンジニア向けの求人が多い求人サイトをご紹介いたします。外国人ITエンジニアの求人が多い求人サイトDaijob.com  www.daijob.com 20 tweets148 users121 pockets外資系・グローバル企業の転職・求人サイト | [Daijob.com]https://www.daijob.com日本最大級バイリンガル人材向けの外資・グローバル転職サイト「ダイジョブ・ドットコム」。英語を活かせる仕事や海外求人も多数!過去51万人利用、延べ3000社掲載実績。外資系企業からスカウトが届く!  外国人の登録者数No.1を誇る日本最大級のバイリンガル向け求人サイトです。外国人だけではなく、英語を話せる日本人もターゲットにしている求人が多くあります。日本語・英語どちらでも求人を探すことができ、ITエンジニアの求人も多くあります。また、スカウトサービスに登録することで、企業や人材紹介会社からスカウトを受けられます。Career Cross  キャリアクロス 1 tweet143 users31 pocketsグローバル求人多数https://www.careercross.com外資系への転職・就職なら「キャリアクロス」。英語求人満載!外資系・グローバル企業で働きたい方や、海外で就職したい方必見の満足度No.1バイリンガル向け転職サイト。  Career CrossもDaijob.comと並ぶ日本最大級のバイリンガル向け求人サイトです。ミドル〜ハイクラス向けの人材紹介会社であるJAC Recruitmentのグループであるため、Daijob.comよりもハイクラスの求人が多い印象に見受けられます。日本語・英語どちらでも求人を探すことができ、スカウトサービスもあります。LinkedIn www.linkedin.com 28929 tweets881 users3641 pocketsWorld’s Largest Professional Network | LinkedInhttps://www.linkedin.com  皆さんご存知の世界最大のビジネスSNSです。日本では他の国と比べてLinkedInは採用に使われる頻度は少ないですが、外国人のホワイトカラーを採用するときには良く使われます。そのため、外国人をターゲットにした求人が多く、ITエンジニアの求人もたくさんあります。求人に関しては、日本語か英語かどちらかで掲載されています。TalentHub  TalentHub(タレントハブ) 3 users1 pocket外国人エンジニア採用情報サイトhttps://talenthub.jpApply to jobs in Japan for foreigners, all online. Find work in Japan as a software developer, engineer, or in IT, animation and design.  外国人ITエンジニア向けの求人サイトです。ベトナム人のITエンジニアが多数登録をしており、完全にITエンジニアに特化した求人ばかりが掲載されています。ただし、求人数としてはDaijob.comやCareer Crossと比較すると少ないようです(2020年3月時点)。GaijinPot  GaijinPot Jobs 2 tweets2 users11 pocketsGaijinPot Jobshttps://jobs.gaijinpot.com/index/index/lang/ja日本最大の外国人向け総合求人サイトガイジンポットジョブズ英語、その他外国語での求人情報多数。英会話講師、通訳・翻訳など語学力を活かした求人情報から、外国人留学生やバイリンガルの日本人の方向けの転職情報まで、幅広い求人情報を網羅  GaijinPotは日本に住む外国人向けの情報メディアとして有名です。その中に求人サイトのカテゴリーがあり、たくさんの求人が掲載されています。ただし、英語教師の求人が多く、ITエンジニアの求人はそこまで多くはありません。求人サイトを使うメリット求人サイトを使うメリットとしては、以下のようなものがあります。自分の希望条件に沿った求人を検索することができる求人の数が多い文章だけではなく、写真や動画などの情報量が豊富求人サイトを使うデメリットと注意点求人サイトは人材を募集している企業が直接求人を掲載しているため、情報が主観的になる傾向があります。客観的な情報ではないため、実際に働いてみるとイメージと違うこともあります。そのため、面接の中で必ず確認しておくべきことは質問をするようにしましょう。就職・転職に使われる採用企業の口コミサイト企業から直接聞く情報だけではなく、実際に働いていた人達の客観的な情報を知りたい場合は、就職や転職するときに採用企業の口コミを確認できる口コミサイトがオススメです。ただし、どれも日本語になります。OpenWorkhttps://www.vorkers.com/転職会議https://jobtalk.jp/口コミがない企業もありますが、それなりの規模の会社であれば大体口コミがありますので、それを参考にすると良いでしょう。ただし、あくまで口コミをする人が個人的に感じている情報であるため、全面的に信用はせずに、参考までにするのが良いでしょう。人材紹介会社求人サイトの次に良く使われる仕事探しのサービスは人材紹介会社になります。ここでは外国人ITエンジニアの就職や転職をサポートしている人材紹介会社をご紹介します。G Talenthttps://www.gtalent.jp/この記事を作成している外国人ITエンジニア専門の人材紹介会社G Talentです。大手グローバル企業からスタートアップまで多くの求人があり、IT専門のコンサルタントが英語・日本語・中国語・韓国語の4ヶ国語でサポートが可能です。G TalentのWebsiteには外国人ITエンジニアのみで常に数百の求人が掲載されており、自分に合う求人を探して応募することも可能です。Robert Half  www.roberthalf.jp 9 users25 pockets人材紹介のスペシャリスト | ロバート・ハーフhttps://www.roberthalf.jp/jaロバート・ハーフは、日本で専門性の高い人材の求人と求職サービスに特化しております。今すぐサービスの詳細をご覧ください。  世界最大級の人材紹介会社の1つです。日本ではバイリンガルの日本人や外国人の転職サポートをしています。IT専門ではありませんが、ITエンジニアも利用可能です。RGF  www.rgf-professional.jp 8 tweets4 users9 pockets外資系・グローバル企業への転職ならhttps://www.rgf-professional.jp外資系への転職、グローバル企業への転職ならRECRUITのグローバルブランドRGFの日本拠点RGF Professional Recruitment Japanにご相談ください。グローバル人材の転職をチーム体制でサポート。正社員、派遣・契約社員の非公開求人、語学力を活かせる求人多数!  日本最大の人材会社リクルートグループの人材紹介会社です。グループのネットワークを生かして多くの求人を取り扱っています。人材紹介会社は上記以外にもたくさんあるので、自分に合いそうな人材紹介会社を複数使ってみるのが良いかと思います。人材紹介会社の場合、その企業の客観的な情報を得られることも多く、またビザや住まいなどの相談もできるケースも多いので、日本で仕事探しを始めてする方にはおすすめです。その他その他には以下のような方法でも仕事探しは可能です。企業の採用サイトから直接応募知人紹介企業によっては、求人サイトに求人を掲載していないケースもあるため、自分が興味ある企業があれば、直接その企業の採用サイトで応募するのも良いでしょう。ただし、企業の採用サイトは一般的に求人サイトの情報よりも情報量が少ないため、面接の中で質問をして情報収集をしたり、自分でインターネットなどで色々と情報収集をする必要があります。また、もし日本ですでに働いている知人がいれば、知人経由で外国人ITエンジニアを探している企業を紹介してもらうのも良いでしょう。その企業の情報に関しても、より深い情報を得られる可能性もあります。ただし、必ずしも知人が紹介する企業が良いとは限らないので、どちらにせよ情報収集は欠かせません。まとめ今回ご紹介させていただいた方法やサービス以外にも、仕事探しの方法はたくさんあります。今回ご紹介したのは良く使われている方法になりますので、あくまで参考として、自分が一番探しやすい方法を試してみてください。日本で働く外国人ITエンジニアの方々が自分にあった職場に出会えることを心より祈っております。