英語で職務経歴書の書き方を学びたい方はこちら(English Here!)にお願いします。
このページでは、外国人ITエンジニアの転職エージェントであるG Talentが、転職をお考えの外国人ITエンジニアの方々のために、ダウンロードできる日本語の職務経歴書サンプルを用意し、簡単に日本語の職務経歴書が作れる方法をご案内します。
Contents
転職に必要な2つの書類・履歴書と職務経歴書
日本で企業の求人に応募をするときには、一般的には履歴書と職務経歴書という2つの提出書類が必要になります。
- 履歴書(りれきしょ)・・・これまでの経歴(学歴、職歴)や基本情報(名前、生年月日、連絡先など)を伝える書類
- 職務経歴書(しょくむけいれきしょ)・・・これまでの職務経歴(働いた企業や仕事内容、スキルなど)をアピールする書類
このページでは職務経歴書サンプルのダウンロードと作成方法のご案内をします。
転職活動をする時に、まず最初に乗り越えなければならないのが職務経歴書の作成です。
職務経歴書によって、書類選考をされ、面接まで行けるかどうかが決まります。
そのため、わかりやすく、そして自分のスキルがPRできる内容にする必要があります。
少し難しく感じるかもしれませんが、書き方を理解すれば簡単に作成できますので、これまでの経験や身につけたスキルを振り返りながら作成してみましょう!
※履歴書の作り方は以下のページをご覧ください。
職務経歴書サンプルのダウンロード
まずは職務経歴書のサンプルを以下のボタンからダウンロードをしてください。
フォーマットをダウンロード職務経歴書(Template with English guidance).docx
※ Word形式のフォーマットになります。
ダウンロードが完了しましたら、ファイルを開いてください。
これからサンプルに沿って職務経歴書の書き方をご案内します。
ITエンジニア向け職務経歴書の書き方
職務経歴書を提出する目的は、応募する企業に自分の職務経歴に興味を持ってもらい、面接の機会を獲得することです。
その目的を達成するために、まずは職務経歴書を作成するためのポイント4つを理解しましょう。
<職務経歴書の作成ポイント>
- 具体的な業務内容を記入すること(抽象的な内容は避ける)
- 成果なども記入すること(アピールをすること)
- わかりやすいレイアウト(企業側が見やすいこと)
- 記入内容にミスがないこと(特に入社年月や退社年月はミスがないように注意!)
そして、今回ダウンロードしたサンプルで職務経歴書を作成する場合、以下の8つの大きな項目に分けられます。
<職務経歴書作成の8つの項目>
- 氏名や提出年月日
- 職務要約
- 職務経歴の概要
- 活かせる経験・知識
- 技術スキル
- 職務経歴
- 資格
- 自己PR
この8つの項目に沿って説明をしていきます。
①〜⑤(氏名〜技術スキルまで)
まずは以下の①〜⑤の箇所を説明いたします。
①氏名や提出年月日
右上に氏名と作成年月日を記入してください。
作成年月日は職務経歴書を提出する日を記入してください。
※常に新しい日付に更新するようにしましょう。
企業は一番最新の情報を知りたいので、3ヶ月以上前の日付になっている場合などは新しい日付に修正してください。
②職務要約
あなたのこれまでの職務経歴を簡単な文章で記入をしてください。
企業の人事が職務要約を最初に見ることで、あなたの職務経歴をイメージしやすくなります。
③職務経歴の概要
あなたがこれまで働いてきた会社に関して、新しい社歴(在籍した会社)から順番に入社〜退社の年月、会社名(正式名称)を簡単に記入してください。
※履歴書は古い社歴から順番に記載しますが、職務経歴書においては、経験やスキルをアピールするものであるため、一番最近の仕事内容から順番に書いていきます。
留学など企業に在籍をしていない期間がある場合、それも記入しておいてください。
長い期間企業に在籍をしていない期間があると、企業の人事にマイナスの印象を与える可能性があります。
このようなブランク期間がある場合は、必ずここで記入をしておきましょう。
④活かせる経験・知識
これまでの職歴で得た経験、知識などでアピールしたいものを具体的に記入しましょう。
例えば、アピールしたい経験がある場合、その経験した職種だけではなく、年数も入れることで具体的になります。
開発経験においても、得意な言語なども入れることで、どのような言語を使った開発が得意かが具体的になります。
⑤技術スキル
ITエンジニアの場合、OS、言語、フレームワーク、ミドルウェア、ツールなど業務で使用するものに対して、どれくらいの実務経験があるかをわかりやすく伝える必要があります。
実務レベルが応募した企業にしっかりと伝わるように記入をしましょう。
実務経験がなく、自分で学習をしている言語やフレームワークなどは「自己学習」と記入すると良いでしょう。
⑥職務経歴
次に以下の⑥の箇所を説明いたします。
⑥職務経歴
職務経歴は一番重要な箇所になります。
記入すべき項目とポイントは以下となります。
ポイント1、在籍した会社毎に記入をしてください
応募した企業が職務経歴書を見て、どのような事業内容や規模の会社で、どのような部署に所属し、どのくらいの期間働いていたかわかるように以下の項目を記入しましょう。
そして、“②職務経歴の概要”と同じく、新しい社歴から順番に上から記入をしてください。
- 会社名(正式名称)
- 在籍した会社で働いた期間(入社年月〜退社年月)
- その会社の事業内容や従業員数
- 所属部署
ポイント2、その会社で携わった仕事内容やプロジェクトの内容を記入しましょう
応募した企業が職務経歴書を見て、その会社で、どのようなシステムの開発に携わり、どのような役割で、どのような成果を上げたのかわかるように以下の項目を記入しましょう。
そして、プロジェクトごとで区分けをして記入してください。
プロジェクトベースの仕事でなければ役割や携わったプロダクト毎で区分けをして記入してください。
- プロジェクト期間(役割の期間)
- プロジェクトの概要(簡単にわかりやすく)
- プロジェクト内の業務内容(箇条書き等でわかりやすく)
- プロジェクト内で自分が上げた成果
- プロジェクトで担当した開発フェーズ(設計、開発、テストなど)
- プロジェクト使った環境(言語、フレームワーク、OS、DBなど)
- プロジェクトの規模と自分の役割
成果に関しては、事業やプロジェクトに貢献できたことを記入してください。
プロジェクトが問題なく完了すること、システムの性能やパフォーマンスが上がったこと、周囲のメンバーの業務効率を上げたことなど、必ずしも大きい成果だけではなく、小さいことでも構いませんので、何かしら成果を記入してみてください。
成果を記入することで、応募する企業側に成果へのコミットメントの高さをアピールすることにも繋がります。
⑦資格・⑧自己PR
最後に以下の⑦・⑧の箇所を説明いたします。
⑦資格
応募企業にアピールできる資格を記入してください。
ITに関する資格、語学に関する資格などが実務的な観点でアピールできるでしょう。
⑧自己PR
これまでの内容ですでに自己PRはできていますので、簡潔な内容で構いません。
改めて自分のスキルや経験・能力が、どのように応募企業に貢献できるかを記入しましょう。
もし応募する企業への入社意欲が高い場合、自己PRではなく、「志望理由」を熱く記入するのも良いかもしれません。
まとめ
以上が外国人ITエンジニア向けの職務経歴書の作成方法となります。
職務経歴書で面接に行くチャンスも変わってくるため、就職・転職活動を開始する時に必ず準備をしておきましょう。
外国人ITエンジニアの方で履歴書や職務経歴書のアドバイスが必要であれば、外国人ITエンジニアの転職エージェント G Talentをご利用ください。