日本企業でフロントエンドエンジニアとして活躍するためには、日本企業でニーズがあるプログラミング言語の習得が必要です。開発言語以外にも、日本で働く際に役立つ知識も知っておくと、日本でニーズがあるエンジニアとして転職活動がスムーズになります。
本記事では、日本企業でニーズがある開発言語やフレームワーク、日本で働くために知っておきたい知識について解説します。日本で自分にあった仕事を見つけたい方は、IT業界のグローバル企業が集まる転職エージェントの『G Talent』の利用がおすすめです。
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日本企業でニーズがあるフロントエンド開発の言語
日本企業でフロントエンドエンジニアとして活躍するために、習得しておくべきニーズがある言語には以下の3つが挙げられます。
- 日本企業でニーズがあるフロントエンド言語①|HTML
- 日本企業でニーズがあるフロントエンド言語②|CSS
- 日本企業でニーズがあるフロントエンド言語③|JavaScript
日本企業でニーズがあるフロントエンド言語①|HTML
HTMLはWeb系開発に必須と言える言語なので、日本企業だけでなくフロントエンドエンジニアとして働く際は必ず習得しておきましょう。現在のHTMLの最新バージョンはHTML5です。
Web画面の文章や画像の構成などを作っていくために必要な言語で、Web系開発のフロントエンドエンジニアは必ず使います。実際にコーディングをしない場合も、画面のソースを見て内容を検証したり改善したりするなどHTMLの知識が必要になるケースがあります。フロントエンド開発には、なくてはならないニーズがある言語の一つです。
参考:フロントエンジニアに必要な言語とは?フレームワークやライブラリについてもご紹介/パーソルクロステクノロジー
日本企業でニーズがあるフロントエンド言語②|CSS
CSSはスタイルシートとも呼ばれる、HTMLとセットで使われる言語です。文字のフォントや色などを指定するために必要であり、HTMLの習得がマストのフロントエンドエンジニアにとってCSSの習得も必須です。
実際にソースを開発することがない場合も、Webサイト開発やWebアプリ開発に携わるならソースを見ることもあります。そのため、構造や文法などについて知っておくことをおすすめします。HTMLと合わせて、Web系開発でのニーズがある言語です。
参考:フロントエンド言語とは?フレームワークやライブラリについても解説/トライコーンラボ
日本企業でニーズがあるフロントエンド言語③|JavaScript
JavaScriptは、Webページの動的な動きを開発する言語です。近年では画面の動きが多く複雑なWebサイトやWebアプリが増えているため、JavaScriptはフロントエンドエンジニアに必須のスキルと言えます。
ニーズがあるJavaScriptは進化を続けており、JavaScriptを拡張した上位互換の言語のTypeScriptなども登場しています。高度な画面開発ができる知識を身につけていくことで、日本企業で活躍できるフロントエンドエンジニアになれるでしょう。
参考:JSが苦手なフロントエンドエンジニアが語る 「JavaScriptと仲良くなるための基本の「き」」/PLAN-B
ニーズがあるエンジニアになるために習得したいフロントエンド言語
上記で紹介した日本企業にニーズがあるフロントエンド開発の言語は、どれも基本的なものばかりです。これらの言語は知っていて当たり前であり、日本企業でニーズがあるエンジニアとして活躍するためには進化した上位互換の言語を習得しておく必要があります。
フロントエンドエンジニアとしておさえておくべきニーズがある上位互換言語には、TypeScriptが挙げられます。TypeScriptとは、Microsoft社が開発したJavaScriptの拡張言語です。型宣言を行うタイプの言語であり、ソースのコンパイル時のエラーを未然に防げるというメリットがあります。そのため、JavaScriptに比べてバグの発生を抑えることができ、効率良く開発できるのが特徴です。
現在、JavaScriptのコードをより安全に開発できるTypeScriptに書き換えている企業が増えています。フロントエンドエンジニアとしてTypeScriptを習得しておけば、扱える仕事が増えニーズがあるエンジニアとして活躍できるでしょう。
参考:フロントエンドの開発で必要な言語一覧!JavaScriptだけでなくTypeScriptのスキルも必要?/転職GUIDE
フロントエンド開発を極めるならフレームワークのスキルも重要
日本でフロントエンド開発を極めるためには、言語だけでなくフレームワークも身につける必要があります。フレームワークとは、すでにできあがったソースのまとまりです。
たとえば、ログイン認証や決済機能などはWeb系開発に良く使われる機能ですが、このような機能を再利用しやすい形でまとめる役割があります。フレームワークとしてできあがっているものを流用すれば、効率良く開発できるメリットがあります。
フレームワークはすでに品質担保が保たれているので、うまく活用すれば素早く高品質なプログラム開発が可能です。ここからは、フロントエンド開発でニーズがある、フレームワークを5つ紹介していきます。
- フロントエンド開発でニーズがあるフレームワーク①|jQuery
- フロントエンド開発でニーズがあるフレームワーク②|React.js
- フロントエンド開発でニーズがあるフレームワーク③|Vue.js
- フロントエンド開発でニーズがあるフレームワーク④|AngularJS
- フロントエンド開発でニーズがあるフレームワーク⑤|Bootstrap
それぞれについて解説していきます。
フロントエンド開発でニーズがあるフレームワーク①|jQuery
jQueryは、JavaScript用のライブラリです。ライブラリとはフレームワークと良く似た役割であり、フレームワークが枠組みであるのに対しライブラリは部品として部分的に活用することができます。
jQueryを活用すればWebブラウザ用のコードを簡単に実装でき、初心者も使いやすい設計になっているのが特徴です。多くのWeb制作現場で導入されているため、日本企業でフロントエンドエンジニアとして活躍するなら押さえておきましょう。
ただし、アニメーションなどを簡単に実装できる反面、動作が重たいというデメリットもあります。登場してから多くの機能が追加されたため、動作が重く使いづらい場合があるという点に注意しましょう。
参考:jQueryは終わったのか論争を、終わらせにきました。/TOMORROW GATE
フロントエンド開発でニーズがあるフレームワーク②|React.js
React.jsは、jQueryと同じJavaScript用のライブラリです。Facebookやそのコミュニティに開発されたライブラリで、主にUIパーツを構築するために使われています。多くの日本企業で採用されているため、日本企業でフロントエンドエンジニアとして活躍するなら習得がおすすめです。
ソースを管理しやすいように設計されており、複雑な設計になりがちな大規模開発に適しています。ただし、資料は英語のものが多いので、必要な情報を集めるためには高い英語力が必要です。その点では、外国人エンジニアが使いやすいライブラリと言えるでしょう。
参考:React.jsとは?基本情報からメリットに至るまで詳しく紹介/発注ラウンジ
フロントエンド開発でニーズがあるフレームワーク③|Vue.js
Vue.jsは、UIを構築するためのJavaScriptのフレームワークのひとつです。プログレッシブ・フレームワークという概念のもとで設計されており、システムが後に段階的に機能追加される場合も対応しやすい特徴があります。
Webシステムは一度開発したらそれで終わりではなく、クライアントやエンドユーザーの要望に対応した機能追加が何度も行われることがあります。そのような場合、開発当初に導入したフレームワークでは対応しきれなくなることがありますが、Vue.jsなら問題なく拡張できます。それを可能にしたのが、プログレッシブ・フレームワークという概念です。
参考:Vue.jsについて学習してみた <基礎編>/ラクスエンジニアブログ
フロントエンド開発でニーズがあるフレームワーク④|AngularJS
AngularJSは、Googleやそのコミュニティに開発されている、MVW(Model-View-Whatever)のフレームワークです。AngularJSを使うことで、複雑なWeb系アプリのフロントエンド開発を効率良く進められます。特に、業務系アプリやCRUD系アプリに適しているフレームワークです。
フロントエンド開発でニーズがあるフレームワーク⑤|Bootstrap
BootstrapはWebフレームワークで、HTML/CSS、JavaScriptで構成されています。フォームやボタンなどの良く使う機能が含まれており、Webサイトのデザインテンプレートも含まれているのが特徴です。Bootstrapを活用すれば、HTML/CSSやJavaScriptなどのプログラミング言語やデザインスキルなどがなくても、デザイン性の高いWebサイトを構築できるでしょう。
BootstrapにはAngularJSと連携できるもの、WordPress用に開発されたものなど、いくつかの種類があります。働く日本企業の種類に合わせて、習得するのをおすすめします。
参考:Web用フレームワーク「Bootstrap」について徹底解説/R-Stone
フロントエンド開発に必要な、言語以外の3つの知識
日本企業でフロントエンドエンジニアとして活躍していくためには、プログラミング言語やフレームワーク、ライブラリなどの知識だけでは不十分です。ここでは、言語以外に身につけておけば役立つ知識についてご説明します。
- UI / UXデザインの知識
- Webマーケティング(SEO)の知識
- バックエンドエンジニアの知識
開発言語やフレームワークだけでなく、これらの仕事に役立つ知識を身につけておけば、転職後もスムーズに開発現場に入れるでしょう。
UI / UXデザインの知識
HTML/CSSやJavaScriptを使ってWebサイトを構築できるだけでは、ユーザーが使いやすいサイトを開発できません。ユーザーが使いやすいデザインを構築するためのUIデザインのスキル、ユーザーの顧客体験を向上させるためのUXデザインのスキルも必要です。どちらも専門的に学べばフロントエンドエンジニアとして必ず役立つでしょう。
ただ、知識や技術を勉強するだけでは、直接業務に役立てることは難しいかもしれません。知識や技術を得たうえで、業務経験を積むことで実践的なスキルを得られるでしょう。就職や転職を果たした後も、日々UIスキルやUXスキルを磨いていくことが大事です。
また、最近はWebサイトやWebアプリをパソコンで見るだけではなく、タブレットやスマホなどのさまざまなデバイスを使って利用することが増えました。そのため、多くのデバイスに対応するためのデザイン知識である「レスポンシブデザイン」の知識も意識して身につけておくことが大事です。
参考:レスポンシブWebデザインとは?基本知識から作り方まで詳しく解説!/NIJIBOX BLOG
Webマーケティング(SEO)の知識
多くのユーザーに見てもらえるWebサイトやWebアプリを構築するためには、ただコンテンツを良くしていくだけでは足りません。Webマーケティング知識として、SEO対策について知っておく必要があります。
SEO対策とは、Google検索やYahoo!検索などの検索エンジンでキーワード検索したとき、Webサイトが検索結果の上位に出てくるようにするものです。SEO対策には優れたコンテンツのサイトを構築するだけでなく、タグの構成、適切なキーワードの使用、リンクの改善などのいくつもの対応が必要です。
SEO対策を行うためには専門知識が必要で、とても地味な作業を続けなければなりません。すぐに効果が出るわけではなく、対策をすれば必ず効果を得られるものでもないため、非常に難しいです。SEO対策の知識や経験も積んでいくことで、優れたフロントエンジニアになれるでしょう。
参考:【2024年版】SEOとは?基本と初めにやるべき具体策5つをわかりやすく解説/SATORI
バックエンドエンジニアの知識
フロントエンドエンジニアとして活躍するためには、フロントエンド開発以外の知識も必要です。もっとも重要なのが、フロントエンドと一緒に開発を進めるバックエンド開発のための知識です。
WebサイトやWebアプリを開発するためにはフロントエンド側とバックエンド側の両方が必要で、それぞれのシステムを最終的には結合させて使います。しかし、それぞれのエンジニアがお互いのシステムのことを知らずに開発を進めると、システムの結合がうまくいかなくなってしまいます。
そうなることを防ぐために、フロンドエンドとバックエンドのどちらも知っているエンジニアが必要です。WebサイトやWebアプリの開発の全体像を知っているエンジニアがいれば、スムーズに開発が進むでしょう。
ニーズがあるフロントエンド開発の言語をおさえて、エンジニアとして活躍しよう
本記事では、日本企業でニーズがある開発言語とフレームワーク、必要な知識について解説しました。日本企業でニーズがあるフロントエンド開発言語やフレームワーク・ライブラリを使いこなせるようにしておくと、転職活動を有利に進められるでしょう。また、プログラミング言語やフレームワーク・ライブラリ以外にも、身につけておくと役立つ知識について勉強しておくことをおすすめします。
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