転職・キャリア開発ナレッジ

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【転職】日本企業が求めるAIエンジニアとは

今、世界中で求められているエンジニアの筆頭がAIエンジニアです。日本でも、企業規模を問わず優秀なAIエンジニアの争奪戦が始まっており、もちろん外国人もその対象になっています。本記事では、AIエンジニアとしての活躍の場を日本に求める外国人ITエンジニアに向けて、日本での仕事内容や給与水準、必要なスキルなどをまとめています。日本での就職・転職準備としてぜひお役立てください。日本のAIエンジニアAIエンジニアの仕事内容AIエンジニアとは、AI(人工知能)を使ったシステムを開発したり、AIに蓄積されたデータを解析したりする専門職のことです。AIエンジニアはまだ新しい職種なので、業界や企業によって呼び方が異なる場合があります。求人募集の要項などでは「機械学習エンジニア」や「データサイエンティスト」といった名称を見かけることもあると思いますが、いずれもAIエンジニアの一種だと捉えていいでしょう。分かりやすく言えば、機械学習エンジニアはAIを使ったシステム開発をおこなう、いわば「AIを構築する専門家」。データサイエンティストはAIが学習したデータを解析して、システムの改善などをおこなう、いわば「AIを活用する専門家」というイメージです。海外のAIエンジニアとの違い海外のAIエンジニアも日本のAIエンジニアも、その役割に大きな差はありません。基本的に、どのようにデータを処理して、どのようにビジネスに活かすのかを考え、最適なAIシステムを構築・検証していくのがAIエンジニアの仕事です。気になるAIエンジニアの収入は?一般的なITエンジニアに比べて高度な専門性を有するAIエンジニアの年収水準は高めで、能力や経験によって差はありますが600万円~1,200万円ほどと言われます。特に、AI開発の実務経験を持つエンジニアの需要は高く、年収1,000万円を超えるような好待遇のポジションも少なくありません。海外に比べ、日本のAI関連技術は遅れをとっていると言われますが、ここ数年は、AIユニコーン「Preferred Networks」を筆頭に、日本でもAIユニコーン予備軍が続々と誕生しています。大型の資金調達に成功しているAI関連スタートアップも多く、高待遇でAIエンジニアを迎え入れている企業も少なくありません。また、ソニー、東芝、トヨタといった日本を代表するような企業もAI人材に高額の投資をしています。このように、数多くの日本企業が競争力強化のためにAIを使った事業開発に力を入れ始めており、AIエンジニアの獲得に向けた動きが活発になっています。外国人のAIエンジニアにとって、これからの日本には多くのチャンスが広がっていると言えるでしょう。日本でAIエンジニアとしてキャリアをスタートするなら今!経済産業省が実施した「IT人材需給に関する調査」(2019年3月)によると、2018年の段階で国内のAIエンジニアは3.4万人が不足しています。今後の見通しとしては、AI需要の伸びが「平均」で、生産性上昇を考慮しない場合、2025年には9.7万人、2030年には14.5万人のAIエンジニアが不足すると予測しています。AIエンジニアの需給ギャップが埋まらない限り、人材の争奪戦が続くはずであり、当然、外国人のAIエンジニアもその対象になってきます。このような状況なので、外国人がAIエンジニアとして日本企業に就職・転職するには、今は良いタイミングだと言えます。AIエンジニアに求められるスキル一般的なITエンジニアに比べると、AIエンジニアは高度な専門性が要求される仕事です。AIエンジニアとして活躍するには、少なくとも以下のような知識・スキルは必須になってくるでしょう。機械学習・ディープラーニングを含むAIに関する深い理解当然ですが、もっとも重要なのはAIを理解していることです。「AIとは何なのか?」「AIで何ができて、何ができないのか?」といったAIの本質・概念を理解していないと、AIエンジニアとしての仕事は務まりません。一般的なITエンジニアは仕様書に従ってシステムを構築していくという側面が強い仕事ですが、AIエンジニアは違います。指示どおりに仕事をするというよりは、プロジェクトの上流工程から参加し、そこにある課題に対して「どのようにAIを使って解決していくのか?」といったプランを立てていくのがAIエンジニアの大きな役割です。もし、AIエンジニアがAIの特性を深く理解できていなければ、プロジェクトが破綻するリスクも高くなりますし、まったく使いものにならないシステムができてしまうこともあるでしょう。そうならないようにするには、AIの本質を知るとともに、機械学習やディープラーニング(深層学習)の基本をしっかり理解しておくことが重要です。プログラミングスキルAIを使ってシステム開発をするには、プログラミングスキルが必要です。今、AI開発でもっとも多く利用されているプログラミング言語が「Python」です。PythonはAI開発をするうえで使いやすい言語で、機械学習やディープラーニングのライブラリが質・量ともに充実しています。AIエンジニアとしては、Pythonでのプログラミングスキルや、Pythonの各種ライブラリを使いこなせるスキルは必須になってきます。なお、Python以外でAI開発に使われることが多いプログラミング言語としては、「C++」「Lisp」「Julia」などがあります。数学の知識AI・機械学習のアルゴリズムを理解するためには、微分、線形代数、ベクトル、行列、確率といった数学的知識が必要になります。また、AIモデルの精度を高めるためにパラメータ調整を繰り返しますが、パラメータも数式に基づいているため数学の理解が欠かせません。データベース運用の知識過去の膨大なデータを参照して未来を予測したり、ビッグデータの中から最適解を見つけたりするのがAIの仕事ですが、精度の高いアウトプットを得るにはAIに与えるデータが重要になってきます。AIに与えるデータを効率よく扱うには、MySQLやNoSQLといったデータベース運用の知識があるのが望ましいです。理想のキャリアを歩もう大企業におけるAIエンジニアAIエンジニアとして安定した高収入を得ながらビッグプロジェクトに携わるなら、大企業への就職・転職を目指すべきです。東芝、Panasonic、NEC、トヨタ、NEC、メガバンク3行などの大手企業は、国内外を問わずAIエンジニアの獲得に力を入れています。大企業には、AIエンジニアに限らず優秀なITエンジニアが揃っているので、ハイレベルな環境で自分を高めたい人は大手企業への就職・転職にチャレンジするのがいいでしょう。スタートアップ・ベンチャー企業におけるAIエンジニア上述のとおり、日本でもAI関連のスタートアップ企業の立ち上げが相次いでいます。AIスタートアップ・ベンチャーに就職・転職するのも魅力的な選択肢になるでしょう。もちろん、スタートアップやベンチャーは資金が潤沢ではない会社もあるため、希望する給与に届かないかもしれません。しかし、創業初期からジョインして事業の立ち上げに携わった経験は、その後のAIエンジニアとしてのキャリア形成に大きなプラスをもたらすはずです。まとめ政府は日本の競争力強化に向け、AIを使いこなす人材を年間25万人育てるという「AI戦略」を策定しました。今はまだAIエンジニアが不足していますが、今後は間違いなく人材は増えていくはずです。そうなると今度は、AIエンジニア個人のスキル・経験が物を言うようになってきます。どんな働き方を選ぶにせよ、どんな企業で働くにせよ、5年後・10年後に選ばれるAIエンジニアでいるために、日々知識を重ね、スキルに磨きをかけることが大切です。

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【転職】日本企業が求めるフルスタックエンジニアとは

これから日本で就職・転職したいと考えている外国人ITエンジニアの方は、特定の専門分野を持つエンジニアだけでなく、マルチなスキルを兼ね備えた「フルスタックエンジニア」の方もいると思います。本記事では、日本でフルスタックエンジニアとして働く外国人社員にはどのようなスキルが求められるのか?どんな企業でどんな仕事を任せられるのか?どのくらい稼げるのか?など、日本におけるフルスタックエンジニアの現状について解説していきます。日本におけるフルスタックエンジニア「フルスタックエンジニア」は、ここ数年で一般化してきた呼称ですが、その意味は「マルチエンジニア」とほぼ同じです。マルチなスキルを兼ね備えたITエンジニアの総称で、特定の職種に従事するエンジニアを指しているわけではありません。もう少し具体的に言うと、フルスタックエンジニアはITシステム開発に関する幅広い知識・スキルを備えていて、自分一人で様々な開発を手がけられる人材のことです。インフラやセキュリティに精通しており、Webシステム開発にも詳しく、アプリ開発ならiOSにもAndroidにも対応できるような万能なITエンジニアのことを言います。日本企業が求めるフルスタックエンジニア海外企業、特に英語圏の企業ではITエンジニアの分業制が確立しており、彼らの評価は、自らの専門分野でどれだけ高度な能力を発揮できるかによって決まります。そのため、幅広い専門分野を持つフルスタックエンジニアより、特定の専門分野を極めているITエンジニアのほうが評価・給与が高い傾向にあります。一方で、従来から日本企業には職種をまたいで業務を担当するような風土があり、ITエンジニアも「これしかできません」というより、「これもできます」「あれもできます」という人材のほうが重宝される傾向にあります。採用方針にも日本的な考え方が色濃く反映されており、日本企業は何でも一人でできるフルスタックエンジニアを高待遇で迎え入れています。フルスタックエンジニアの仕事内容や収入・給与ある特定のスキルを身に付けたITエンジニアは数多くいますが、マルチなスキルを兼ね備えたフルスタックエンジニアは希少な存在です。それゆえ、日本では一般的なITエンジニアより市場価値が高く、それだけ給与・収入も高くなる傾向にあります。あくまで参考レベルの統計ですが、経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」(平成29年8月)によると、日本のエンジニアの平均年収は592万円でした。この調査結果を踏まえると、フルスタックエンジニアの平均年収は600万円〜1,000万円くらいまで期待できるでしょう。フルスタックエンジニアに求められるスキル世の中には様々な種類のITエンジニアがいますが、フルスタックエンジニアは一人で何役もこなせるエンジニアです。それだけに、求められる知識・スキルは広範囲に及びます。勤務する企業や従事するプロジェクトによって変わってきますが、以下のような知識・スキルが求められると考えておいたほうがいいでしょう。・インフラエンジニアとしての知識・スキルネットワークやサーバー、データベースなどのインフラを設計・構築・運用する知識・スキルです。・Webエンジニアとしての知識・スキルWebサイトやWebサービスの設計・開発・運用などに関わるフロントエンドエンジニア・バックエンドエンジニアとしての知識・スキルです。・アプリケーションエンジニアとしての知識・スキル業務系システムやWebアプリ、スマホアプリなど、アプリケーションのシステム設計から開発、テストなどをおこなう知識・スキルです。・プログラマーとしてのプログラミングスキル各プログラミング言語を使ったプログラミングスキルです。「PHP」「Ruby」「Go」「Python」「Java」「C#」「JavaScript」などは主要なプログラミング言語ですが、フルスタックエンジニアを名乗るのであれば一つの言語を習得しているだけではなく、複数の言語でシステム開発ができるのが理想的です。「すべてが平均」では物足りない!?フルスタックエンジニアに対しては、「何でもできるスーパーエンジニア」という印象がある一方で、「広く浅くだからすべてが中途半端」というマイナスイメージもあります。たしかに多くの分野をカバーしていると、どれもが平均的になりがちです。フルスタックエンジニアとして活躍するには、ITに関する幅広い知識・スキルがあるのは大前提として、そのなかで誰にも負けないような専門分野を持っておくことも重要です。ただでさえ移り変わりが早いIT業界では、半年前のトレンドはもう古いと言われてしまいます。そのなかで常に需要の変化を感じながら今後ニーズが高まる分野を見極め、そこを伸ばす努力をするなど、トレンドに適応していく能力がもっとも重要なのかもしれません。フルスタックエンジニアとして理想のキャリアを歩もう!大企業におけるフルスタックエンジニア上述のとおり、フルスタックエンジニアは広範囲の業務を手がけるエンジニアのことですが、実際のシステム開発の現場では、異なる専門分野を持つ複数のエンジニアが各自の担当業務に従事しながらプロジェクトを進めていくのが一般的です。特に大企業ではエンジニアの分業制が確立しており、フルスタックエンジニアがすべての分野・工程を手がけるケースは少ないと考えたほうがいいでしょう。だからといって、大企業にフルスタックエンジニアのポジションがないわけではありません。フルスタックエンジニアとしての幅広い知識・スキルを生かして、開発マネージャーとして活躍することは可能です。もちろん、マネージャーになるには役割の異なる複数のエンジニアたちを統括するマネジメント能力は必須になります。スタートアップ・ベンチャー企業におけるフルスタックエンジニアフルスタックエンジニアの需要が高いのが、スタートアップ・ベンチャー企業です。多くのスタートアップ・ベンチャー企業では、限られた資金のなかでITシステム開発を進めています。そこで、白羽の矢が立つのが、少人数で優れた生産性を発揮してくれるフルスタックエンジニアです。極端な話、一人のフルスタックエンジニアが最初から最後までやり切ったほうが、専門分野の異なる複数のエンジニアを集めて開発するよりコストメリットは大きくなります。もちろん、スタートアップ・ベンチャー企業で働くフルスタックエンジニアは責任が重くなりますが、大きな裁量を持ちながらプロジェクト全体に携わることができるのは魅力的です。フルスタックエンジニアはフリーランスとしての独立や起業にも有利!将来、フリーランスとして働きたいエンジニアの方や、起業を考えているエンジニアの方は、フルスタックエンジニアとしての経験が有利に働くはずです。フリーランスとして独立したり起業したりした場合、幅広い知識・スキルを備えたフルスタックエンジニアなら当然、受注できる案件も広くなります。複数のプロジェクトを掛け持ちすることもできるので、自分で仕事を選びながら収入アップを目指すことも可能です。また、複数のプログラミング言語で開発できるフルスタックエンジニアは軌道修正もしやすくなります。これは、二刀流の大谷翔平選手が「投手として投げられない時期に打者として活躍できる」のと同じこと。仮に、あるプログラミング言語が下火になっても、別の言語で開発できるフルスタックエンジニアなら食いっぱぐれるリスクも低いはずです。まとめフルスタックエンジニアとは、たくさんの知識・スキルを兼ね備えたエンジニアということですが、当然ながら最初からたくさんの知識・スキルを持っている人はいません。ITエンジニアとして働きながら地道にスキルアップを積み重ねた人だけが、やがてフルスタックエンジニアにたどり着ける、というのが正しい捉え方でしょう。外国人ITエンジニアの方はエンジニアとしてのスキルアップだけでなく、言葉の壁もクリアしていかなければなりません。外国人ITエンジニアが日本企業でフルスタックエンジニアになるのは簡単なことではありませんが、フルスタックエンジニアを目指して努力することは必ず将来の財産になるはずです。ぜひ、知識とスキルの研鑽に励んで理想のキャリアを歩んでください。

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転職を予定している外国人のための面接マナーガイド!

日本人でも緊張してしまう面接には、実に多くのマナーがあります。書類選考を通過し、やっとの思いで掴んだチャンスを失敗に終わらせないためにも、面接マナーの攻略は必須といえます。ここでは、これから転職を予定している外国人エンジニアに向けて、礼儀や作法を大事にする日本文化の象徴ともいえる面接マナーについて詳しく解説していきます。面接を成功に導くための心得日本では、外国人採用を行う企業が年々増えており、2019年には外国人労働者数は、1,460,463人と過去最高値を更新しました(※厚生労働省『外国人雇用状況の届出状況まとめ』より)。しかし、国内全体でみると実績はまだまだ少ないのが現状です。面接官は「日本の文化や自社の組織風土に順応できるのか」を気にしているので、なぜその企業に応募したのかなどの動機を伝えられるようにしておきましょう。また、日本の面接では服装にも気をつける必要があります。ポイントは「清潔感」があるかどうか。基本的には、スーツ着用がルールとなっています。香水のつけ過ぎにも注意が必要です。身分証明書や印鑑、緊急連絡先や現地までの道のりなども確認しておきましょう。万全の準備を行うことは、面接を成功させるための重要な第一歩です。面接マナー①:受付・控室面接当日にまず大切なのは、ゆとりをもった行動をとることです。面接会場に到着するまでに十分な時間を確保することで、遅刻の防止はもちろん、志望動機や自己アピール、募集要項を改めて把握するなどの事前確認ができます。また、電車遅延の回避や忘れ物をしてしまった際の対応も可能になります。5分前行動が日本での面接マナー日本人は、時間に対して非常に厳しいのが特徴です。待ち合わせの時間を少し過ぎただけでも、ルーズな人という印象を持たれてしまいます。そのため、面接会場には遅くとも5分前には到着するようにしましょう。この際に、最終的な身だしなみのチェックをしておくと尚のこと安心です。ちなみに、時間に余裕をもつことが大切だからといって、早すぎる到着もマナー違反となってしまいます。もし約束の時間まで大幅に時間が空いてしまう場合は、周辺で待機してから会場に入りましょう。遅刻厳禁!もし遅刻するときは連絡を大前提として、遅刻は厳禁です。体調が優れないなど、やむを得ず遅れそうなときは応募時の連絡先や採用担当者に必ず電話を入れましょう。交通機関で遅延が発生してしまった場合も、その時点で早急に連絡を入れ、念のため遅延証明書を駅員やネットから入手しておくといいでしょう。こういった臨機応変な対応を慌てず行えることも、社会人としてとても大事なことです。受付での対応も面接面接会場に着いたら、コート類は入り口で脱ぎます。スマートフォンなどの音の出る機器の電源も必ずオフにすることを忘れないようにしましょう。受付では、「約束の時間」「来社理由」「自分の名前」「担当者の名前」をしっかりと伝え、担当者が来るまで待ちます。受付の方がいない、担当者を呼び出す電話(内線)などがない企業の場合は、近くにいる社員に「お仕事中に恐れ入ります」と声をかけ、面接に来た旨を担当者に伝えて頂きましょう。面接前とはいえ、受付時の受け答えや姿勢などをチェックされている場合があるので、すでに面接が始まっているという心構えが肝心です。控え室では呼ばれるまで静かに待つ日本企業の全てではありませんが、面接を行う前に控え室として応接スペースや通路の椅子に通されることがあります。その際は、他の面接者がいるケースもあるので、スマートフォンの操作や飲食はせず、面接でのイメージトレーニングなどを行いながら、名前を呼ばれるまで静かに待つようにしましょう。面接マナー②:入室時受付、または控え室から面接室へ案内された際は、焦らずにゆっくりと入室するようにしましょう。この時、落ち着きがなかったりするとマイナスのイメージを持たれてしまうので、深呼吸をして心を落ち着かせるなど、余裕をもつようにするのがポイントです。入室前にドアをノック面接官から名前を呼ばれたら、軽くドアを3回ノックします(2回はトイレなどを確認する際のノック数なので注意)。また、企業により面接官が先に入室している場合と、面接者の後から入室してくるケースがあります。後者の場合は、案内係から「後ほど担当者が参ります」という指示があるので、聞き逃さないようにしましょう。面接官に「どうぞ」と言われてから入室ノック後はすぐにドアを開けてはいけません。「どうぞ」の声が掛かってからゆっくりとドアを開けます。もし、最初のノックで面接室から応答がない場合は、改めてノックをして反応を待ちます。それでも応答がない場合は、こちらから「失礼いたします」とひと言発してからドアを開けましょう。入室したら静かにドアを閉める面接室に入ったら、そのまま席に進むのではなく、入室と同時に体をドアの方に向き直し、内側のドアノブを持ちながら静かに閉めます。体をドアの方に向き直さず、そのまま手を後ろにしてドアを閉めるのはマナー違反となるので注意が必要です。座る席は下座日本のビジネスシーンでは、上座と下座と呼ばれる座席位置がとても重要視されます。上座とは、出入り口から一番奥の席のことを指し、下座とは出入り口に最も近い席のことを指します。面接シーンにおいても同様で、先に面接官がいる場合は案内された席に座れば問題ありませんが、後から面接官が入室するケースでは、下座の席の横に立って待ちます。案内係から席を指定されたり、着席して待つよう指示を受けた場合はそれに従いましょう。挨拶と一礼を忘れずに入室したら椅子の横に立ち、正面を向いた状態で名前を名乗り「本日はお時間を頂きありがとうございます。よろしくお願いいたします。」と挨拶をしてから、必ず一礼しましょう。その際、男性は手を体の脇にそろえた状態、女性は手を体の前にそろえた状態でお辞儀をします。面接官が後から入室するケースの場合も、立ち上がって同じように挨拶をしましょう。面接マナー③:面接中挨拶を終えたらすぐに座らず、面接官から「どうぞ」と勧められてから椅子に座ります。挨拶の際に名刺を渡された場合は、両手でしっかりと受け取り、軽く内容を拝見したうえでテーブルの左側に丁寧に置きます。面接官が複数の場合は、座っている順番に合わせて名刺を置くのがルールです。また、面接中にメモを取りたい方は、手帳や筆記用具をカバンの取りやすい位置に収納しておくと良いでしょう。なお、事前に応募書類を持参するよう伝えられている場合は提出を求められるので、併せて準備しておきましょう。背筋を伸ばして姿勢を正す面接中は姿勢も見られます。背筋をしっかりと伸ばし、両手を軽くひざの上に乗せておくと印象がよく映ります。緊張するとうつむきがちになる方や、視線をそらしてしまう方が多いので、目線はしっかりと面接官の方に向け、目を見て受け答えするように意識しましょう。明るい表情でハキハキと受け答え肩の力を抜き、優しくにこやかな表情でいることが理想的。かしこまりすぎて無表情にならないように気を付けましょう。もちろん、馴れ馴れしい言葉遣いや大声で笑うなどは厳禁。面接官からの質問に応じる際は、相手の話を最後まで聞き、はっきりとした口調で簡潔に答えることがポイントです。分からないことや聞き取れなかった内容は、素直にそのことを伝えましょう。面接マナー④:退室時面接官より「これで面接は終わりです」といった終了の旨を伝えられたら、「本日はお時間をいただき、ありがとうございました。」と、椅子に座ったままお礼を伝えてお辞儀をします。その後は、慌てずに筆記用具や書類などをカバンにしまって立ち上がります。名刺を受け取っている場合は、「名刺を頂きます」とひと言伝えてからしまいましょう。退室時は必ず一礼を帰り支度が済んだら椅子の横に立ち一礼します。ドアの手前まで移動したら面接官の方に体を向き直し、「失礼します」と再度一礼してからドアを開けます。早く退出しようと焦ることなく、最後まで静かにドアを閉めるように配慮しましょう。面接会場が見えなくなるまでが面接退出したからと安心して、スマートフォンを操作したり、ジャケットを脱いだりせずに、面接会場を出てしばらくは気を抜かずに行動しましょう。また、企業によっては面接室の出口やエレベーターホールまで面接官や案内係の方が見送るケースがあるので、出口またはエレベーターに到着したら「こちらで失礼いたします」と一礼します。エレベーターの場合はドアが閉まるまで頭を下げた状態をキープすると非常に礼儀正しい印象を与えられます。まとめただでさえ緊張する面接。それを異国の地で行うとなれば、不安な気持ちになるのは無理もありません。これまで日本独特の面接マナーについてお伝えしてきましたが、日本人でも100%出来ている人はそう多くいないので、すべて完璧にできなくても大丈夫。安心のお守りとして、今回ご紹介した面接マナーを役立てて頂けると幸いです。大切なのは、事前の準備と、面接を受ける企業にとって自分が有益な人材であることをアピールできるかどうか。その努力と誠意が面接官に届けば、必ず良い結果が得られるはずです。

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外国人要チェック!転職回数の見られ方~海外比較~

「日本に留学後そのまま日本で就職して、初めて転職しようと考えている」という方や「自国で働いていたが、憧れの日本で働きたい」と思っている方、「4年働いたし、そろそろ転職しようかな」と一定の期間で職場を変えている方など、転職しようとするキッカケは人それぞれ。しかし、“転職回数”に対する見られ方は、海外と日本で異なります。日本ではどのような見られ方をしているのか。これから転職を考えている外国人エンジニアのみなさんに、日本の転職回数事情について解説していきます。海外の転職事情出典:データブック国際労働比較2018(P.123)外国人エンジニアとして活躍されるみなさんは、それぞれに生まれ育った国が違います。そのため国によって転職事情は異なりますが、よく日本と比較されるアメリカを例に海外での転職事情を紹介していきます。海外の転職に対する考え方日本のように「終身雇用」という概念が企業・労働者ともにないため、転職大国として活発な転職が行われてきたアメリカ。日本の平均勤続年数が11.9年なのに対し、アメリカの平均勤続年数は4.2年と、短い期間に転職する人がとても多いのがわかります。これは、「実力主義」「成果主義」が雇用の基本にあるため。高い能力を身につけて、より高報酬の職業に移るのが海外の転職に対する一般的な考え方です。また、労働者一人ひとりが多岐にわたる業務を行うのではなく、個人の能力に合った専門的な業務を行なっていく働き方が主流なのも転職のしやすさを後押ししています。転職回数が好意的に見られる理由アメリカでは、雇用する企業側から見た場合、転職回数の多い労働者は「能力が高く社会からのニーズが高い人」と映ります。雇用される労働者側から見た場合、転職回数の多さは「スキルアップしてきた証」になる。このようなポジティブな捉え方があるので、転職を前提とした働き方をする労働者が多いのです。その反面、一つの会社で長く働き続ける人は、転職できない能力の低い人と捉えられる。アメリカを代表例にご紹介しましたが、終身雇用のない実力・成果主義の社会では、キャリアアップするために転職を繰り返すことが高い評価につながる、という考え方が強くあります。そのため、海外の企業では転職回数が好意的に捉えられることが多いのです。日本の転職事情グローバル化が進み、多様な働き方を受け入れる企業は増えてきました。しかし、日本と海外での転職に対するイメージは大きく違うため、これから外国人エンジニアとして日本での活躍に胸をふくらませているみなさんには、日本の転職事情についてもご紹介しておきます。日本の転職に対する考え方新卒で入社した会社で定年まで働く。これが以前の日本では当然の働き方でした。この終身雇用というスタイルは時代の変化とともに崩れ、日本の転職市場は活況を迎えています。しかし、終身雇用が主流だった時代の転職はタブーとされ、その当時の転職者を悪く思う文化が今も少し残っています。そのため、転職に対するイメージはあまり良くなく、転職回数が多い労働者に対しては特に良くないイメージで捉えられることが多くあります。海外の転職に対する考え方と真反対にあるため、エンジニアとして日本で就職する場合には、そうした背景があることを理解したうえで、転職活動を行なっていくことが大切です。転職回数が好意的に見られない理由ではなぜ、転職回数が多い労働者に対してのイメージが特に良くないのでしょうか。日本では忠誠心をもって1つの会社で長く働くことが偉いとされているため、転職回数に比例して、企業の採用担当者からの評価は下がってしまう傾向にあります。転職者に対して「1つの会社で長く頑張れない人」「目標や目的をきちんと持てない人」「我慢ができない人」という印象をもってしまうのです。そのため、思うような転職活動の結果を得られないことが多々あるのです。再就職できたとしても、昇進や昇給などにも影響が出てしまいます。このような転職状況があるなかで、転職を成功に導く方法についてもご紹介していきます。転職回数が多い場合はどう説明すべき?日本では、転職回数は少ないほうが有利。多ければ多いほど不利になる傾向があります。ただし、転職回数が多いからといってマイナスにならないこともあります。特にエンジニアは成長環境を求めて転職するため、他の職種よりも転職回数が多くなります。そのことから、きちんと目的をもった転職動機・習得したスキルを伝えていくことが重要です。では、どのように伝えると好印象を与えられるのでしょうか。転職動機はポジティブに伝える「残業が多く家族との時間がもてない」「想定していた業務とかけ離れている」「人間関係がうまくいかない」など、多くの人はネガティブな理由によって転職を考えます。しかし、思ったことを思った通りに採用担当者に伝えてしまうと、自分自身の評価を下げることになってしまうこともあります。上記に挙げた転職理由は動機の1つかもしれませんが、それ以外にも「まだ習得している人が少ないスキルを学びたい」「お客様との折衝がある環境でレベルを高めたい」「エンジニアとして培ってきた経験を御社の様々なプロジェクトで発揮したい」といった転職動機を探して伝えるようにしましょう。ポジティブな理由は、採用担当者に良い印象を与えられます。習得したスキルを明確に伝える転職動機を伝えるだけでなく“どういうスキルを習得してきて、さらに習得したいスキルはどんなものか”ということも明確に伝えられることが重要です。なぜなら、採用担当者は転職回数の多さにマイナスの印象をもっているため。そこで、「しっかりとした理由を持って転職しているんだな」という印象づけを行うことで、転職活動を有利に進めることができます。具体的に下記のような内容を伝えられると、転職回数がマイナスに作用する可能性を下げることができます。<具体例>●1回目の転職/身につけたプログラミングスキルを活かしつつ、さらに上流工程でエンジニアとしての経験を積みたい、というのが転職動機です。●2回目の転職/1社目のプログラミングスキルに加え、今の会社で上流工程のスキルが身についたので、次は今まで関わってこなかった人たちとも仕事ができる環境で働きたい、というのが転職動機です。●3回目の転職/幅広い業界の方々と仕事してきた経験とプログラミングスキル、上流工程のスキルを、今度は企画・開発というフィールドで発揮したい、というのが転職動機です。上記では3回目までの転職動機を具体例として挙げましたが、どれも、どういうスキルを身につけてきて、次に身につけたいスキルはどういうものなのかを具体的に提示しています。このように、実績と今後への意欲をしっかりと伝えることが転職活動では重要です。外国人エンジニアが日本で転職を成功させるには日本でも、成長機会を求めて転職する傾向が高いエンジニア。他の職種よりも転職回数が多くても受け入れてくれるものの、あまりにも転職回数が多い場合には転職意向をきちんと準備して転職活動を行なっていかなければ内定を掴み取ることはできません。少しでも希望する環境がある企業で働く機会を得るために、自分自身の考えや想いなど、伝えたいことを明確に伝えられるように整理しておきましょう。より転職成功の可能性を高めていくためには、ITに強いコンサルタントが転職をサポートしてくれるサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

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外国人エンジニア必見!日本で働くメリット・デメリット

AIやIoTなど、新技術の登場によって世界的にIT市場が拡大する一方で、日本ではITエンジニア不足が深刻な課題になっています。ITエンジニア不足を解消するため、政府や企業が注目しているのが外国人エンジニアの活用です。本記事では、今、日本で外国人エンジニアが必要とされている理由のほか、外国人エンジニアが日本で働くメリット・デメリットなどをお伝えしていきます。外国人エンジニアが日本で必要とされている理由AIやIoT、ブロックチェーンやロボットなど、近年、数多くの革新的なIT技術が登場しています。そんな中、いわゆる「第4次産業革命」に対応したビジネスの担い手として、ITエンジニアの需要が拡大しています。にもかかわらず、日本では十分なITエンジニアを確保できていないのが現状です。ITエンジニア不足が深刻化する日本日本は、他の先進国に比べて非常に速いスピードで少子高齢化、人口減少が進んでいます。ITエンジニアの需要は増加傾向にある一方で入職者は減少しており、今後はさらに労働人口が減少することで、今以上にITエンジニア不足が深刻化すると考えられています。経済産業省の調査では、2015年のIT人材(※)は約90万人であるのに対し、約17万人が不足しているというデータが出ています。今後はさらに需要と供給の差が広がり続け、2030年には約41万人(楽観値)~約79万人(悲観値)のIT人材が不足すると予測されています。特に、情報セキュリティの分野では2020年に19.3万人が不足し、AIやIoT、ビッグデータの分野では2020年に4.8万人が不足する見込みです。出典:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」※ IT人材とは、「IT企業およびユーザ企業の情報システム部門に所属する人材」外国人エンジニアの獲得が進んでいる日本におけるITエンジニア不足を解消するシンプルな方法は、供給を増やすことです。そのために、新しいエンジニア層の獲得に向けた動きが活発になっています。女性エンジニアやシニアエンジニアの活用も進んでいますが、上述のとおり、人口減少が避けられない日本において国内だけでITエンジニアの供給を増やすのは限界があります。そこで今、外国人エンジニアの獲得・活用が進んでいるのです。外国人エンジニアを積極採用する企業が増加!日本を代表するIT企業である「楽天」は社内の公用語を英語としており、採用においても積極的に外国人エンジニアを獲得しています。また、無料通信アプリの「LINE」が京都に設けた開発拠点(LINE KYOTO)のメンバーは、過半数が外国人エンジニア。約1,000人の応募者のうち8割近くが外国人だったと言います。フリーマーケットアプリの「メルカリ」では、新卒採用のエンジニア50人のうち9割近くが外国人ということで話題になりました。このような大企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業でも外国人エンジニアの獲得に乗り出す企業が増えています。出入国管理上の優遇措置を受けられる「高度人材ポイント制度」日本では、2012年より「高度人材ポイント制度」がスタートしています。この制度の目的は、海外の優秀な人材を呼び込んで日本の活性化を目指すこと。一定の要件を満たすことで出入国管理上の優遇措置を受けられ、エンジニアなどのIT人材も対象になります。高度人材ポイント制度によって、優秀な外国人エンジニアは日本で就労しやすくなっており、認定件数は年々増加しています。>> 高度人材ポイント制度の詳細はこちら日本で働く外国人エンジニアの数出典:外国人雇用状況の届出状況について(厚生労働省)からグラフを作成厚生労働省の調査によると、日本で情報通信業に就業している外国人労働者の数は年々増加しています。2018年は57,620人で、前年(52,038人)に比べて約5,000人の増加。2008年(18,030人)に比べると3倍以上に増加しています。なお、国籍別で見るともっとも多いのが中国で、以下、韓国、ベトナム、アメリカ、フィリピンと続きます。外国人エンジニアが日本で働くメリットメリット01:雇用が安定している日本特有の雇用慣行である「終身雇用」は崩壊したと言われますが、それでも日本企業には長期雇用の慣習が残っています。また、日本企業では従業員に重大な法令違反・契約違反がある場合を除き、従業員が解雇されるケースはほとんどありません。雇用が安定しているのは、腰を据えて働きたい外国人エンジニアにとって大きなメリットと言えるでしょう。メリット02:教育体制が整っている多くの日本企業は、長期就業を前提に手厚い従業員教育をおこなっています。作業内容や作業工程はマニュアル化されており、充実した研修やOJTを受けられるのが日本企業の特徴です。「日本で習得したスキル・ノウハウを母国に還元したい」と考える外国人エンジニアにとって、充実した教育体制を整えた日本企業は魅力的です。メリット03:母国より稼げる外国人エンジニアの中には、母国への仕送りを目的に日本で働く人もたくさんいます。国によってエンジニアの給与水準は異なるので一概には言えませんが、母国に比べ日本の給与水準のほうが高い場合は、日本企業への就業は良い選択になるはずです。メリット04:公的医療保険が充実している原則として、日本で働く外国人は日本人と同様に保険料を支払い、公的医療保険に加入する義務があります。その結果、日本人と変わらない医療サービスを受けることができます。日本の公的医療保険制度(国民皆保険制度)は、世界的に見てもトップレベル。公的医療保険の制度がない国や制度が未熟な国も多いため、充実した公的医療保険を利用できることをメリットに感じる外国人は多いようです。メリット05:文化、治安、インフラなど様々な魅力がある近年、漫画やアニメ、和食や伝統工芸といった日本文化に興味を持つ外国人が増えています。また、多くの外国人は、日本に「治安が良い」「インフラが整っている」「街がきれい」「人が親切」といったイメージを持っています。自分が好きな国で暮らすために、日本で働くことを選ぶ外国人エンジニアも少なくありません。外国人エンジニアが日本で働くデメリットデメリット01:長時間労働の可能性があるかねてから、多くの日本企業では長時間労働が常態化しており、特にIT業界では顕著でした。昨今の「働き方改革」によって労働時間の適正化が進む一方で、なかなか労働時間を削減できない企業もあるようです。そのため、外国人エンジニアは「残業が多い」「有給が少ない」「プライベートが充実しない」といった不満を感じることがあるかもしれません。デメリット02:異文化理解が足りない企業もある日本には、「郷に入りては郷に従え」という言葉があります(英訳すると、When in Rome, do as the Romans do.)。これも一つの考え方ですが、あまり行き過ぎると労使双方がお互いの文化や生活習慣の違いを尊重できず、トラブルに発展してしまうことがあります。日本で働く際は、異文化を受け入れる体制が整っている企業を選べるかどうかがポイントです。まとめIT業界を中心とした日本企業は、競争力を高めるために外国人エンジニアの獲得に動いています。外国人エンジニアを受け入れるため、社内環境の国際化を進める企業も増えています。今後は、外国人が働きやすい環境づくりが進み、外国人エンジニアが活躍できるフィールドはますます広がっていくでしょう。2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2025年の大阪万博と、日本開催のビッグイベントが続くこともあり、今、日本には世界の注目が集まっています。国全体が大きな盛り上がりを見せている今は、外国人が日本で働く最適なタイミングだと言えます。日本が好きで、エンジニアとしての向上心がある方は、ぜひ日本で就職・転職にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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履歴書の書き方〜外国人向けパーフェクトガイド〜

「日本語で履歴書を書くのは難しい」「初めてだから書き方がわからない」「履歴書ってどれくらい重要なもの?」。そんな風に思われている外国人の方々は多いのではないでしょうか。日本では、履歴書が面接に進む前の合否の基準になる。だからこそ、正しい日本語で、日本のビジネスマナーを守って履歴書を書く必要があります。そんな第一関門とも言える履歴書。きちんと書き方を学べば、どなたでもクオリティの高い履歴書を作成できます。名前や住所などの基本情報をはじめ、「学歴・職歴」「免許・資格」「志望動機」「趣味・特技」など、履歴書をどうやって書けばいいのかわからない外国人の方々のために、この記事では履歴書の書き方を丁寧に解説していきます。日本語の履歴書が書けないと困っている外国人の方々は、ぜひ参考にしてみてください。“この人に会ってみたい!”と思われる履歴書の作成を目指していきましょう。履歴書の書き方のルール履歴書を書き始める前に、まず知っておくべき“書き方のルール”があるので、忘れないようにしてください。もっとも重要なルールは以下の2つです。①書き間違えたら新しい履歴書に書きなおす②同じ内容の履歴書を使い回さない手書きの場合は、履歴書を書き間違えてしまった際に修正テープや修正液、二重線で訂正して書きなおすこともありますが、悪い印象を与えてしまいますので、新しい履歴書に書きなおすようにしましょう。最初に鉛筆で下書きしてから、“黒いボールペン”で上から書くことでこのようなミスをなくすことができます。最近ではパソコンで作成した履歴書を受け入れる企業も増えています。しかし、まだまだ“履歴書は手書き”という企業も多いので、しっかりと理解しておきましょう。同じ内容の履歴書を使い回さないことも重要です。なぜなら、企業の方々は履歴書を見るプロフェッショナル。そのため、他の企業の応募にも使用した履歴書を使い回すと内容の薄さを見抜かれ、企業の方々に働きたい想いが伝わりにくくなります。1社1社に合わせた履歴書を作成する。それが、書類選考の通過を勝ち取るポイントです。他にも“書き方のルール”があります。「語尾は“です・ます・である”で統一」や「すべての項目を記入」「誤字・脱字をしない」といったことも注意して作成していきましょう。サポートが充実している就職・転職サイトに登録すると、信頼できるエージェントが履歴書をチェックしてくれるので安心です。履歴書の書き方〜基本情報〜履歴書の書くためのルールを大切にしながら、履歴書の書き方を理解していきましょう。はじめに、履歴書の基本情報の書き方から解説します。①日付日付は、履歴書を書いた日ではなく、履歴書を提出する日を記入します。郵送の場合は郵送日を記入。面接の時に持っていく場合は面接日を記入してください。また、年度の表記は「令和X年」の和暦表記か、「20XX年」の西暦表記のどちらかに統一しましょう。②名前名前ですが、氏名と書かれている箇所に自分の名前を記入します。その際、名字と名前の間にスペースを空けて書きましょう。氏名欄の上にあるふりがなには、履歴書に合わせて“ひらがな”もしくは“カタカナ”で記入。ひらがな・カタカナの記入の見分け方は「ふりがな」と書かれていれば「ひらがな」、「フリガナ」と書かれていれば「カタカナ」で記入します。また、日本ではファミリーネームを前、ファーストネームを後ろに書きます。③生年月日と年齢①の日付で表記した「和暦」または「西暦」に合わせて表記してください。履歴書を提出もしくは郵送する時点の年齢を記入します。④住所・連絡先住所は「郵便番号」「都道府県」「番地」「建物名」「部屋番号」を省略せずに記入します。ふりがなも正確に記入してください。また、連絡先が住所と同じ場合は「同上」と記入。別の連絡先を希望する場合は省略せずに記入しましょう。⑤電話番号・メールアドレス電話番号は、固定電話がない場合は携帯電話のみを記入。メールアドレスは、携帯電話ではなく、パソコンのメールアドレスを記入してください。企業がここに記載された情報に連絡をしますので、特に間違えないようにしましょう。⑥写真「どこで撮影するの?」と疑問に思われる外国人の方も多いでしょう。履歴書用の写真は駅などに設置されている“証明写真機”や写真スタジオで撮影するのが一般的です。その際、黒または紺のスーツ、無帽での撮影が基本。3ヶ月以内に撮影した正面写真(バストアップ写真)を履歴書に貼りましょう。貼る時は横3cm×縦4cmのサイズに切って、のりを付けて貼ってください。履歴書の書き方〜学歴・職歴欄〜①学歴まずは1行目の中央に「学歴」と明記。2行目から学歴を書いていきますが、最終学歴の1つ前から書くのが原則です。最終学歴とは「最後に卒業した学校」ではなく、「最も高い教育機関」のこと。例えば、大学を卒業してから専門学校に入った場合、大学のほうが教育機関としての水準は高いので、大学の1つ前の学歴から書いていきます。学校名は必ず正式名称で明記。学部や学科、専攻コースまできちんと書いてください。入学・卒業年度は日付と同じ表記(和暦または西暦)で統一します。また、学校を中退した場合は「中退」、在学中の場合は「卒業見込み」と明記しましょう。②職歴学歴の下に1行あけて「職歴」と中央に明記。働いた会社の順番に「入社年度・社名・業種・従業員数・簡潔な仕事内容」と「退社年度・退職理由」を記載します。退職理由が自分都合の場合は「一身上の都合により退職」、解雇で退職した場合は「会社都合により退職」と明記しましょう。また、在職中の場合は「現在に至る」と明記。最後に「以上」と書いて締めくくります。履歴書の書き方〜免許・資格欄〜“免許・資格”は、正式名称が原則。取得年度も正しく記載してください。また、志望する企業で活かせる免許や資格を取得している場合、上位に明記するようにしましょう。免許や資格を取得していない場合は「特になし」と明記します。履歴書の書き方〜志望動機欄〜履歴書の中で、もっとも自己PRできるのが志望動機欄です。どの企業にも使えるような応募理由ではなく、志望する企業について調べ、「自分自身がどんな経験してきたのか」「どういう能力・スキルを持っているのか」「入社後にどんなことがしたいのか」「なにができるのか」などをわかりやすく、具体的に書いていきましょう。<例文>私はこれまでインフラからアプリケーションまで一貫したシステム設計の経験を積んできました。これまで培ってきたノウハウを活かしていくことで、グローバルに事業展開を推進している貴社のお力になれると思い、志望いたしました。英語・日本語を話すことができるので、貴社のグローバル展開をさらに加速させられるよう、事業を牽引していきたいと思っております。<ワンポイントアドバイス>「貴社」と「御社」の違いについて説明します。貴社…履歴書やメールなどの書く時に使います。御社…面接や商談などの話す時に使います。細かい点ですが、しっかりと使い分けることで好印象を与えることができるので覚えておきましょう。履歴書の書き方〜趣味・特技欄〜“趣味・特技”は、面接担当者との会話で話題になることもあります。そのため、「特になし」と記載したり、空欄にするようなことは避けましょう。趣味や特技も仕事に関連することであれば、アピールにつながります。具体的な内容を記載するように心がけてください。また、マイナスな印象を与えるギャンブルや犯罪を連想させる趣味・特技などは記載NGなので注意してください。<例文>趣味はフットサルです。日本人の友人のチームに参加し、日本語でのコミュニケーションを大切にしながら、試合を楽しんでいます。特技はDIY です。モノを組み立てることが好きなので、手を動かしながら、頭を使って様々なモノを作ります。この組み立てて作る作業は、システム開発の場面でも活かされることが多く、役立っています。履歴書の書き方〜本人希望欄・通勤欄・配偶者欄〜①本人希望欄希望職種を明記。勤務地・給与・待遇などは「貴社規定に従います」と明記するのが原則のルールです。②通勤欄会社までの通勤時間と最寄り駅を明記。通勤時間は90分以内が原則となります。また、遠隔地に住んでいたり、これから日本に来る場合は、入社後の転居や支障なく通勤できることも記載します。最寄り駅とは「自宅から1番近い駅」のことです。③配偶者・配偶者の扶養義務欄結婚している外国人の方は配偶者の項目の「有」に丸をつけます。独身の場合は「無」に丸をつけてください。質の高い履歴書を書いて希望の日本企業で働こう!日本独自の“履歴書”に抵抗がある外国人の方々はたくさんいます。ですが、きちんと書き方を学べば、企業の方々に興味を持ってもらえる履歴書を作成することができます。正しい日本語表現、日本のビジネスマナーを守って、質の高い履歴書作成にチャレンジしていきましょう。丁寧に書いた分だけ、希望の日本企業で働けるチャンスが訪れますよ。

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【外国人向け】職務経歴書の書き方(サンプルダウンロード)

英語で職務経歴書の書き方を学びたい方はこちら(English Here!)にお願いします。このページでは、外国人ITエンジニアの転職エージェントであるG Talentが、転職をお考えの外国人ITエンジニアの方々のために、ダウンロードできる日本語の職務経歴書サンプルを用意し、簡単に日本語の職務経歴書が作れる方法をご案内します。転職に必要な2つの書類・履歴書と職務経歴書日本で企業の求人に応募をするときには、一般的には履歴書と職務経歴書という2つの提出書類が必要になります。履歴書(りれきしょ)・・・これまでの経歴(学歴、職歴)や基本情報(名前、生年月日、連絡先など)を伝える書類職務経歴書(しょくむけいれきしょ)・・・これまでの職務経歴(働いた企業や仕事内容、スキルなど)をアピールする書類このページでは職務経歴書サンプルのダウンロードと作成方法のご案内をします。転職活動をする時に、まず最初に乗り越えなければならないのが職務経歴書の作成です。職務経歴書によって、書類選考をされ、面接まで行けるかどうかが決まります。そのため、わかりやすく、そして自分のスキルがPRできる内容にする必要があります。少し難しく感じるかもしれませんが、書き方を理解すれば簡単に作成できますので、これまでの経験や身につけたスキルを振り返りながら作成してみましょう!※履歴書の作り方は以下のページをご覧ください。【外国人向け】履歴書の書き方(フォーマットダウンロード)職務経歴書サンプルのダウンロードまずは職務経歴書のサンプルを以下のボタンからダウンロードをしてください。フォーマットをダウンロード職務経歴書(Template with English guidance).docx※ Word形式のフォーマットになります。ダウンロードが完了しましたら、ファイルを開いてください。これからサンプルに沿って職務経歴書の書き方をご案内します。ITエンジニア向け職務経歴書の書き方職務経歴書を提出する目的は、応募する企業に自分の職務経歴に興味を持ってもらい、面接の機会を獲得することです。その目的を達成するために、まずは職務経歴書を作成するためのポイント4つを理解しましょう。<職務経歴書の作成ポイント>具体的な業務内容を記入すること(抽象的な内容は避ける)成果なども記入すること(アピールをすること)わかりやすいレイアウト(企業側が見やすいこと)記入内容にミスがないこと(特に入社年月や退社年月はミスがないように注意!)そして、今回ダウンロードしたサンプルで職務経歴書を作成する場合、以下の8つの大きな項目に分けられます。<職務経歴書作成の8つの項目>氏名や提出年月日職務要約職務経歴の概要活かせる経験・知識技術スキル職務経歴資格自己PRこの8つの項目に沿って説明をしていきます。①〜⑤(氏名〜技術スキルまで)まずは以下の①〜⑤の箇所を説明いたします。①氏名や提出年月日右上に氏名と作成年月日を記入してください。作成年月日は職務経歴書を提出する日を記入してください。※常に新しい日付に更新するようにしましょう。企業は一番最新の情報を知りたいので、3ヶ月以上前の日付になっている場合などは新しい日付に修正してください。②職務要約あなたのこれまでの職務経歴を簡単な文章で記入をしてください。企業の人事が職務要約を最初に見ることで、あなたの職務経歴をイメージしやすくなります。③職務経歴の概要あなたがこれまで働いてきた会社に関して、新しい社歴(在籍した会社)から順番に入社〜退社の年月、会社名(正式名称)を簡単に記入してください。※履歴書は古い社歴から順番に記載しますが、職務経歴書においては、経験やスキルをアピールするものであるため、一番最近の仕事内容から順番に書いていきます。留学など企業に在籍をしていない期間がある場合、それも記入しておいてください。長い期間企業に在籍をしていない期間があると、企業の人事にマイナスの印象を与える可能性があります。このようなブランク期間がある場合は、必ずここで記入をしておきましょう。④活かせる経験・知識これまでの職歴で得た経験、知識などでアピールしたいものを具体的に記入しましょう。例えば、アピールしたい経験がある場合、その経験した職種だけではなく、年数も入れることで具体的になります。開発経験においても、得意な言語なども入れることで、どのような言語を使った開発が得意かが具体的になります。⑤技術スキルITエンジニアの場合、OS、言語、フレームワーク、ミドルウェア、ツールなど業務で使用するものに対して、どれくらいの実務経験があるかをわかりやすく伝える必要があります。実務レベルが応募した企業にしっかりと伝わるように記入をしましょう。実務経験がなく、自分で学習をしている言語やフレームワークなどは「自己学習」と記入すると良いでしょう。⑥職務経歴次に以下の⑥の箇所を説明いたします。⑥職務経歴職務経歴は一番重要な箇所になります。記入すべき項目とポイントは以下となります。ポイント1、在籍した会社毎に記入をしてください応募した企業が職務経歴書を見て、どのような事業内容や規模の会社で、どのような部署に所属し、どのくらいの期間働いていたかわかるように以下の項目を記入しましょう。そして、“②職務経歴の概要”と同じく、新しい社歴から順番に上から記入をしてください。会社名(正式名称)在籍した会社で働いた期間(入社年月〜退社年月)その会社の事業内容や従業員数所属部署ポイント2、その会社で携わった仕事内容やプロジェクトの内容を記入しましょう応募した企業が職務経歴書を見て、その会社で、どのようなシステムの開発に携わり、どのような役割で、どのような成果を上げたのかわかるように以下の項目を記入しましょう。そして、プロジェクトごとで区分けをして記入してください。プロジェクトベースの仕事でなければ役割や携わったプロダクト毎で区分けをして記入してください。プロジェクト期間(役割の期間)プロジェクトの概要(簡単にわかりやすく)プロジェクト内の業務内容(箇条書き等でわかりやすく)プロジェクト内で自分が上げた成果プロジェクトで担当した開発フェーズ(設計、開発、テストなど)プロジェクト使った環境(言語、フレームワーク、OS、DBなど)プロジェクトの規模と自分の役割成果に関しては、事業やプロジェクトに貢献できたことを記入してください。プロジェクトが問題なく完了すること、システムの性能やパフォーマンスが上がったこと、周囲のメンバーの業務効率を上げたことなど、必ずしも大きい成果だけではなく、小さいことでも構いませんので、何かしら成果を記入してみてください。成果を記入することで、応募する企業側に成果へのコミットメントの高さをアピールすることにも繋がります。⑦資格・⑧自己PR最後に以下の⑦・⑧の箇所を説明いたします。⑦資格応募企業にアピールできる資格を記入してください。ITに関する資格、語学に関する資格などが実務的な観点でアピールできるでしょう。⑧自己PRこれまでの内容ですでに自己PRはできていますので、簡潔な内容で構いません。改めて自分のスキルや経験・能力が、どのように応募企業に貢献できるかを記入しましょう。もし応募する企業への入社意欲が高い場合、自己PRではなく、「志望理由」を熱く記入するのも良いかもしれません。まとめ以上が外国人ITエンジニア向けの職務経歴書の作成方法となります。職務経歴書で面接に行くチャンスも変わってくるため、就職・転職活動を開始する時に必ず準備をしておきましょう。外国人ITエンジニアの方で履歴書や職務経歴書のアドバイスが必要であれば、外国人ITエンジニアの転職エージェント G Talentをご利用ください。

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【外国人向け】履歴書の書き方(フォーマットダウンロード)

英語で日本の履歴書の書き方を学びたい方はこちら(English Here!)にお願いします。このページでは、日本企業へ就職・転職を行う外国人の方々が、外国人用の履歴書フォーマットをダウンロードでき、簡単に履歴書が作れる方法をご案内します。転職に必要な2つの書類・履歴書と職務経歴書日本企業の求人に応募するときには、一般的には履歴書と職務経歴書という2つの提出書類が必要になります。履歴書(りれきしょ)・・・これまでの経歴(学歴、職歴)や基本情報(名前、生年月日、連絡先など)を伝える書類職務経歴書(しょくむけいれきしょ)・・・これまでの職務経歴(働いた企業や仕事内容、スキルなど)をアピールする書類履歴書で簡単に自分の経歴や基本情報を応募した企業に伝え、職務経歴書で職務経験やスキルを応募した企業にアピールすることになります。このページでは履歴書の書き方を学びます。履歴書は日本特有の書類となり、独特の日本語表現を使うところもあります。しかし、書き方を理解すれば簡単に作成できます。このページでは、外国人向けの履歴書フォーマットを作成しておりますので、ダウンロードを行い、そのフォーマットを使って履歴書を作成していきましょう。※職務経歴書の作り方を学びたい方は以下のページをご覧ください。(ITエンジニア向けの職務経歴書です)【外国人向け】職務経歴書の書き方(サンプルダウンロード)履歴書フォーマットのダウンロードまずは履歴書のフォーマットを以下のボタンからダウンロードをしてください。フォーマットをダウンロードrirekisho_format.xlsx – 31 KB※Excel形式のフォーマットになります。ダウンロードが完了しましたら、ファイルを開いてください。これからフォーマットに沿って履歴書の書き方をご案内します。外国人向け履歴書の書き方履歴書は以下の5つの大きな項目に分けられます。基本情報学歴・職歴免許・資格特技・自己PR・通勤時間など本人希望記入欄1、履歴書の書き方・基本情報基本情報を記入する箇所を説明します。上記の番号①〜⑩の番号に沿って書き方を解説します。①履歴書提出日履歴書を提出する日(年/月/日)を記入してください。※作成した日でも大丈夫ですが、3ヶ月以上前の日付になっている場合は新しい日付に修正してください。②氏名氏名は名前を記入する欄です。上部の「ふりがな」には、ひらがなでご自身の名前を入力してください。下部の「氏名」には、英語もしくはカタカナで記入をしてください。※①でふりがなを記入しているので、英語で記入しても問題ありません。中国や韓国出身の方々であれば、漢字で記入してください。姓(Last Name)を最初に記入し、スペースを開けて名(First Name)を記入してください。※このフォーマットはひらがなで「ふりがな」ですが、違うフォーマットの場合はカタカナで「フリガナ」と書かれている場合もあります。その場合は、カタカナで記入をすることになります。③国籍出身国(国籍)を記入してください。④生年月日(年齢)生年月日は、「(Year)年/(Month)月/(Day)日生」という書き方となります。あなたが生まれたYear/Month/Dayを記入してください。※「生」と最後に付いているのは、「生まれた」という意味です。年齢は、「満(Age)歳」という書き方となります。あなたの年齢をAgeに記入してください。※「満」と最初に付いているのは、現時点の年齢という意味です。⑤性別あなたの性別(Gender)を選んでください。男(Male)、女(Female)のどちらかを○で囲んでください。⑥現住所あなたの現在住んでいる住所を記入してください。<日本国内に住んでいる場合>日本国内に住んでいる場合は、できる限り日本語で記入をしてください。日本語の場合は、上部の「ふりがな」には、ひらがなで住所の読み方を入力し、下部の現住所には日本語(漢字やカタカナなど)で記入をしてください。※住所の数字には「ふりがな」は不要です。<海外に住んでいる場合>英語で現在住んでいる住所をご記入ください。上部の「ふりがな」は不要です。⑦電話連絡が取れる電話番号(携帯電話番号など)を記入してください。海外に住んでいる場合は、国番号も付けるようにしてください。⑧メール連絡が取れるメールアドレスを記入してください。⑨連絡先基本的には入力は不要となり、「同上」と記入だけしてください。同上とは、⑥〜⑧で入力した内容と同じという意味です。企業が連絡をする時に、⑥〜⑧で入力した住所、電話、メールアドレスで問題なければ、「同上」とだけ記入してください。もし、⑥〜⑧以外の住所、電話、メールアドレスを連絡先にしたい場合は、⑥〜⑧と違う住所、電話、メールアドレスを記入してください。⑩写真3ヶ月以内に撮影した正面写真(バストアップ写真)の画像を貼りましょう。帽子などは着用せず、あなたの顔が正面からわかる写真を選んでください。日本では、履歴書の写真は一般的にネクタイを着用する写真が好印象を与えます。履歴書用の写真は駅などに設置されている“証明写真機”や写真スタジオで撮影することも可能です。もし、今持っている写真の中で選びたいという場合は、必ず正面を向き、ビジネスシーンでも違和感がない表情で明るいトーンの写真を選んでください。2、履歴書の書き方・学歴/職歴上記の番号①〜②の番号に沿って書き方を解説します。学歴・職歴の欄は、最初に学歴を時系列で記入し、その後に職歴を時系列で記入してください。学歴を記入するときは、最初の行は「学歴」と記入をし、職歴を記入するときは、最初の行は「職歴」と記入をしてください。そうすることで、応募した企業の人事担当者が履歴書を見る時に、どこに学歴や職歴がが書かれているか見やすくなります。①学歴まずは1行目の中央に「学歴」と記入してください。2行目から学歴を書いていきますが、最終学歴の1つ前から書くのが原則です。最終学歴とは「最後に卒業した学校」ではなく、「最も高い教育機関」のことになります。例えば、大卒の方が、大学を卒業してから日本語学校に入学した場合、大学のほうが教育機関としての水準は高いので、大学の1つ前の学歴(高校など)から書いていきます。学校名は必ず正式名称で記入してください。学部や学科、専攻コースまできちんと書いてください。履歴書の情報でビザの取得や入社手続きが進むので、入学年月や卒業年月はミスがないように記入してください。※学校を中退した場合は「中退」、在学中の場合は「卒業見込み」と記入しましょう。②職歴学歴の下に1行あけて中央に「職歴」と記入してください。最初に入社をした会社から順番に以下を記入してください。その会社に入社した年・月会社名(正式名称)所属部署と役職その会社を退社した年・月と退職理由履歴書においては、退職理由は一般的に「一身上の都合により退職」と記入をします。また、現在在職中の会社の場合は「現在に至る」と記入をします。そして、最後に「以上」と書いて完了します。履歴書フォーマットの右上にも学歴・職歴の欄がありますが、これは学歴・職歴がフォーマットの左側で入りきれない場合に、続きを記入するようにしてください。3、免許・資格“免許・資格”は、正式名称が原則になります。取得年度も正しく記載してください。また、志望する企業で活かせる免許や資格を取得している場合は必ず記入するようにしましょう。免許や資格を何も取得していない場合は「特になし」と最初の行に記入してください。4、特技・自己PR・通勤時間など上記の番号①〜③の番号に沿って書き方を解説します。①特技・自己PRなど“特技・自己PRなど”は、面接で話題になることもあります。そのため、「特になし」と記載したり、空欄にするようなことは避けましょう。スキルの詳細なアピールは職務経歴書で行うので、履歴書では簡潔かつ具体的な内容を記載するように心がけてください。また、マイナスな印象を与えるギャンブルや犯罪を連想させる特技などは記載しないように注意してください。②通勤時間自宅から会社までの通勤時間を記入してください。通勤時間が30分の場合、「約30分」、1時間の場合は「約1時間」と記入してください。現在海外に住んでいる方や、国内でも現住所から通勤できない場所に住んでいる場合は記入不要です。③扶養家族(配偶者を除く)・配偶者・配偶者の扶養義務扶養家族とは、自分の収入で養っている家族のことを言い、被扶養者と呼ばれます。履歴書に扶養家族について記載をする理由は、会社が所得税の計算や健康保険などの社会保険の手続きをする際に扶養家族の情報が必要になるからです。“扶養家族(配偶者を除く)”の項目には、配偶者を除いた扶養家族の人数を記入してください。例えば、配偶者1人、子供3人いる場合、子供を自分の収入で養う場合、配偶者はカウントされませんので、“扶養家族(配偶者を除く)”の項目は3人となります。配偶者も自分の収入で養っている場合でも、“扶養家族(配偶者を除く)”の項目に配偶者はカウントされません。もし、子供が3人いる内、すでに1人は社会人として自分で生計を立てている場合は“扶養家族(配偶者を除く)”の項目は2人となります。“配偶者”の項目には、結婚をして配偶者がいる場合は“有”に◯を付けてください。まだ未婚で配偶者がいない場合は“無”に◯を付けてください。“配偶者の扶養義務”の項目には、配偶者を自分の収入で養う場合は“有”に◯を付けてください。配偶者が働いており、すでに働いている会社で社会保険などに入っている場合は“無”に◯を付けてください。もし、配偶者が働いていても、社会保険にはその会社で入っておらず、自分が就職する会社で社会保険に加入する必要がある場合は“有”に◯を付けてください。5、本人希望記入欄希望条件(仕事内容、勤務地、給与など)を記入しますが、一般的には「貴社規定に従います」と明記するのが原則のルールです。ただし、応募をする時点でどうしても譲れない希望条件などあれば記入するようにしてください。面接で直接希望条件は伝えることができますので、出来る限り「貴社規定に従います」と記入するのが望ましいでしょう。まとめ日本独特の“履歴書”ですが、書き方を学べば非常に簡単に作成できます。応募時に履歴書を必要としない企業もたまにありますが、入社手続き時に履歴書が必要となるケースがほとんどなので、就職・転職活動を開始する時に準備をしておきましょう。外国人ITエンジニアの方で履歴書や職務経歴書のアドバイスが必要であれば、外国人ITエンジニアの転職エージェント G Talentをご利用ください。

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【外国人向け】日本で仕事したい!給与が高いプログラム言語を紹介

外国人が日本でITエンジニアとして仕事をする際に、高い給与で働くためにはどうすれば良いのでしょうか?習得するプログラミング言語によって給与水準が異なるので、給与が高いプログラミング言語を選ぶのがおすすめです。この記事では、習得すれば日本で給与が高い仕事ができるプログラミング言語と日本で給与を上げていくための方法について解説します。高い給与のIT企業で働きたい方は、IT業界のグローバル企業が集まる『G Talent』を利用ください。日本で仕事したい!給与が高いプログラム言語を紹介日本でITエンジニアとして高い給与を得るために、習得すべきプログラミング言語は以下の通りです。GoTypeScriptR言語PythonCPerlC#ScalaJavaScript給与が高いプログラム言語①|GoGoはGoogleが開発し2009年に登場した新しい言語であり、Windows、MacOS X、Linux、Android、iOSなどのほとんどのOSに対応しているため人気が高いです。シンプルでバグが混入しにくく、高性能なプログラミング言語だと言えます。注目度が高く人気の言語ですがGoを習得した技術者はまだ少ない状態なので、年収水準は高めです。他言語とまったく文法などが異なるため、学ぶためのコストがかかるというデメリットはあります。しかし、それだけのコストをかける価値がある言語と言えるでしょう。日本でも、LINE、メルカリ、Gunosyなどの大手企業が採用しており、注目度が高まっています。Goの技術者は不足しており、Goを習得すれば転職市場で価値が高まります。Go技術者は年収が高いことでも知られているため、ITエンジニアとして年収アップを目指すならぜひ習得してください。参考:プログラミング言語ランキング!日本で高年収の言語はコレ/G Talent Blog給与が高いプログラム言語②|TypeScriptTypeScriptはJavaScriptを拡張した上位互換のプログラミング言語で、Web系のエンジニアになるなら習得すべき言語です。JavaScriptよりもバグが発生しにくく安全に開発を進められるため、開発効率が上がります。Web系のエンジニアとして1段上のプログラミング言語を身につけることで、給与水準がアップするはずです。TypeScriptは幅広く使われているJavaScriptの拡張言語なので、今後もニーズが高まっていくことが予想されます。JavaScriptで書かれたシステムをTypeScriptに書き換えていく動きも進んでいるため、今後仕事が増えていくでしょう。JavaScriptにプラスして習得することで、Web系開発者としてステップアップが可能です。参考:フロントエンドの開発で必要な言語一覧!JavaScriptだけでなくTypeScriptのスキルも必要?/転職GUIDE給与が高いプログラム言語③|R言語R言語は、機械学習、統計解析、データ分析、データマイニング、グラフィックスなどの分野に適したプログラミング言語です。古くからある統計処理に特化した言語ですが、近年AIの領域が急速に発展したことで再度注目を浴びました。AI分野に活用できるため、データエンジニアやデータアナリストに欠かせない言語です。R言語を習得すれば、今注目を浴びているAIや機械学習、データ分析の分野で活躍できるため、年収アップを目指すなら習得をおすすめします。同じAIの分野に特化した言語として、Pythonもあります。Pythonはディープランニングや機械学習の分野で使われますが、R言語はもともと統計解析の分野のために開発された言語です。R言語は統計の計算やグラフの出力などに使われるため、Pythonよりも汎用性が低いです。また、PythonはWebアプリの開発も可能ですが、R言語はあくまで統計計算に特化しています。ただし、R言語には学習コストが高いという問題もあります。しかし、逆に言えば、習得が難しいため習得すれば技術者として希少価値が高まるということです。R言語を必要としている現場で高収入を得られる可能性も高く、習得すれば仕事の幅も広がるでしょう。参考:R言語とは?できること・特徴はPythonとなにが違う?インストール方法から難易度まで解説/パーソルクロステクノロジー給与が高いプログラム言語④|PythonPythonはAI、ビッグデータ、IoTなどの分野で活躍し、Webアプリ開発などもできる汎用性が高い言語です。習得すればAIや機械学習などを扱う企業で高収入を狙えるでしょう。AIやビッグデータ分析、機械学習などは、今後発展していくことが予想されます。そのため、この分野で年収アップを目指すなら習得をおすすめします。参考:【入門】機械学習に役立つPythonの学習方法 | できることやおすすめサイトも紹介/スキルアップAI給与が高いプログラム言語⑤|CC言語は古くから使われている、非常にメジャーな言語です。基幹システム開発、ソフトウェア開発、組込みシステム開発などの幅広い開発で活躍し、C言語で開発されているシステムは今も多いです。そのため、既存システムの仕様変更やメンテナンスなどの仕事は多く、習得しておくと役立つでしょう。C言語を拡張したオブジェクト指向言語のC++もあります。Webアプリ、組込みシステム、AI開発、ゲーム開発などが可能な汎用性が高い言語です。参考:C言語の需要と将来性は? 特徴について徹底解説/SAMURAI ENGINEER Blog給与が高いプログラム言語⑥|PerlPerlは古くから使われていますが、使いやすくいまだに人気の高い言語です。Web開発やサーバー管理の分野で活躍する言語です。今もPerlで動くシステムは多く、習得しておけばエンジニアとして仕事を得られるでしょう。Perlを習得することで仕事の幅が広がり、年収アップも目指せます。給与が高いプログラム言語⑦|C#C#はMicrosoft社が開発した、Webアプリ、スマホアプリ、ゲーム開発などが可能な汎用的な言語です。最新の言語ではありませんがC#で稼働中の既存システムは多く活躍できる場面が多いので、習得すれば年収アップも可能です。なおC、C++と名前が良く似ていますが、まったくの別物なのでご注意ください。参考:C#(シーシャープ)とは?5つの特徴とできることを紹介/発注ラウンジ給与が高いプログラム言語⑧|ScalaScalaは比較的新しく登場した言語ですが、Javaとの互換性がある高性能な言語です。Javaとの相性が良く、Javaで開発されたシステムは多いため汎用性が高いです。Javaのライブラリの大半を利用できるのも大きな魅力です。また処理が速く、開発効率が良いという特徴もあります。このようにメリットが非常に多いため、習得しておけば年収アップを目指せるでしょう。給与が高いプログラム言語⑨|JavaScriptJavaScriptは、Web画面の動的な動きを構築できるプログラミング言語です。Web系エンジニアになるなら、習得必須の言語と言えるでしょう。WebコンテンツやWebアプリは今後も増え続けていくため、JavaScriptの需要も高まるでしょう。Web系エンジニアとして活躍するなら、必ず習得してください。参考:jQueryへの別れ:現代的な開発のための必須JavaScriptメソッド/Qiita日本で仕事したい!外国人プログラマーが日本で給与を上げていくには?外国人プログラマーが日本で給与を上げていくためには、以下のポイントを行いましょう。平均年収が高いプログラミング言語を学習するプログラミングスキルを上げるひとつのプログラミング言語に固執しすぎないプログラミング以外のITスキル・知識も身につける日本語をある程度学習しておく日本のビジネス文化を調べておく外国人であることを強みにする待遇が良い会社に転職する平均年収が高いプログラミング言語を学習する平均年収が高いプログラミング言語を学習することが大事です。プログラミングの世界では、「人気がある言語=給与が高い言語」ではありません。良く使われている言語、これから発展していく言語、技術者が少なく希少価値が高い言語、これらの条件をいくつも満たす言語が、給与が高い言語です。すでに技術者が多くその言語を習得しているプログラマーが飽和状態になっているのでは、習得しても給与水準を上げることは難しいでしょう。転職市場における価値を良く確認して、習得すべき言語を選ぶことが重要です。参考:バックエンドエンジニアに必要なスキル17選!効率的な勉強方法も紹介/フリーランスのミカタプログラミングスキルを上げる言語について学ぶだけではなく、プログラミングスキルを上げることも重要です。自宅に開発環境を用意して実際に開発してみる、プログラムを動かしてみるなどの訓練をしましょう。スマホアプリをストアにアップして一般の人に使ってもらうのもおすすめです。フレームワークやライブラリ、便利な開発ツールを使いこなすなど、実践的なスキルを身につけましょう。参考:プログラマーとはどんな職業?必要なプログラミングスキル・年収を解説/プロクラひとつのプログラミング言語に固執しすぎないエンジニアとして給与をあげるには、ひとつのプログラミング言語に固執しすぎるのは良くありません。それぞれのプログラミング言語は得意な分野が異なります。また、一時期人気が高かった言語も、いずれは時代遅れになります。そのため、さまざまな言語を必要に応じて習得する癖をつけましょう。参考:2つ以上のプログラミング言語を習得することの重要性/綺麗に死ぬITエンジニアプログラミング以外のITスキル・知識も身につけるプログラミング以外のITスキル・知識も必要です。サーバーやネットワーク環境構築などのインフラ系知識、IoT開発やAI関連の知識など必要に応じて幅広く知識を吸収しましょう。現場によって必要な知識やスキルは異なるので、現場に合った知識・スキルを柔軟に身につけてください。日本語をある程度学習しておく日本語で周りとスムーズにコミュニケーションをとれるようにしておくと、仕事がしやすいです。仕事で困ったことがあったときなどに、すぐに相談できます。日本語力を高めておき、就職後も積極的にコミュニケーションを取ることで実践的な日本語力が身につくでしょう。参考:「やさしい日本語」のポイントを整理。外国人と円滑なコミュニケーションをとろう/せとうち日本のビジネス文化を調べておく日本のビジネス文化をある程度調べておくことをおすすめします。たとえば、挨拶や礼などの日本のマナー、上司や先輩との上下関係、残業が多いなどの日本ならではの仕事の習慣などです。仕事が始まったときにいきなり面食らうより、あらかじめ知っておいた方が対処しやすいでしょう。参考:日本文化の特徴とは?伝統や習慣を学びビジネススキルを高める/TOPPAN BiZ外国人であることを強みにする外国人が日本で仕事を探す際には、外国人であることを強みにすることも大事です。日本企業の中には、グローバルな市場に進出することを考えている企業もあります。そのような企業はグローバルな視点を持つ人材を求めており、外国人であることが強みになるでしょう。また、英語などの外国語が堪能なことも大きな強みです。参考:英語の能力と年収は比例するってホント?/FUN☆TASTIC待遇が良い会社に転職する求人を探す際には、少しでも待遇が良い会社を選びましょう。年収や役職、働き方、有給休暇の取りやすさなど、求人の条件をしっかりと確認することが大事です。外国人を募集している企業を探すなら、外国人向け転職エージェント『G Talent』がおすすめです。外国人向けのIT求人を数多く取り扱っており、外国人のための転職サポートも受けられます。外国人が日本で給与が高い仕事をするにはプログラム言語選びが重要この記事では、習得すれば日本で給与が高い仕事ができるプログラミング言語と日本で給与を上げていくための方法について解説しました。今回紹介した言語を習得すれば、日本で給与アップを狙える可能性が高くなります。外国人ITエンジニアの求人をお探しの方におすすめなのが、外国人ITエンジニア向けの転職エージェント『G Talent』です。200社以上の企業の採用支援や70ヶ国籍以上のエンジニアの転職実績があり、外国人ITエンジニアに必要な転職サポートを受けられます。国籍を問わずフェアな環境で働ける企業のIT求人が豊富なので、あなたに合ったエンジニア求人がきっと見つかるでしょう。まずは、無料登録から始めてみましょう。

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外国人が日本で初めての仕事探しをするなら!注意点と探し方を紹介

外国人が日本で初めて仕事を探す際には、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか?日本ならではの就職事情や日本企業の対応に合わせた就職活動を行えば、有利に進めることが可能です。この記事では、外国人の日本での就職事情や日本で初めての仕事探しをする際の注意点、採用面接の注意点、おすすめの仕事探しの方法について解説します。日本で働きやすい仕事を探したい方は、IT業界のグローバル企業が集まる転職エージェント『G Talent』をご利用ください。まずは日本の就職・採用事情について知ろうまずは、日本での就職・採用事情について知ることからはじめましょう。日本ならではの就職市場や採用について知っておくことで、対応しやすくなります。外国人労働者の需要は高い日本では高齢化が進み、労働人口の不足が深刻化しています。そのため、外国人労働者の需要は高く、外国人が日本で仕事を探しやすい状況です。厚生労働省の外国人雇用状況を見てみましょう。厚生労働省の「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和3年10月末現在)によると、外国人労働者数は以下のとおり増加を続けていることがわかります。上記のグラフを見てわかるとおり、外国人労働者の日本での需要は高まっています。そのため、外国人が日本で仕事を探しやすい状況は、今後も続くと予想できます。新卒一括採用が浸透している日本の就職事情について簡単に見ていきましょう。日本では、学校を卒業して最初に就職した人を「新卒者」、就職した後に転職して採用される人を「中途採用者」というくくりで分けます。企業が「新卒一括採用」を行うのは、日本ならではの風習です。日本では、4月を区切りに学校に入学し、年度が切り替わります。そのため、新卒採用者は4月入社で、中途採用者の採用も年度が切り替わる4月採用の数が多いです。参考:新卒一括採用とは?日本特有の制度ができたきっかけやメリット、デメリット/MarkeTRUNK終身雇用の考えが定着している日本企業では新卒者が経験を積み、そのまま定年までひとつの会社に所属する「終身雇用制度」が一般的でした。勤続年数が長くなるにつれて役職や給与が上がっていく「年功序列制度」が根づいており、若いうちにやめるのは損と言われていたのです。しかし、少子高齢化が進み労働人口が減少していくと、即戦力になる中途採用者の採用が増えていきました。現在、日本企業では慢性的に労働力が不足しているため、比較的中途採用されやすい状況になっています。参考:終身雇用は崩壊?実は約半数の企業が終身雇用。その是非と次の時代への打ち手とは/d's JOURNAL外国人が日本で初めての仕事探しをする際の5つの注意点外国人が日本で初めて仕事を探す場合、5つの注意点が挙げられます。日本で働くためには就労ビザが必要高い日本語力を求められることが多い日本の習慣やマナーを理解しておく必要がある職種によっては経験やスキルを求められる労働条件や職場環境を事前にしっかり確認する日本で働くためには就労ビザが必要日本で働くためには、就労ビザと呼ばれる在留資格が必要です。就労ビザがない場合は、入国管理局に申請する必要があります。申請から発効まで時間がかかるので、就職時期が決まっているなら早めに申請しましょう。日本の学校を卒業した外国人留学生が、日本で就職活動をする場合はビザの変更が必要です。「留学」のビザしか持っていないはずなので、就労ビザに種類を変更しなければなりません。就職先の業務や活動範囲によって申請すべき就労ビザの種類が違うので、正しく申請してください。参考:転職したい/外国人雇用・就労VISAサポートセンター高い日本語力を求められることが多い日本で外国人が働く場合は、高い日本語力を求められることが多いです。多くの企業が必要とする日本語力のレベルは、日本語能力試験(JLPT)のN1~N2レベルと言われています。日本語会話スクールに通ったり通信教育を利用したりして、日本語力を高めておきましょう。ただ、最近は日本企業も社内の公用語を英語にするところが出てきました。企業によっては必ずしも日本語力を求めない場合もあるので、求人内容を確認してみてください。参考:外国人雇用の基本|採用時に確認したい日本語能力や成功事例をご紹介/みんなの採用部日本の習慣やマナーを理解しておく必要がある日本ならではの、企業の習慣やマナーを理解しておきましょう。日本は、マナーを大事にする国です。挨拶や礼を欠かさず、「お疲れ様です」などの言葉をしっかりと伝えるようにしましょう。また、上司や先輩社員などの上下関係が重視され、海外のようなフランクな対応はあまり好まれません。残業を進んでやる人が多いなど、日本ならではの風潮もあります。このような、日本ならではの習慣やマナーをある程度理解しておくと良いでしょう。参考:日本は異常?外国人が覚えておきたい日本のビジネスマナーとその考え方について[グローバル2]/Fellowship職種によっては経験やスキルを求められる職種によっては、経験やスキルを求められることがあります。特に技術系の職種では、スキルが重視されます。IT系の職業などはプログラミングスキルやIT知識などが求められるので、ある程度の知識やスキルを学んでおくと有利です。参考:プログラミング系のおすすめ資格12選|資格の必要性や取得するメリットなども解説/生涯学習のユーキャン労働条件や職場環境を事前にしっかり確認する就職する前に、労働条件や職場環境を事前にしっかりと確認しましょう。求人情報に細かい条件が書いていない場合は、要注意です。交通費が出ない、休みが少ないなどの場合もあるかもしれません。面接などで詳しく確認しても明確に答えがない場合は誠実な会社とは言えないので、要注意です。外国人が日本で初めての採用面接を受ける際の3つの注意点ここからは、外国人が日本で初めての採用面接を受ける際の注意点についてご説明します。提出する履歴書のフォーマットが決まっている面接時は基本的にリクルートスーツ着用面接時間の5~10分前に受付を済ませる必要がある提出する履歴書のフォーマットが決まっている企業に提出する履歴書は、日本全国共通である程度フォーマットが決まっています。紙媒体の履歴書は文具店などに売っていますし、ネットでフォーマットをダウンロードすることが可能です。受ける企業の数だけ履歴書が必要なので、手書きはおすすめできません。ネットでダウンロードするか、転職サイトや転職エージェントで応募する際に作る履歴書を利用しましょう。履歴書を書く際の決まりもあるので、フォーマットについている記入例をよく読んで記載してください。また、顔写真は履歴書のなかで自分の姿を伝える重要な要素なので、写真館などで綺麗に撮ってもらうことをおすすめします。参考:外国人エンジニア向け!履歴書・職務経歴書の書き方/GitTap面接時は基本的にリクルートスーツ着用面接の際は、基本的にはリクルートスーツを着用します。リクルートスーツは、男性も女性も黒や紺のスーツです。男性は派手ながらのネクタイは避けてシンプルな柄を選び、ワイシャツは白です。女性のブラウスは白や淡い色、ストッキングはベージュなどのシンプルなもの、黒か紺のかかとの低いパンプス、ナチュラルメイクを心がけましょう。男女とも髪形は清潔に整えて前髪や横髪が顔にかからないようにし、女性は長い髪の場合にはしっかりと束ねておいてください。日本ならではの風習なので、準備が面倒と思うかもしれません。しかし、第一印象は非常に大事なので、リクルートスーツを用意しておきましょう。スーツ売り場でリクルートスーツが欲しい旨を店員に伝えれば教えてくれるので聞いてみてください。参考:転職活動はビジネススーツで!リクルートスーツとの違いも解説/ルートテック面接時間の5~10分前に受付を済ませる必要がある面接を受ける際には、面接時間の5~10分前に「受付」を済ませましょう。また、早く着きすぎてもいけません。5~10分前に、受付で「今日面接を受ける○○です」と名乗ることが大事です。外国人が日本で初めての仕事探しをするなら!おすすめの5つの方法外国人が日本で初めて仕事探しをする際の、おすすめの5つの方法をご紹介します。外国人向けの求人サイト・エージェントを利用する希望職種に特化した求人サイト・エージェントを利用する外国人雇用サービスセンターで相談する企業のインターンシップに参加する合同企業説明会・セミナーに参加する外国人向けの求人サイト・エージェントを利用する外国人が日本で良い求人を探すなら、外国人向けの求人サイトやエージェントを利用するのがもっともおすすめです。外国人向けの求人が多数登録されており、外国人が仕事を探す際に役立つサポートなども受けられます。おすすめの外国人ITエンジニア向けの転職エージェントは、『G Talent 』です。外国人ITエンジニアに特化した転職サポートを行っているので、良い求人が見つかる確率が高くなります。外国人ならではの就職の悩みなども相談に乗ってくれるのもポイントです。求人サイトを利用したい場合は、グローバル×IT求人に特化した『GitTap』がおすすめです。外国人向けIT求人が多数登録されており、多くの求人のなかから優良求人を探せます。希望職種に特化した求人サイト・エージェントを利用する求人サイトやエージェントは、さまざまな種類があります。営業職などの職種特化型、介護業界やIT業界などの業界特化型、20代向け、ハイクラス向けなどそれぞれの年齢や年収水準に強みを持つタイプなどです。そのなかから自分に合った求人サイトやエージェントを利用することで、希望条件にマッチした求人が見つかりやすいでしょう。参考:自分にぴったり合った転職サイトで転職活動を効率よく行おう!/イーキャリアFA外国人雇用サービスセンターで相談する外国人雇用サービスセンターは、ハローワーク内にある外国人専用の支援施設です。在留資格を持つ外国人や外国人留学生なら、就職情報の閲覧や就職相談などができます。日本での就職や転職に不安を感じている場合は、ぜひご利用ください。参考:日本で仕事を探している外国人必見!相談することができる5つの場所[グローバル2]/Fellowship企業のインターンシップに参加する外国人留学生なら、企業のインターンシップに参加する方法もあります。インターンシップでは企業で短期間仕事を経験することができ、どのような仕事なのか自分に合っているかなどがわかります。企業側としても、採用する相手と一緒に働いて適性や人柄を見極められるため、積極的に実施している企業も多いです。参考:留学生インターンシップ制度のご案内/東京外国人雇用サービスセンター合同企業説明会・セミナーに参加する外国人留学生向けですが、外国人留学生向け採用イベントを利用するのも良いでしょう。業界や職種、地域ごとなどに合同企業説明会やセミナーなどが開催されることがあるので、目当ての説明会やセミナーに参加してみてください。一度に多くの企業の話を聞けるので、就職活動のはじめの段階で参加しておくと多くの企業情報を得られておすすめです。注意点を把握して日本で初めての仕事探しを成功させようこの記事では、外国人の日本での就職事情や日本で初めての仕事探しをする際の注意点、採用面接の注意点、おすすめの仕事探しの方法について解説しました。外国人が日本で仕事を探す際の注意点や仕事探しの方法についてわかっていただけたと思います。外国人の方がITエンジニアの求人を探す場合におすすめなのが、外国人ITエンジニア向けの転職エージェント『G Talent』です。200社以上の企業の採用支援や70ヶ国籍以上のエンジニアの転職実績が豊富な転職エージェントなので、安心して利用できるでしょう。国籍を問わずフェアな環境で働ける企業のIT求人が豊富なので、あなたに合った求人がきっと見つかります。まずは、無料登録から始めてみましょう。