外国人が日本で二回目の転職をする際の注意点は?必要な手続きも紹介

外国人であっても、日本で二回目の転職をすることは可能です。しかし、二回目の転職をする場合は在留資格などの申請手続きなどさまざまな点で注意しなければいけません。

この記事では、外国人が二回目の転職で注意すべき点や二回目の転職をする流れ、必要な手続きなどについて解説していきます。二回目の転職の仕事探しは、グローバル企業が集まる転職エージェントの『G Talentがおすすめです。

外国人でも日本で二回目の転職は可能?

転職を悩んでいる女性

外国人でも、日本で二回目の転職をすることは可能です。日本は終身雇用や年功序列が一般的と考える人も多いかもしれませんが、近年では二回目以降の転職をする人も多くなっています。転職市場は活発で転職者が増えており、日本では人手不足が続いているため外国人の労働力が必要とされているのです。

むしろ、外国語が使えることやコミュニケーション能力の高さなど外国人であることを強みにして、転職活動を有利に進めていくことも可能です。日本の転職活動の流れや企業の考え方などを理解して、有利に転職活動を進めていきましょう。

参考:日本で転職したい外国人が知っておくべき日本の転職活動の流れと注意点[グローバル2]/Fellowship

外国人が二回目の転職で注意すべき年齢別のアピールポイント

外国人が日本で転職する場合、年齢によってアピールポイントは異なります。

20代で二回目の転職の場合|若さや柔軟性が武器になる

若い男女が並んだ画像

20代で二回目の転職をする場合は、若さや柔軟性が武器になります。若いと職場に順応しやすく、柔軟性があることで上司や先輩社員の教えに素直に従えることが期待されるのです。企業としては、若い人材を得て社員教育を施し、職場に早く順応してくれる戦力を必要としています。そのため、20代では若さや柔軟性を武器にすれば、採用されやすいでしょう。

参考:20代は若さを武器にチャレンジ。PRフリーランスとして幅広く活躍する大鋸佳輝/U-29

30代で二回目の転職の場合|スキルや経験が武器になる

30代になると、スキルや経験が必要とされます。20代の頃のように最初から教育していくのではなく、現場ですぐに活躍できる即戦力が求められるのです。そのため、過去の経験から得たスキルや業務経験などをアピールしましょう。直接アピールできるスキルや経験がない場合にも、コミュニケーションスキルやリーダー経験、語学力などをアピールできます。

参考:転職に求められるスキルとキャリア|年代別に解説/LHH転職エージェント

外国人が日本で二回目の転職をする際の6つの注意点

指を立てた男性

外国人が日本で二回目の転職をする際に注意すべき6つの注意点は以下の通りです。

  • 現在の仕事を続けながら転職活動をする
  • 転職先を慎重に選ぶ
  • 転職スパンが短いと不利となりやすい
  • 働いていない期間が長いと不利となりやすい
  • 日本企業では日本語力を求められることが多い
  • 退職理由はポジティブに伝える

現在の仕事を続けながら転職活動をする

仕事を辞めてしまうと収入が途絶えてしまうので、次の仕事を早く見つけなければならないという焦りが生まれます。そのため、条件は良くない求人を選んでしまうことも多く、結果として良い転職ができないことが多いです。

そのため、基本的には現在の仕事を辞めずに、気持ちに余裕を持った状態で良い条件の求人を探すことをおすすめします。

参考:働きながら転職活動するのは無理?メリット・デメリットや成功のコツを紹介/ハタラクティブ

転職先を慎重に選ぶ

金髪の女性が面接を受けているシーン

転職先は慎重に選びましょう。安易に転職してしまい転職先の人間関係や労働条件が合わず、すぐにまた転職してしまうということも起こります。転職を繰り返しすぎると、長続きしない人としてみなされるかもしれません。仕事内容、給与水準、通勤時間などをじっくりと検討し、自分に合った転職先を選びましょう。

参考:転職回数が多いと不利になる?転職は何回までOKなのか解説/コエテコキャリア

転職スパンが短いと不利となりやすい

短期間で転職を繰り返すと、履歴書上でそれが一目でわかってしまいます。企業はそのような履歴書を見ると、仕事が長続きしない何か問題があるのではないかと警戒しがちです。また転職を繰り返すと経験を積めない、スキルが身につかないなどのデメリットがあるため、自分に合った転職先を慎重に選びましょう。

参考:1年未満の転職は不利になる?退職したほうがいい人の特徴・転職を成功させるコツを解説/R-Stone

働いていない期間長いと不利となりやすい

働いていない空白期間が長いと、企業側から「この人には何か問題があるのではないか」と敬遠されてしまう可能性があり不利になることもあります。そのため、なるべく空白期間を作らないようにしましょう。

転職活動を始める前に仕事を辞めてしまうと、空白期間ができてしまいます。空白期間があっても問題ないケースもありますが、不利にならないとも限らないため、なるべく仕事を辞めずに転職活動をすることをおすすめします。

参考:転職活動において「無職期間」は不利なのか?採用担当者の見解を解説。/ミライのお仕事

日本企業では日本語力を求められることが多い

ひらがなを学習しているシーン

日本企業では、仕事に日本語力を求められることが多いです。そのため、日本語の読み書き能力と対話能力を磨いておく必要があります。

「日本語能力試験(JLPT)」、「BJTビジネス日本語能力テスト」、「標準ビジネス日本語テスト」などである程度点数を取得しておくのも良いでしょう。日本語スクールなどに通って日本語力をつけておくのもおすすめの方法です。

参考:日本語能力試験(JLPT)とBJTビジネス日本語能力テスト/外国人の日本語レベルのチェックの仕方/MTIC

退職理由はポジティブに伝える

退職理由は転職面接で聞かれることが多いですが、ネガティブな理由であってもポジティブに伝えることがおすすめです。たとえば、給料が安すぎた場合は給与アップを狙った、休みが取れないなど待遇が悪すぎた場合は働き方を変えたかったなどと伝えましょう。

なお、人間関係が良くないことが原因で転職した場合は、ストレートに言わない方がベターです。伝える場合でも、風通しが良く意見を言いやすい職場に変えたかったなどポジティブに表現しましょう。

参考:転職面接で「退職理由」をポジティブに言い換えるには?/JAC Recruitment

外国人が日本で二回目の転職をする流れ

ステップのイメージ

外国人が日本で二回目の転職をする際の流れは、以下のとおりです。

  1. 転職の目的をはっきりさせ、希望条件をリストアップする
  2. 希望条件に合った転職先の候補を探す
  3. 転職先候補の企業に応募して、書類選考や面接を受ける
  4. 内定をもらったら、現在の勤務先に退職の意思を伝える
  5. 現在の勤務先で引き継ぎ作業を行い、退職する
  6. 新しい勤務先で働き始める

意外と大事なのが、最初の「転職の目的をはっきりさせる」ということです。目的が決まらないと希望条件が定まらず、転職先も決まりません。最初に何のために転職するかをはっきりさせることで、転職活動の内容が具体化するでしょう。

参考:転職の目的を明確化する理由は?メリットや起こり得るリスクを解説/R-Stone

外国人が日本で二回目の転職をするなら!おすすめの求人の探し方

会議をする外国人

外国人が日本で二回目の転職をする際に、おすすめの求人の探し方は以下の通りです。

  • 外国人向けの転職サイト・エージェントを活用する
  • 希望職種に特化した転職サイト・エージェントを活用する

外国人向けの転職サイト・エージェントを活用する

外国人向けの転職サイトや転職エージェントを活用しましょう。外国人が転職したいなら、外国人の転職に特化したサイトやエージェントがぴったりです。外国人の転職実績がある、外国人向けのサポートを得られるなど、外国人が転職する際に役立つでしょう。

もっともおすすめなのが、外国人ITエンジニア向けの転職エージェント「G Talent」です。外国人の転職実績が豊富で、外国人向けの転職サポートも得られます。外国人向けの求人が豊富なので、ぴったりの求人が見つかるでしょう。

希望職種に特化した転職サイト・エージェントを活用する

転職サイトや転職エージェントにはさまざまな種類のものが存在します。IT系や医療系などの特定の業界向け、営業系など特定の職種向け、すべての業界や職種に対応したものなどがあり、適したタイプを選ぶ必要があります。

希望職種や業種に特化した転職サイト・エージェントを活用することで、自分に合った求人を見つけやすくなります。

外国人が日本で二回目の転職した場合に必要な手続き

辞表の画像

外国人が日本で二回目の転職した場合に必要な手続きについてまとめました。転職時に手続きを忘れないよう、各項目をチェックしながらご参考ください。

  • 在留資格変更許可申請
  • 所属機関等に関する届出手続
  • 社会保険の手続き
  • 住民税の手続き
  • 源泉徴収票の提出

在留資格変更許可申請

外国人が日本で就労するためには、就労ビザと呼ばれる在留資格が必要です。在留資格にはいくつかの種類があり、それぞれ活動範囲が定められています。転職する際には活動範囲が変わる可能性があるため、転職先の業務に合った在留資格に変更が必要な可能性があります。

転職先と在留資格の種類が合っているかを申請者が判断するのは難しいので、転職時に就労資格証明書交付申請を行うことをおすすめです。申請すると、転職先の業務内容と在留資格が合っているか確認してもらえます。就労資格証明書交付申請は転職時に必須の申請ではありませんが、申請しておくと転職先と在留資格の不一致を防げるため安心です。

参考:転職したい/外国人雇用・就労VISAサポートセンター

所属機関等に関する届出手続

雇用関係や婚姻関係などが在留資格の基礎になっている「中長期滞留者」の方は、転職する際に「所属機関等に関する届出手続」が必要です。出入国在留管理長官に届出を行いましょう。「出入国在留管理庁電子届出システム」でインターネットによる届出も可能です。

参考:所属機関等に関する届出・所属機関による届出Q&A/出入国在留管理庁

社会保険の手続き

会社の社会保険に加入していた場合、会社が変わると社会保険も変わります。社会保険の手続きについては基本的に会社が行いますが、健康保険証を返却する、年金手帳を前の職場から受け取って転職先に提出するなどの手続きがあります。

次の会社で社会保険に加入せず国民年金や国民健康保険に加入する場合は、自分で手続きが必要です。お住まいの地域の自治体窓口で確認しましょう。

参考:【社労士監修】転職・退職時の保険証切り替え手続きとは?/リクルートダイレクトスカウト

住民税の手続き

住民税を給与から天引きして納付していた場合、転職した日から年末までの住民税の支払い方法を決める必要があります。通常は新しい勤務先でそのまま継続して納めることになりますが、どうするかは前の職場と転職先の職場に相談してみてください。年末までに次の転職先が決まらない場合は自分で納付する必要があるので、お住まいの地域の自治体窓口で確認しましょう。

参考:転職後の住民税の手続きまとめ/Money Forward

源泉徴収票の提出

前の職場を退職する際に、源泉徴収票を職場から受け取ります。源泉徴収票は各種手続きに必要な場合があるので、忘れずに受け取りましょう。

参考:外国人社員の書類退職手続きとは?|人事向け/ミャンマー・ユニティー

注意点を押さえて日本での二回目の転職を成功させよう

この記事では、二回目の転職で注意すべき点、外国人が二回目の転職をする流れ、必要な手続きなどについて解説しました。転職活動を有利に進めるための注意点に留意しておけば、良い求人を見つけられるでしょう。

外国人向けITエンジニアの求人をお探しの方におすすめなのが、外国人ITエンジニア向けの転職エージェント『G Talent』です。国内に住む外国人エンジニアのための転職サイトで、200社以上の企業の採用支援や70ヶ国籍以上のエンジニアの転職実績があります。国籍を問わずフェアな環境で働ける企業のIT求人が豊富なので、あなたに合った求人がきっと見つかるはずです。気になる方は、まずは無料登録から始めてみましょう。