キャリア開発

多様化するエンジニアのキャリアパス。日本で成功するには?

エンジニアとして活躍する外国人のみなさんにとって、日本で自分自身のキャリアをどう描いていけるかはとても気になるでしょう。近年、エンジニアのキャリアパスは多様化しています。そこで本記事では、従来のキャリアパスから現在のキャリアパスへの変化、そして日本で成功を掴むための方法などを解説。今はまだ漠然としているキャリアパスを鮮明に描けるような情報をお届けします。エンジニアのキャリアパスの変化java、JavaScript、Perl、PHP、Objective-Cをはじめ、新しいプログラミング言語でのシステム開発、開発したシステムに関連する技術など、より専門的で細分化されたIT技術が求められるようになってきました。その動きに比例するようにニーズに対応していくためエンジニアの役割も多様化しています。結果として、エンジニアのキャリアパスも多様化、複雑化。将来を描きにくくなっている方も多いのではないでしょうか。とは言え、プログラミング言語は世界共通。スキルと経験があれば日本でも世界でも理想のキャリアパスを実現することができます。この記事では、どのようにキャリアパスが多様化してきたのか、「今までのエンジニアキャリアパス」と「現在のエンジニアキャリアパス」を比較しながら、解説していきます。今までのエンジニアキャリアパスとはPG(プログラマー)▼SE(システムエンジニア)▼PL(プロジェクトリーダー)▼PM(プロジェクトマネージャー)上記が従来の一般的なエンジニアキャリアパスです。以前はPG (プログラマー)としてキャリアをスタートさせて、経験を積み重ねながらキャリアを歩んでいきました。このキャリアパスの形が近年では下記のように変化を遂げています。現在のエンジニアキャリアパスとはPG(プログラマー)▼PM (プロジェクトマネージャー)▼ITコンサルタント▼ITアーキテクト▼ITスペシャリスト上記が現在主流となっているエンジニアキャリアパスです。この他にも「フルスタックエンジニア」といった専門分野に精通するエンジニアや「CTO」と言われるトップエンジニアへのキャリアパスも目指せるようになり、キャリアに応じた多様な道が現れてきています。そして、今後のIT技術の発展によって、日本ではさらにキャリアパスは多様化すると考えられています。エンジニアの多様なキャリアを紹介新しいプログラミング言語の登場、新しい情報システムの開発など、目まぐるしくIT技術が変わるIT業界において、常に新しい専門技術者が誕生しています。そこで、多様なキャリアパスを描いていくために、エンジニアの各専門職について紹介します。【今までの主流だったキャリアパスの各専門職】PG(プログラマー)プログラマーは、システムエンジニアが設計したシステムに対して、java、JavaScript、Perl、PHP、Objective-Cなどの必要なプログラミング言語を使用して作業を行う技術者です。SE(システムエンジニア)システムエンジニアは、クライアントがどのようなシステムを求めているかをヒアリングから正確に把握し、プログラマーに的確な指示を出して、最適な仕様のシステム開発を行う技術者です。PL(プロジェクトリーダー)プロジェクトリーダーは、システム開発などのプロジェクトを遂行するための現場管理を行います。プロジェクトの要件定義や基本設計、詳細設計などを把握し、システム構築の確認、テスト、納品までを管理する現場責任者です。PM(プロジェクトマネージャー)プロジェクトマネージャーは、開発するシステムに応じて、予算やスケジュールの決定や開発メンバーの招集を行い、プロジェクトチームを結成します。そしてクライアントに納品するまでプロジェクトを遂行していくマネジメント職です。【現在の主流であるキャリアパスの各専門職】ITコンサルタントITコンサルタントは、企業のIT戦略の策定、システムの見直し、新システム導入の提案、システムの最適化・動作検証などを行います。「ヒアリング・分析」「提案」「マネジメント」と多岐に渡ってシステム開発業務を行う最上流工程を担当する職種です。ITアーキテクトITアーキテクトは、経営におけるビジネス戦略において、最適なシステムを開発するために共通仕様や要件定義、システムの方向性や検討・提案、運用・保守要件まで多岐に渡って行うことができる技術者です。ITスペシャリストITスペシャリストとは、ITスキル標準(ITSS)が定める「プラットホーム」「システム管理」「データベース」「ネットワーク」「分散コンピューティング」「セキュリティ」の6つの専門分野のいずれかにおいて、レベル3以上を満たす技術者です。【職種別の給与水準】<出典:経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」(平成29年8月21日)>キャリアパスが多様化し、それぞれの職種によって収入にも差が出てきました。上図はIT関連産業における職種別の給与水準です。プログラマーやシステムエンジニアからキャリアをスタートし、管理職系にキャリアアップするか、アーキテクト系でキャリアアップするかによって給与平均は変わります。これから歩みたいキャリアパスの指標として参考にしてみてください。エンジニアが理想のキャリアパスを描くためには思い描いているキャリアパスを実現するために“どんなプランを立てて行動に移していけばいいのか”。IT技術の発展、多様化しているからこそ、実現したいキャリアを歩むために「自分の市場価値の理解」「自分のレベルの把握」「キャリアプランの明確化」を行なっていくことが重要です。それではこれから、日本で成功を掴むためのキャリアパスのポイントを解説していきます。外国人エンジニアの日本での市場価値2019年をピークにIT人材は減少傾向となり、より一層の人材不足が懸念されています。そのことから、外国人エンジニアの採用にシフトした企業が増加。IT人材不足の解消はもちろんのこと、グローバル化の促進に期待を寄せる企業も増えています。さらなる発展が予測されるIT業界で、外国人エンジニアの市場価値は高まり続けていると言えます。活躍の道がひらけている今、思い描くキャリアパスの実現に向けて行動を起こす良いタイミングとも考えられます。<図1><図2><図3><出典:図1–3経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」(平成28年6月10日)>キャリアパスに大切なのは自分のレベルの把握理想的なキャリアパスを描いていくためには「今の自分がどういうスキルを持っていて、どれくらいのレベルにいるのか」を正しく把握することが必要です。自らのレベルを知るために、スキルを測るテストを受けてみるなどしてみましょう。自分のレベル感がわかることで、何が足りないのか、どんなスキルを新たに身につけるべきなのかが見えてきます。思い描くキャリアプランを明確化自分のレベルを把握できたら、キャリアプランを明確化するために「過去の分析」「現在の分析」「期間の設定」を行なっていきましょう。そうすることで、今の自分がどこに向かって進んでいるかが鮮明になってくるのです。①過去の分析キャリアプランを明確にするためにまず過去の分析を行います。これまで経験してきた失敗や成功、掲げてきた目標などを書き出して、なぜそういう結果になったのかを細かく書いていきましょう。過去を振り返ると様々な課題が隠されていることに気づくことができ、自己分析にも有効です。②現在の分析過去の分析が終わったら、「現在の分析」を行なっていきます。自分のレベルを把握する際に測ったスキルテストの結果を参考にしても構いません。その他にも「いま任されている仕事」や「得手不得手」を過去の分析と同じように細かく書き出していきます。現在の自分を分析することで、どれくらい市場価値があるのかが鮮明になり、歩んでいきたいキャリアパスを描くのに有効です。③期間の設定思い描くキャリアパスが見えてきたところで行うのが、期間の設定です。「3年後」や「5年後」と期間を決めて、どんなエンジニアになりたいかを書きます。このようにプランを明確にすることによって、エンジニアとして進むべき道が見え、キャリアを華やかにしてくれるのです。キャリアパスが多様化しているからこそ、漠然としたままキャリアを歩まないようにしていくことを心がけていきましょう。転職もイメージ通りのキャリアパスを描く1つの方法日本で成功を掴むために、これからのキャリアをどう歩んでいくべきか。そんな疑問や悩みを持つ外国人エンジニアの方々はこれからも増え続けると予測できます。思い描いたキャリアパスが、今の会社でキャリアを積むことで実現できるのなら、そのまま働き続けることも選択肢の1つです。それとは別に、よりチャレンジングにキャリアパスを描いていきたいと考えているなら「転職」を選択肢に入れることも必要です。ITに強いコンサルタントが、外国人エンジニアの転職をサポートしてくれるサービスもあるので利用してみてはいかがでしょうか。

ビザ

転職する時は要注意!就労ビザに必要な手続きとは

日本で働いて、経験を積んで、新たなスキルや知識を得るために刺激的な環境を求めて転職したい。そう考えている外国人エンジニアの方々はたくさんいることでしょう。しかし、日本では転職するにしても、就労ビザの手続きを行わなければいけません。もし、その手続きを怠ってしまったら、罰せられてしまうのです。そこで、転職する際に必要な就労ビザの手続きなどについて詳しく説明していきます。外国人エンジニアが日本で転職するには?現在、日本の転職市場は活況。特に人材不足が顕著なIT分野では、続々とエンジニアの大量採用を進めています。グローバル化の波にも後押しされ、特に外国人エンジニアのニーズは上昇中。外国人エンジニアを採用したい企業は急激に増えているのです。しかし、エンジニアに限らず、外国人が転職するためには定められた手続きを行わなければいけません。日本で長期的に働いていくために、転職活動で気をつけたいことをケース別に説明していきます。転職先の職務内容によって、必要となる書類や手続きは異なってくるので、十分注意しましょう。【CASE.1】職務内容がまったく同じ転職先に決まった転職するときに注意しなければいけないのは、転職先での職務内容が今までと異なるかどうか、ということ。まったく同じ職務内容であったり、現在所有している在留資格の活動範囲内であれば、比較的スムーズに転職が可能です。その場合、必要な手続きは、転職後14日以内に就労ビザの在留カードを持って、入国管理局に「活動機関に関する届出」を行なうこと。届出は「窓口」「郵送」「インターネット」から選べます。もしも、届出を行わなかった場合は“20万円以下”の罰金。または、次回のビザ更新の際に“在留期間の短縮”といった罰則に処されます。転職先の会社がやってくれるわけではないので、「地方入国管理官署」または「外国人在留インフォメーションセンター」へ行き、自分自身で忘れずに届出を済ませましょう。【参考】法務省:「活動機関に関する届出」について【CASE.2】転職後の職務も活動範囲内のはずだが確信が持てない外国人エンジニアが、転職先で前職と同じ内容の職務を行う場合、在留資格の変更は必要ありません。しかし、現在所有している就労ビザは、以前に勤めていた会社での就労に関して許可されたビザです。そのため、新たに勤めている会社の職務が在留資格の活動範囲内に認められるかどうかは、断言することはできません。そうした不安要素を取り除くために、「就労資格証明書」を地方入国管理官署に申請しましょう。就労資格証明書の交付申請をすることで、現在所有している就労ビザが、転職先の職務内容に対応しているかを審査してもらえます。審査をクリアした上で交付されるので、確信を持って職務に専念することが可能です。【CASE.3】職務内容が以前とまったく異なる職種を希望外国人エンジニアとしてキャリアを歩んでいくなかで、新たな仕事にチャレンジしたい想いが芽生えることもあるでしょう。在留資格で定められた活動範囲外の職務に転職を希望する場合は、転職前に自分自身で「在留資格変更許可申請」を行わなければいけません。在留期間中であれば、変更申請はいつでも可能。しかし、変更許可が出る前に範囲外の転職をしてしまうと、「資格外活動」と判断されます。そうなると、変更申請の許可がおりなかったり、在留資格そのものを取り消される場合もあるので、必ず在留資格変更許可申請を忘れないようにしましょう。転職に必要な手続きと書類一覧就労ビザは、外国人が日本で働いて、報酬を得ることを認めるもの。活動範囲によって就労が認められている在留資格は18種類に分けられています。転職後、活動範囲から外れる職務を行ってしまった場合、不法就労に当たる可能性もあります。そのため、自分の在留資格がどの範囲まで活動を認められているのか、をしっかり把握しておく必要があります。上記で触れている内容も含まれますが、各手続きと必要書類について説明していきます。【職務変更なし】在留期限が3ヶ月以上ある場合まずは職務内容に変更がなく、在留期限が迫っていないかを確認しましょう。在留期限が3ヶ月以上ある場合、地方入国管理官署へ就労資格証明書交付申請を行います。この申請手続きを行うことで「就労資格証明書」の取得が可能。就労資格証明書は、新たに勤める会社の職務内容が、定められた活動範囲に該当するかどうかを確認するものになります。就労資格証明書を取得しておくと、転職先で、所有する在留資格の活動範囲外の職務に従事させられるリスクが少なく済みます。また、通常の在留期間更新許可申請とほぼ同じ手続きなのでスムーズ。なお、交付申請には職務内容に変更がないことが大前提ですから、くれぐれも確認して行いましょう。<就労資格証明書交付申請の必要書類>□就労資格証明交付申請書□以前勤めていた会社の源泉徴収票・退職証明書□転職先の会社の登記簿謄本・直近の決算書・会社案内等□雇用契約書・辞令・給与辞令□採用通知書□理由書□パスポート・在留カード【参考】法務省:「就労資格証明書交付申請」について<必要書類の用意の仕方>*就労資格証明交付申請書は上記サイトよりダウンロード*源泉徴収票・退職証明書は以前勤めていた会社に発行を依頼*登記簿謄本・決算書・会社案内・雇用契約書・辞令・給与辞令・採用通知書・理由書は転職先の会社で発行【職務変更なし】在留期限が3ヶ月を切っている場合職務内容の変更はないが、転職時期が在留期限まで3ヶ月を切っている場合があります。その際は、「在留期間更新許可申請」が必要。転職先の会社情報をつけて、地方入国管理官署に交付申請を行います。また、転職先の会社や職務内容で在留が認められない場合は、帰国を余儀なくされるリスクがあることを必ず押さえておきましょう。<在留期間更新許可申請の必要書類>□在留期間更新許可申請書□パスポート、在留カードの原本とそのコピー□直近の課税証明書、納税証明書(住民税)※上記必要書類の他に下記書類が必要です□以前勤めていた会社の源泉徴収票・退職証明書(ない場合はつけなくても可)□転職先の会社の登記簿謄本・直近の決算書・会社案内等(決算の出ていない会社は今後1年間の事業計画書・今までの売上等の資料)□雇用契約書(活動内容・期間・地位・報酬などがわかる文書)□理由書 【参考】法務省:「在留期間更新許可申請」について<必要書類の用意の仕方>*在留期間更新許可申請書は上記サイトよりダウンロード*課税証明書・納税証明書は自治体に発行を請求*源泉徴収票・退職証明書は以前勤めていた会社に発行を依頼*登記簿謄本・決算書・会社案内・雇用契約書・辞令・給与辞令・採用通知書・理由書は転職先の会社で発行【職務変更あり】の場合は在留期限を問わず要申請転職先での職務内容が、現在所有している在留資格の活動範囲外の場合は、在留期限に関係なく、「在留資格変更許可申請」を地方入国管理官署に行わなければいけません。転職先での職務内容が、現在所有している在留資格の活動範囲内であれば「在留資格変更許可申請」は必要ありません。在留期限が3ヶ月以上の余裕がある方は、「就労資格証明書」を取得しておくといいでしょう。<在留資格変更許可申請>□在留資格変更許可申請書□以前勤めていた会社の源泉徴収票・退職証明書□転職先の会社の登記簿謄本・直近の決算書・会社案内等(決算の出ていない会社は今後1年間の事業計画書・今までの売上等の資料)□雇用契約書(活動内容・期間・地位・報酬などがわかる文書)□理由書□パスポート・在留カード【参考】法務省:「在留資格変更許可申請」について<必要書類の用意の仕方>*在留資格変更許可申請書は上記サイトよりダウンロード*源泉徴収票・退職証明書は以前勤めていた会社に発行を依頼*登記簿謄本・決算書・会社案内・雇用契約書・理由書は転職先の会社で発行就労ビザでわからないことはプロに相談を日本で初めての転職は、いろいろな手続きや申請書類などがあり、困惑してしまう場面が出てくるかもしれません。その不安を1つひとつ解消していくために、自分自身で転職に必要な手続きや書類について調べることは、とても時間がかかります。「必要な書類が多い」「専門的なことが多くてわからない」。そうした負担を軽減するためには、就労ビザの更新手続きに詳しい行政書士など、プロの方々にサポートしてもらうのも1つの手段です。スムーズな転職を実現できるように、検討してみてはいかがでしょうか。<監修>株式会社ACROSEED/佐野 誠(さの まこと)大学卒業後、外国人雇用に特化した行政書士業務に従事。2006年、行政書士法人、社会保険労務士法人、税理士法人を併設した現在のACROSEEDグループの代表に就任。大手企業から中小企業までの外国人雇用コンサルティング、在留手続きを得意とし、その他、専門性の高い許認可の取得コンサルティング、外国人雇用に関する講演活動などを精力的に展開。「日本社会の調和と活力のあるグローバル化に貢献すること」をミッションとし、外国人や外国人雇用企業向けのプロフェッショナルサービスを提供。

転職・キャリア開発ナレッジ

外国人エンジニア必見!日本で働くメリット・デメリット

AIやIoTなど、新技術の登場によって世界的にIT市場が拡大する一方で、日本ではITエンジニア不足が深刻な課題になっています。ITエンジニア不足を解消するため、政府や企業が注目しているのが外国人エンジニアの活用です。本記事では、今、日本で外国人エンジニアが必要とされている理由のほか、外国人エンジニアが日本で働くメリット・デメリットなどをお伝えしていきます。外国人エンジニアが日本で必要とされている理由AIやIoT、ブロックチェーンやロボットなど、近年、数多くの革新的なIT技術が登場しています。そんな中、いわゆる「第4次産業革命」に対応したビジネスの担い手として、ITエンジニアの需要が拡大しています。にもかかわらず、日本では十分なITエンジニアを確保できていないのが現状です。ITエンジニア不足が深刻化する日本日本は、他の先進国に比べて非常に速いスピードで少子高齢化、人口減少が進んでいます。ITエンジニアの需要は増加傾向にある一方で入職者は減少しており、今後はさらに労働人口が減少することで、今以上にITエンジニア不足が深刻化すると考えられています。経済産業省の調査では、2015年のIT人材(※)は約90万人であるのに対し、約17万人が不足しているというデータが出ています。今後はさらに需要と供給の差が広がり続け、2030年には約41万人(楽観値)~約79万人(悲観値)のIT人材が不足すると予測されています。特に、情報セキュリティの分野では2020年に19.3万人が不足し、AIやIoT、ビッグデータの分野では2020年に4.8万人が不足する見込みです。出典:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」※ IT人材とは、「IT企業およびユーザ企業の情報システム部門に所属する人材」外国人エンジニアの獲得が進んでいる日本におけるITエンジニア不足を解消するシンプルな方法は、供給を増やすことです。そのために、新しいエンジニア層の獲得に向けた動きが活発になっています。女性エンジニアやシニアエンジニアの活用も進んでいますが、上述のとおり、人口減少が避けられない日本において国内だけでITエンジニアの供給を増やすのは限界があります。そこで今、外国人エンジニアの獲得・活用が進んでいるのです。外国人エンジニアを積極採用する企業が増加!日本を代表するIT企業である「楽天」は社内の公用語を英語としており、採用においても積極的に外国人エンジニアを獲得しています。また、無料通信アプリの「LINE」が京都に設けた開発拠点(LINE KYOTO)のメンバーは、過半数が外国人エンジニア。約1,000人の応募者のうち8割近くが外国人だったと言います。フリーマーケットアプリの「メルカリ」では、新卒採用のエンジニア50人のうち9割近くが外国人ということで話題になりました。このような大企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業でも外国人エンジニアの獲得に乗り出す企業が増えています。出入国管理上の優遇措置を受けられる「高度人材ポイント制度」日本では、2012年より「高度人材ポイント制度」がスタートしています。この制度の目的は、海外の優秀な人材を呼び込んで日本の活性化を目指すこと。一定の要件を満たすことで出入国管理上の優遇措置を受けられ、エンジニアなどのIT人材も対象になります。高度人材ポイント制度によって、優秀な外国人エンジニアは日本で就労しやすくなっており、認定件数は年々増加しています。>> 高度人材ポイント制度の詳細はこちら日本で働く外国人エンジニアの数出典:外国人雇用状況の届出状況について(厚生労働省)からグラフを作成厚生労働省の調査によると、日本で情報通信業に就業している外国人労働者の数は年々増加しています。2018年は57,620人で、前年(52,038人)に比べて約5,000人の増加。2008年(18,030人)に比べると3倍以上に増加しています。なお、国籍別で見るともっとも多いのが中国で、以下、韓国、ベトナム、アメリカ、フィリピンと続きます。外国人エンジニアが日本で働くメリットメリット01:雇用が安定している日本特有の雇用慣行である「終身雇用」は崩壊したと言われますが、それでも日本企業には長期雇用の慣習が残っています。また、日本企業では従業員に重大な法令違反・契約違反がある場合を除き、従業員が解雇されるケースはほとんどありません。雇用が安定しているのは、腰を据えて働きたい外国人エンジニアにとって大きなメリットと言えるでしょう。メリット02:教育体制が整っている多くの日本企業は、長期就業を前提に手厚い従業員教育をおこなっています。作業内容や作業工程はマニュアル化されており、充実した研修やOJTを受けられるのが日本企業の特徴です。「日本で習得したスキル・ノウハウを母国に還元したい」と考える外国人エンジニアにとって、充実した教育体制を整えた日本企業は魅力的です。メリット03:母国より稼げる外国人エンジニアの中には、母国への仕送りを目的に日本で働く人もたくさんいます。国によってエンジニアの給与水準は異なるので一概には言えませんが、母国に比べ日本の給与水準のほうが高い場合は、日本企業への就業は良い選択になるはずです。メリット04:公的医療保険が充実している原則として、日本で働く外国人は日本人と同様に保険料を支払い、公的医療保険に加入する義務があります。その結果、日本人と変わらない医療サービスを受けることができます。日本の公的医療保険制度(国民皆保険制度)は、世界的に見てもトップレベル。公的医療保険の制度がない国や制度が未熟な国も多いため、充実した公的医療保険を利用できることをメリットに感じる外国人は多いようです。メリット05:文化、治安、インフラなど様々な魅力がある近年、漫画やアニメ、和食や伝統工芸といった日本文化に興味を持つ外国人が増えています。また、多くの外国人は、日本に「治安が良い」「インフラが整っている」「街がきれい」「人が親切」といったイメージを持っています。自分が好きな国で暮らすために、日本で働くことを選ぶ外国人エンジニアも少なくありません。外国人エンジニアが日本で働くデメリットデメリット01:長時間労働の可能性があるかねてから、多くの日本企業では長時間労働が常態化しており、特にIT業界では顕著でした。昨今の「働き方改革」によって労働時間の適正化が進む一方で、なかなか労働時間を削減できない企業もあるようです。そのため、外国人エンジニアは「残業が多い」「有給が少ない」「プライベートが充実しない」といった不満を感じることがあるかもしれません。デメリット02:異文化理解が足りない企業もある日本には、「郷に入りては郷に従え」という言葉があります(英訳すると、When in Rome, do as the Romans do.)。これも一つの考え方ですが、あまり行き過ぎると労使双方がお互いの文化や生活習慣の違いを尊重できず、トラブルに発展してしまうことがあります。日本で働く際は、異文化を受け入れる体制が整っている企業を選べるかどうかがポイントです。まとめIT業界を中心とした日本企業は、競争力を高めるために外国人エンジニアの獲得に動いています。外国人エンジニアを受け入れるため、社内環境の国際化を進める企業も増えています。今後は、外国人が働きやすい環境づくりが進み、外国人エンジニアが活躍できるフィールドはますます広がっていくでしょう。2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2025年の大阪万博と、日本開催のビッグイベントが続くこともあり、今、日本には世界の注目が集まっています。国全体が大きな盛り上がりを見せている今は、外国人が日本で働く最適なタイミングだと言えます。日本が好きで、エンジニアとしての向上心がある方は、ぜひ日本で就職・転職にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

Visa

How can foreign engineers get a working visa in Japan?

“I want to work in Japan to gain experience and change jobs in search of an exciting environment to gain new skills and knowledge”. There are many foreign engineers who think so. However, even if you change jobs in Japan, you must go through a work visa procedure, if the type of activities remains the same.If you fail to do so, you will face a penalty. Therefore, I will explain in detail the work visa procedures required when changing jobs.How can foreign engineers change jobs in Japan?Currently, the job change market in Japan is booming. Especially in the IT field, where there is a remarkable shortage of human resources, we are continuing to hire a large number of engineers. The needs of foreign engineers are rising, driven by the wave of globalization and the number of companies that want to hire foreign engineers is increasing rapidly.However, not only engineers but also any other foreigner have to follow the predetermined procedures to change jobs. I will explain each possible case and what I would like you to pay attention when changing jobs to work in Japan for the long term. Please note that the required documents and procedures may differ depending on the job contents of the new job.【CASE.1】The job description of your next job will be exactly the sameWhat you need to be careful about when you change jobs is whether your job is different from the previous job. If you have exactly the same job content or are within the scope of your current status of residence, you can change jobs relatively smoothly.In that case, the necessary procedure is to carry out a “Notification of the change of employers” to the Immigration Bureau with the work visa residence card within 14 days after changing jobs. You can choose to notify by direct contact, mail or Internet.If you do not submit a notification, a fine of “200,000 yen or less” will apply. Alternatively, the next visa renewal will result in penalties such as shortening the period of stay. The company where you change your job will not do it for you, so go to the “Regional Immigration Bureau” or “Foreign Resident Information Center” and notify by yourself.【Reference】Ministry of Justice: “Notifications concerning activity organizations”【CASE.2】After changing jobs, I’m not sure if my work activities are within the scope of my visa.If the foreign engineer performs the same duties as the previous job at the new work place, there is no need to change the status of residence. However, the work visas you currently own are those visas for working in a company you previously worked for.For this reason, it cannot be stated whether or not the duties of a newly working company are recognized within the scope of activities of residence status.To get rid of those concerns, apply for a “working qualification certificate” at the regional immigration office. By applying to a work qualification certificate, you can check whether the current work visa corresponds to the job description of your new job. It will be issued after clearing the examination, so it is possible to be sure about your status and concentrate on the job.【CASE.3】I would like a job with a completely different job description.As you progress in your career as a foreign engineer, you may start thinking about new challenges. If you wish to change your job to a job outside the scope of activities defined by your status of residence, you must do your own “Application for Change of Status of Residence” by yourself before changing jobs.You can apply to that change at any time during the period of stay. However, if you change jobs outside of the scope before you get permission to change, you will be considered as doing an “activity other than that permitted under one’s resident status”. If this happens, you may not be granted permission to change your application and your status of residence may be revoked, so be sure to remember to apply for permission to change your status of residence.List of procedures and documents required for changing jobsA work visa allows foreigners to work in Japan and get paid. There are 18 types of status of residence that are allowed to work depending on the scope of activities.If you perform a job that is outside the scope of your work visa after changing jobs, you may be illegally employed. For this reason, it is necessary to have a firm understanding of the range of activities in which your status of residence is permitted. Although the contents mentioned above are included, we will explain each procedure and required documents.【No change of duties】 If the period of stay is 3 months or moreFirst of all, let’s check if there is no change in the job description and that the expiry date is not imminent. If your period of stay is more than 3 months, you will apply for a work qualification certificate from the Regional Immigration Bureau. It is possible to obtain a “working qualification certificate” by performing this application procedure. The work qualification certificate confirms whether the job description of the company you are working for falls within the defined scope of your visa.Obtaining a work qualification certificate reduces the risk that you will be assigned to work outside the scope of activities of your status of residence at your new job. Also, the procedure is almost the same as a normal application for renewal of period of stay. In addition, it is a major premise that there is no change in the job contents in the application, so let’s confirm it.<Required documents for application for work qualification certificate>Working qualification certificate application formTax certificate slip / retirement certificate of the company you worked for beforeA copy of the company’s registry, latest financial statements, company information, etc.Employment contract, letter of appointment, salary appointment letter.Employment NotificationWritten statement of reasonsPassport / resident card【Reference】Ministry of Justice: “Application for Certificate of Employment Qualification”<How to prepare necessary documents>Download application for work qualification certificate from the above siteRequest for issuance of Tax certificate slip and retirement certificate from the company where you worked.Issuance of Registry copy, financial statements, company information, employment contract, letter of appointment, salary appointment letter, employment notification / written statement of reasons at the company where the job was transferred.【No change of duties】 If the period of stay is less than 3 monthsWhen there is no change in the job description, but the change of job may be less than 3 months before the expiration date. In that case, “Application for Renewal of Residence Period” is required. You should attach the company information of the job change destination to the regional immigration office. Also, make sure that there is a risk that you will be forced to return to your home country if you are not allowed to stay in the company or if the new job description doesn’t meet the requirements.<Application for permission to change status of residence>Application form for renewal of period of stayPassport, original residence card and copyRecent Tax declaration certificate, Tax payment certification (resident tax) * In addition to the above required documents, the following documents are required.Tax certificate slip / retirement certificate of the company you worked for beforeA copy of the company’s registry, latest financial statements, company information, etc.(For companies that do not have financial results, the business plan for the next year, materials such as sales to date)Employment contract (documents that describe the activity, period, status, compensation, etc.)Written statement of reasons【Reference】Ministry of Justice: About “Application for Renewal of Residence Period” <How to prepare necessary documents>“Application for Renewal of Residence Period” should be downloaded from the above site.Tax declaration certificate and tax payment certification must be issued at your local government office.Request for issuance of tax certificate slip and retirement certificate from the company where you worked.Issuance of Registry copy, financial statements, company information, employment contract, letter of appointment, salary appointment letter, employment notification and written statement of reasons at the company where the job was transferred.【In the case of change of duties】 application is required regardless of the period of stay.If your job is outside the scope of your current status of residence, you must apply for a “change of residence status” to the regional immigration office regardless of the period of residence. You do not need to apply for permission to change status of residence if your job is within the scope of your current status of residence. If you have a period of stay of more than 3 months, you should obtain a “working qualification certificate”.<Application for permission to change status of residence>Application for permission to change status of residenceTax certificate slip / retirement certificate of the company you worked for beforeA copy of the company’s registry, latest financial statements, company information, etc.(For companies that do not have financial results, the business plan for the next year, materials such as sales to date)Employment contract (documents that describe the activity, period, status, compensation, etc.)Written statement of reasonsPassport / resident card【Reference】Ministry of Justice: “Application for permission to change status of residence”<How to prepare necessary documents>Application for permission to change status of residence is downloaded from the above site.Request for issuance of tax certificate slip and/or retirement certificate of the company you worked for beforeCopies of registered books, financial statements, company guides, employment contracts and written statement of reasons are issued at the company where the job is changed.Consult with a professional if you are not sure of your work visaThere are various procedures and application documents for the first job change in Japan, and you may get confused. In order to alleviate those concerns one by one, it is very time consuming to search for the necessary procedures and documents for changing jobs.“There are too many necessary documents” “There are a lot of specialized words that I can’t understand”. One way to reduce this burden is to get professional support from those who are familiar with renewal procedures for work visas. How about considering a smooth job change?<Supervision>ACROSEED Inc./佐野 誠(Makoto Sano)After graduating from university, engaged in administrative scrivener work specialized in hiring foreigners. In 2006, he was appointed as the representative of the current ACROSEED group with administrative scrivener corporation, social insurance labor corporation, and tax accountant corporation. He specializes in foreign employment consulting from large companies to small and medium-sized enterprises, and is good at residence procedures. In addition, he is engaged in consulting for highly licensed and highly licensed consulting and lectures on foreign employment. Providing professional services for foreigners and foreign-employed companies, with the mission of “Contributing to harmony and vitalization of Japanese society”.

Job Hunting Knowledge

How to write a Resume in Japan -The Perfect Guide for Foreigners-

“It’s difficult to write a resume in Japanese” “I don’t know how to write it because it’s my first time” “How important is a resume?” There may be many foreigners who think this way.In Japan, the resume is the standard for passing before continuing to the interview. That’s why you need to write your resume in correct Japanese, while following Japanese business manners.A resume can be called the first barrier. But, if you learn how to write it properly, anyone can create a high-quality resume.This article is for foreigners who do not know how to write resumes, such as basic information like name, address, education/work history, license/qualifications, motivation, hobbies / special skills, etc. Let’s carefully explain how to write a resume.If you are a foreigner who has trouble writing a Japanese resume, please use this text as a reference. Let’s aim to create a resume that makes people think: “I want to meet this person!”.Resume Writing RulesBefore you start writing your resume, there are writing rules that you should know first. The two most important rules are:①If you make a mistake, write a new resume.②Do not re-use resumes with the same content.In case of making a mistake in a handwritten resume, do not attempt to correct the mistake by crossing it out or using whiteout. Since it will give a bad impression, it’s better to rewrite it.You can avoid these mistakes by first drafting with a pencil and then writing above it with a black ballpoint pen. Recently, an increasing number of companies accept resumes created on computers. However, it is important to understand that there are still many companies to which resumes should be handwritten.It is also important not to re-use the same resume. People who work at companies are professionals at reviewing resumes. For this reason, if you use the same resume that was also used for another company, it won’t seem solid and will make difficult to communicate your motivation to join the company. Create a resume for each company. That is a vital point to pass the document screening.There are other writing rules. It is important to be careful with Japanese polite sentence closer, “masu” (-ます), “-desu” (-です), and to make sure that all the items are filled in and that there are no typographical mistakes or omissions.If you register on a career change website or to a career change service, you can rest assured that a reliable agent will check your resume.How to write a resume -basic information-Let’s understand how to write a resume while valuing the rules for writing a resume. First, I will explain how to write basic information on resumes.①DateEnter the date you will submit your resume, not the date you wrote your resume. In case of mailing the application, enter the mailing date. Please fill in the date of the interview if you are taking it to an interview. Also, let’s make compatible the year writing into either the Japanese calendar ex. 「令和X年」 or the Western calendar ex. 「20XX年」.②NameAlthough it is a name, write your name in the place where “氏名” is written. Make sure to leave a space between the last name and the name. In the furigana above the name field, enter “Hiragana” or “Katakana” according to your resume.To identify which one to write, use Hiragana if the word “Furigana” is written in Hiragana, and Katakana if the word “Furigana” is written in Katakana. In Japan, the family name is written in front and the first name is written behind.③Birth date and ageWrite it according to the calendar type that is written on the date of ①, “Japanese calendar” or “Western calendar”. Enter your current age at the time you submit or mail your resume.④Address and contact informationEnter the address without omitting zip code, prefecture, address, building name, and room number. Please fill in the Furigana correctly. If the contact address is the same as the address, enter “same as above”. If you would like to write another contact, do not omit it.⑤Phone number/email addressf you do not have a fixed phone, enter the mobile phone number only. Please enter your web e-mail address, not the mobile phone e-mail address. The company will contact you with the information listed here, so be sure not to make any mistakes.⑥PhotoMany foreigners may be wondering where to shoot. It is common to take photos for resumes at ID photo booths installed at train stations and photo studios.In that case, it is basic to shoot it with a black or blue suit and no hat. Paste the front photo (bust-up photo) taken within 3 months to your resume. When pasting, cut it into a size of 3cm wide x 4cm long, and paste it with glue.How to write a resume -Education History and Work History-①Education historyFirst of all, “Education History” is clearly stated in the center of the first line. The educational background will be written from the second line, the general rule is to write from the previous academic background.The final educational background is not “the last school you graduated” but “the highest educational institution”. For example, if you graduate from a university and enter a vocational school, the university has a higher standard as an educational institution, so you should write first “university” as previous academic background.The school name must be an official name. Please write properly department, major, major subject, etc. Enrollment and graduation years must be displayed the same as the date (Japanese or Western calendar). If you dropped out of school, indicate “dropped out”, and if you are currently in school, state “expected graduation”.②Work historyWrite a line below the academic background and specify “work history” in the center. In the order of the company where you worked, enter “year of hire, company name, type of industry, number of employees, concise job description” and “year of leave/reason for retirement”.If the reason for retirement is for personal reasons, specify “retirement due to personal reasons”, and if you retire due to dismissal, state “retirement due to company circumstances”. Also, if you are currently working, you have to state “Present”. Finally, write “End” in the last line.How to write a resume -Licenses and Certifications-“License/Qualification” is in principle the official name. Also, it is necessary to indicate the year of acquisition of each one correctly. It’s important to make sure to state at the top the license or qualification that can be used in the company you want to apply. If you have not acquired any, specify “None”.How to write a resume -Motivation/Reasons for application-In the resume, the “Motivation” field is the one that can promote yourself the most. It is important not to write a reason that you can use to apply to any company. You should investigate the company you want to apply, and to concretely write what kind of experience you have had, your skills, and what you want to do after joining the company.<Example sentence>I have a large experience in system design that goes from infrastructure to application. I hope that by making use of the know-how I have cultivated so far; I would be able to help you to promote global business development. I can speak English and Japanese. I want to drive the business to further accelerate your global expansion.<Advice>I’ll explain the difference between “Kisha” and “Onsha”, both meaning is “your company”.Kisha (貴社): Use this when writing resumes or emails.Onsha (御社): Use for interviews and business talks.Although it is a small detail, by remembering this, it can give a good impression by using it properly.How to write a resume -Hobbies/Special skills-Hobbies and special skills may become a topic in conversations with interviewers. For this reason, avoid “nothing in particular” or to leave it in blank. If your hobbies and special skills are related to your work, it will lead to appeal. Please try to include specific details. Also, please note that hobbies and feats that give negative impressions of gambling and crimes are better to avoid.<Example sentence>My hobby is futsal. I participate in a team with Japanese friends. I communicate in Japanese while enjoying playing the game. One of my special skills is DIY. I like to assemble things, to move my hands and make various things using my head. I often use and find useful this construction skill in system development situations.How to write a resume -Personal aspirations, Commuting, Marital Status-①Personal aspirationsClarify the desired job type. It is a rule of principle to state that your workplace, salary, and treatment can be according to the company regulations.②CommutingSpecify the commute time to the company and your nearest station. As a general rule, commuting time should be 90 minutes or less. If you live in a remote area or are coming to Japan, it is necessary to state that you will be able to commute without problem after joining the company. “最寄り駅” means the closest station from home.③Marital StatusForeigners who are married will circle “Yes” in the marital status field. If you are single, please circle “No”.Write a high-quality resume and work for a Japanese company of your choice!Many foreigners are reluctant to Japan’s resume. However, if you learn how to write it properly, you can create a resume that will interest companies.Let’s create a high-quality resume, by keeping correct Japanese expressions and Japanese business manners. As long as you write politely, you will have the chance to work for a Japanese company of your choice.

Job Hunting Knowledge

Pros and Cons of Working in Japan- A Must-see for Foreign Engineers!

While the IT market is expanding globally with the emergence of new technologies such as AI and IoT, the shortage of IT engineers has become a serious issue in Japan. To solve this shortage of IT engineers, the Japanese government and companies are considering using foreign engineers’ abilities. In this article, we will explain the reasons of why foreign engineers are needed in Japan and the advantages and disadvantages of working in Japan.Why foreign engineers are needed in JapanIn recent years, many innovative IT technologies such as AI, IoT, blockchain and robots have appeared. Meanwhile, the demand for IT engineers is expanding as a business leader in response to the so-called “4th Industrial Revolution”. Despite this, the current situation is the lack of IT engineers in Japan.Japan’s shortage of IT engineers has become serious.Japan is aging with a declining birthrate and declining population at a much faster rate than other developed countries. While the demand for IT engineers is increasing, the number of new employees is decreasing, and the shortage of IT engineers will become more serious as the labor force decreases.According to a survey conducted by the Ministry of Economy, Trade and Industry, there is about 170,000 shortage of IT personnel (*) in 2015, compared to about 900,000. In the future, the gap between supply and demand will continue to widen, and by 2030 it is predicted that there will be a shortage of about 410,000 (optimistic) to about 790,000 (pessimistic) IT human resources. In particular, the information security field will have a shortage of 193,000 in 2020, and the AI, IoT, and big data fields will have a shortage of 48,000 people in 2020.Source:Ministry of Economy, Trade, Industry “Survey results on latest trends and future estimates of IT human resources”※“IT human resources” refers to “human resources belonging to the information system department of IT companies and user companies”The acquisition of foreign engineers is progressing.A simple way to solve the shortage of IT engineers in Japan is to increase the supply. For this reason, there is an active movement toward the acquisition of new engineers. Acquisition of female engineers and senior engineers are also progressing, but as mentioned above, there is a limit to increasing the supply of IT engineers only in Japan, where population decline is inevitable. Now, the acquisition of foreign engineers is progressing.More companies are actively hiring foreign engineers!Japan’s leading IT company “Rakuten” uses English as its official language and actively recruiting foreign engineers. Most of the members of the freeware app for instant communication “LINE” are foreign engineers; the company is established in Kyoto where the development base (LINE KYOTO) is located. It was reported that nearly 80% of the approximately 1,000 applicants were foreigners. In the e-commerce company app “Mercari”, nearly 90% of the 50 newly hired engineers were foreigners.In addition to these large companies, more and more companies are hiring foreign engineers in SMEs and venture companies.“Points-based System for Highly-Skilled Foreign Professionals ” to receive preferential treatment for immigrationIn Japan, the “Points-based System for Highly-Skilled Foreign Professionals” has started in 2012. The purpose of this system is to bring in talented people from overseas and revitalize Japan. By satisfying certain requirements, you can receive preferential treatment for immigration; IT talent like engineers are also eligible. The advanced human resource point system makes it easy for talented foreign engineers to work in Japan, and the number of given certifications is increasing year by year.>> Click here for details of the advanced human resources point systemNumber of foreign engineers working in JapanSource:Graph created based on the notification of foreign employment status (Ministry of Health, Labor and Welfare)According to a survey by the Ministry of Health, Labor and Welfare, the number of foreign workers working in the information and communications industry in Japan is increasing year by year. In 2018, it was 57,620, an increase of about 5,000 compared to the previous year (52,038). Compared to 2008 (18,030 people), it has increased over three times.In terms of nationality, China has the largest number, followed by Korea, Vietnam, the United States, and the Philippines.Pros of working in Japan for foreign engineersAdvantage 01: Employment is stable.Although it is said that Japan’s particular employment practice of “lifetime employment” has collapsed, long-term employment practices remain in Japanese companies. Besides, there are few cases in which employees are dismissed at Japanese companies; unless there are serious violations of laws or contracts. The fact that employment is stable can be said to be a great advantage for foreign engineers who want to commit to the company for a long time.Advantage 02: Education system is in order.Many Japanese companies conduct extensive employee training on the premise of long-term employment. The contents of work and work processes are made into manuals, and Japanese companies are characterized by extensive training and OJT. For foreign engineers who want to utilize the learned skills and know-how acquired in Japan in their home countries, Japanese companies with a well-developed educational system are attractive.Advantage 03: Earn more money than in your home country.Many foreign engineers work in Japan to send money back to their home countries. Engineers’ salary levels vary from country to country, so it’s hard to say, but if Japanese salary levels are higher than your home country, working for a Japanese company should be a good choice.Advantage 04: Public medical insurance is fulfilling.As a general rule, foreigners working in Japan must pay insurance premiums and take out public medical insurance in the same way as Japanese. As a result, you can receive the same medical services as Japanese. Japan’s public health insurance system (universal public healthcare) is at the top level in the world. There are many countries where there is no system for public medical insurance or in many countries where the system has not yet matured, so there are many foreigners who feel that it is easy to use the full public medical insurance.Advantage 05: There are many attractive things: Culture, Security, and Infrastructure.In recent years, an increasing number of foreigners are interested in Japanese culture, manga, anime, Japanese food and traditional crafts. Many foreigners have the perception of “safety”, “good infrastructure”, “clean cities”, “friendly people” about Japan. Many foreign engineers choose to work in Japan to live in their favorite country.Cons of working in Japan for foreign engineersDisadvantage 01: Possible long working hours.For many years, long working hours have become normal in many Japanese companies, especially in the IT industry. While recent work style reforms have made working hours more appropriate, there are companies unable to reduce working hours. Foreign engineers may feel dissatisfied with overtime, low salaries or not having enough private time.Disadvantage 02: Some companies lack cross-cultural understanding.In Japan, the phrase “When in Rome, do as the Romans do” is used. This is one way of thinking, but if you go too far, both workers and employers may not be able to respect the differences between their cultures and lifestyles and may become a problem. When working in Japan, the point is whether you choose a company with a system that can accept different cultures.ConclusionJapanese companies, mainly in the IT industry, are working to hire foreign engineers to increase their competitiveness. Increasing numbers of companies are promoting the internationalization of the internal environment to accept foreign engineers. In the future, the environment where foreign engineers can work easily will improve, and the field where foreign engineers can play an active role will expand more and more.Big events in Japan like the 2019 Rugby World Cup, the 2020 Tokyo Olympic and Paralympic Games and the 2025 Osaka World Expo, are continuing to be held, and now Japan is attracting worldwide attention. Now that the whole country is showing great excitement, it is the best time for foreigners to work in Japan. If you like Japan and have aspirations to expand your career as an engineer, why don’t you try challenging to find a job or change your job in Japan?

給与・税金

日本の給料の仕組みを解説!手取り目安と計算方法

日本の給料の仕組みをきちんと理解せず、貰えると思っていた給料よりも少ない額が口座に振り込まれていた…といった経験がある外国人は多いはず。そこで、給料の手取り額の目安と計算方法について解説していきます。仕事をする者すべてが知るべき給与の仕組み企業に貢献し、労働の対価として得ることができるお給料。それは、生活していく上で必要不可欠な財産です。月給などの固定給であれば、それが毎月の生活水準を決定づけるとても大切な指標になります。しかし、入社前の段階で把握していた給与額より低い額が手元に入ったとなれば、大変なショックを受けます。そんな状況にならないためにも、給与の仕組みや知識を深めることは転職の際などに気持ちよく仕事をスタートする上でとても役立つはずです。給料の手取り額とは給与支給日に、実際に指定の銀行口座などに振り込まれるお金を日本では「手取り額」と言います。これは、会社から支払われる給与の総額から社会保険料や税金を引いた金額になります。その詳細を知らない人たちは「思っていたより少ない…」と感じてしまうのです。「手取り」とはどういうことを指すのか手元に入る実収入=「手取り」となるわけですが、お給料には様々な内訳が存在します。時給・日給・月給などの基本給や残業代・各種手当など、会社から支給される「額面」から、各種保険料や年金などの社会保険料と所得税や住民税といった税金を「控除」として引いた金額のことを指します。「額面」と「控除」について手取り金額を知る上で重要になるのが「額面(総支給額)」と「控除」になります。この額面と控除についての知識を得ることで、自分の収入がどのような仕組みで決まっているのかという理解力を高めることができます。詳しくは下記の通りです。「額面」とは会社から支払われる総支給額額面の内訳には様々なものがあります。これは企業によって違いがあるため注意が必要です。(1)基本給時給・日給・月給など、支払額が決められた基本となる金額のことです。この基本給には、残業代や各種手当、歩合給などのインセンティブは含まれていません。(2)時間外労働手当企業ごとに決められている勤務時間(労働時間)を超えた分、または1日8時間、週40時間の法定労働時間を超えた分を支給(時間給から25%以上割増)する手当、つまり残業代のことです。(3)超過勤務手当法廷労働時間を超える残業の中でも22時以降の深夜残業(時間給から25%以上割増)や、休日労働(時間給から35%以上割増)などをして働いた場合に支払われる手当。(4)資格手当専門職をはじめ、企業が定めた業務上必要になる資格を保有している方に支払われる手当。国家資格など取得難易度の高さに応じて金額が変わるケースもあります。(5)役職手当一般的には、キャリアアップなどで管理職などの役職に就いている方に支給されます。係長・課長・部長などの役職に応じて金額が変わるケースが大半です。(6)通勤手当電車・バスなどの交通機関を使用して通勤する方に、全額または一定額の交通費を補助する手当。車通勤が可能な企業ではガソリン代を支給することもあります。これらの他にも、扶養家族がいる社員を対象に生活補助として一定額支給される家族手当や、家賃・住宅ローンなどの住宅費を補助する住宅手当、出張がある企業は出張手当など、独自の手当も多数あります。「控除」とは給料から天引きされる総額保険料や年金などの社会保険の半額と、住民税や所得税から算出されます。所得税を除いては、金額が決定してからの1年間は金額が変動しません。(1)健康保険病気やケガをした場合に、3割負担で医療機関を受診できる国の医療保険です。保険料の負担は勤務先と半額ずつになります。また、加入している健康保険組合によって保険料率が異なります。(2)雇用保険様々な給付制度がある中でも、失業した際に失業給付などが受けられる保険として広く認知されています。企業の事業内容により保険料率が異なります。(3)介護保険対象年齢である40歳以上になると加入義務が発生する保険で、介護を必要とする際に1~2割の負担で福祉サービスを受けることができます。(4)厚生年金加入者本人と勤務先とが半額ずつ負担し、年金の支給を受けるための掛け金を払う制度です。(5)所得税個人が1年間に得た所得に対して課税される税金のことで、年収によって税率が変動します。企業に勤めている場合は「源泉徴収」で天引きされ、「年末調整又は確定申告」で精算されます。(6)住民税働く人の居住地となる都道府県や市町村に納める税金のことです。前年度の年収により金額が決定されます。その他にも、労働組合費や退職積立金、社宅などの家賃を引かれるケースがあります。実際に給与明細を見てみよう手取り額を確認する上で、実際の給与明細を見ることが最も分かりやすいです。企業によって明細書の仕様や項目名は異なる場合がありますが、一般的には「差引支給額」の項目に記載されている金額が「手取り額」になります。手取りの目安とは「額面」と「控除」について詳しくお伝えしてきましたが、入社前の情報として求人票などに記載されている給与が分かれば、ある程度の手取り額を把握することができます。ここからは、その目安となる金額の出し方について説明していきます。額面の何%が手取りでもらえるのかおおよその目安としては、額面の約80%(75~85%)が手元に入る「手取り額」となります。ただし、人によって同じ額面でも手取りの割合は変動します。例えば、前年度の年収や扶養家族の人数により「控除」の対象となる金額が違うためです。また、額面が高くなると所得税率も上がり、だいたい60万円を超えると手取り額の割合は75%を下回ることになります。独身と扶養家族がいて扶養控除を受けた場合の手取り例独身者のケースでは、額面で月給25万円の場合、約80%の19万7690円が手取り額となります。扶養家族が2人いる既婚者のケースでは、所得税・住民税で優遇される「扶養控除」を受けられるので、額面で月給25万円の場合は、独身者(扶養0人)に比べて約9000円多い20万6430円が手取り額となります。手取りの計算方法とは先ほどもお伝えした通り、額面の約80%が手取りとなります。つまり、計算方法としては額面に0.8を掛けることでおおよその手取り額が算出できます。※所得税や扶養家族の有無などによって変わる控除合計と連動して手取り額も変わるので注意が必要です。給料の正確な手取りの計算方法額面(総支給額)と控除の内訳がわかれば、正確な手取り額は簡単に導き出せます。計算方法は「基本給+固定手当+変動手当(ボーナス以外)」-「社会保険料(健康保険・介護保険・厚生年金・雇用保険)」-「税金(所得税、住民税)」で算出することができます。ボーナス(賞与)からおおよその手取り額を導き出す方法企業によっては年2回や1回のボーナスを支給する場合があります。そのボーナスに関しては、額面の約82%でおおよその手取り額を計算することができます。例えば、基本給(月給)22万円の独身者が3ヶ月分の66万円を賞与としてもらう場合、手取り額は約54万円となります。こちらも控除合計によって手取りの割合は変わるので、ご自身のケースに当てはめてみてください。転職活動時の注意点転職活動中は、さまざまな求人情報を目にすることになると思います。その際も、手取り額に注意を払うことがとても大切です。間違った理解をしたままだと前職よりも収入が下がってしまう可能性もあるので、事前情報などの確認を怠らず、希望に合った企業を見定める知識を深めていきましょう。求人情報の給料は手取り額ではない日本の求人情報誌や求人サイトに記載されている給与のほとんどが「額面」の金額です。つまり、給与として手元に入る「手取り額」は、そこに記載された金額よりもっと少なくなります。そのため、前職(転職活動時の現職)より良い給与の転職先を探している場合は、額面による比較を行うか、求人情報に記載された給与に0.8を掛けて、おおよその手取り額を算出してから検討するようにしましょう。希望給料額は手取りではなく額面を伝えよう求人情報の中には「月給〇〇万円以上」や「月給〇〇~〇〇万円」のように、求職者の経験や能力によって給与が変わるケースもあります。面接で希望の給与額を聞かれた際は、必ず「額面」を伝えるようにしましょう。手取り額を伝えてしまうと、採用担当者はそれを額面だと認識してしまい、希望より低い収入となってしまいます。入社してから「こんなはずではなかった…」とならないように、額面での希望給与額を確認しておきましょう。まとめ転職先として良い企業や仕事に出会えたとしても、給与が想定していた額より少なくなってしまっては、生活を潤すことができません。そうならないためにも、手元に入るお金である「手取り額」を把握しておくことがとても大切です。採用情報などに記載されている額面に左右されることなく、この機会に正しい給与を見極める知識を身につけ、今後の転職活動に役立ててください。

その他

日本でオススメのキャッシュレス決済・電子決済サービス!

外国人向けの就職・転職エージェントのGTalentでは、仕事で日本に来る外国人の方々から、「日本はまだ現金しか使えないのか」「日本でキャッシュレスサービスを使える場所はあるのか」などの質問を良く受けることがあります。これから日本に来る海外の方々からすると、何かを買う時に決済手段として何が使えるかわからないことは非常に不安になりますよね。今回の記事では、日本は海外と比べてどのくらいキャッシュレス社会が進んでいるのか、また、日本で使えるおすすめのキャッシュレス決済をご紹介していきたいと思います。日本と海外のキャッシュレス決済の状況日本のキャッシュレス決済の状況経済産業省のデータによると、2016年時点では日本のキャッシュレス決済の普及率は20%以下となっており、他先進国と比較しても低い値となっております。参照:経済産業省 / キャッシュレスの現状及び意義また、この経済産業省の資料では、日本でキャッシュレス決済が浸透していない理由として、以下のようなことが言われています。現金への安心感多数な選択肢現金への安心感日本では海外と違い、偽札の流通がほとんどありません。そのため、受け取った紙幣は基本的に本物であるという前提に生活が成り立っています。海外においては、偽札の流通は大きな社会問題となっており、偽札の流通を減らすためにも、キャッシュレス決済の普及が必要不可欠なものでした。日本ではこのような必要性が少ないことが、普及のスピードが遅い要因の一つと言われています。多数な選択肢国によって、主に使われているキャッシュレス決済の手段は様々に分かれています。例えば、キャッシュレス決済が浸透している韓国では、主に使われているキャッシュレス決済手段はクレジットカードとなります。また、中国ではQRコード決済の「Alipay(支付宝)」と「WeChatPay(微信支付)」が主流となっております。日本では、中国などとは異なり、キャッシュレス決済の手段、キャッシュレス決済を提供している会社が多く、PayPay、メルペイ、LINE Payなど様々な選択肢がある中で比較しなければならないため、主流となる確固としたサービスがなく、それによって浸透も遅くなっていると言われています。海外のキャッシュレス社会上記でも記載したように、経済産業省のデータより、韓国、イギリス、中国(96.4%, 68.6%, 65.8%)が日本(19.9%)と大きく離れる割合でキャッシュレス社会が普及しております。海外では政府が主導してキャッシュレス決済の推進をすることで、偽札流通のリスクや新札発行のコストを低下させています。日本は政治体制的に強制力を持って政府が国民に浸透させることが難しく、また、キャッシュレス決済への抵抗が強い高齢者ことが多いこともあり、なかなか導入が進みきれていない状況です。日本におけるキャッシュレス決済のメリット・デメリット日本におけるキャッシュレス決済のメリットこれからは、日本でキャッシュレス決済をご利用される際のメリットをいくつかを紹介したいと思います。現金を数える無駄を省く豊富なポイントや特典他の国とも共通点はありますが、各社が独自のポイントや特典を打ち出してているのは、日本の特徴と言えるでしょう。現金を数える無駄を省く日本はお札だけではなく、小銭も多く使われるため、会計で現金を使う場合、現金を数えることに意外と時間を取られます。クレジットカードや非接触型決済のようなキャッシュレス決済の場合には、現金を数える必要がないため、このちょっとした操作を省くことができ、スムーズなお会計を行うことができます。豊富なポイントや特典キャッシュレス決済のサービスを提供する企業の中では、利用金額に応じてポイントの給付やキャンペーン特典の利用ができます。例えば、商品や旅行券など割引、所持ポイントでの決済、のような特典があります。特に日本はどの店舗も独自のポイントシステムを持っていることが多く、どの小売店やサービスにおいても、その店独自の「ポイントカード」が発行されていることが多くあります。そのため、日本では気がつくと、ポイントカードが財布に溜まってしまうということが良くあります。この傾向はキャッシュレス決済においても変わらず、各キャッシュレス決済の会社独自のポイントがあり、また各社毎で異なる小売店と提携をしていたりするため、消費者にとってお得なポイントや割引を打ち出しても、あまり消費者に見られていないことも多々あります。キャッシュレス決済のデメリットこちらでは、日本におけるキャッシュレス決済の主なデメリットをご紹介させていただきます。使える加盟店が限られている銀行口座とのシームレスな連携が少ないセキュリティー上の不安使える加盟店が限られている近年では、キャッシュレス決済を取り扱いしているお店は少しずつ増加しておりますが、経済産業省によると、日本での普及率はまだ20%以下となっております。つまり、利用できる場所は限られています。(経済産業省 / キャッシュレスの現状及び意義)また、日本のキャッシュレス決済サービスは、加盟店の手数料が各国と比べて高いと言われており、加盟店が導入をせずに現金しか使えないお店も非常に多いです。大手の小売店においても、いまだにキャッシュレス決済が導入されていない会社も一部であります。キャッシュレス決済の中にはいろんな種類のものが存在するため、お店に入る前に、キャッシュレス決済ができるかどうか、何のキャッシュレス決済が使えるのかを確認する必要があります。銀行口座とのシームレスな連携が少ない日本はデビッドカードが海外と比べて普及しておらず、スマートフォンによる電子決済においても、わざわざ銀行口座からチャージを行ったり、クレジットカードと連携をする必要があるケースがほとんどです。また、日本においては、スマートフォンによる電子決済アプリによって、連携している銀行やクレジットカード会社が異なるケースもあるため、せっかく設定したのに自分が口座を持っている銀行が使えないなども稀に起こります。そのため、スマートフォン上の電子決済サービスを使用する際、設定や連携などに手間がかかり、登録途中で諦める方も多くいるそうです。セキュリティー上の不安キャッシュレス決済に限らず、ITの発展と共に便利なサービスがたくさん出てきていますが、これらを利用する際に一番気になるのはセキュリティー面です。キャッシュレス決済を利用することで、自分の登録情報が不正に取得され、「架空請求」や「個人情報の漏洩」というものが発生することがあります。日本においても、最大手のコンビニエンスストアのセブンイレブンが始めたキャッシュレス決済サービスにおいて、登録情報が不正に取得され、多くの方が身に覚えがない請求をされたケースが発生しました。日本では偽札などは少ないですが、キャッシュレス決済サービスは他国に遅れ、また様々な会社がキャッシュレス決済サービスに参入したため、セキュリティ面がまだ不安な会社もいくつか見受けられます。日本で使えるキャッシュレス決済以下の表では日本でよく使われるキャッシュレス決済サービス紹介していきたいと思います。クレジットカードデビットカード非接触ICQR決済                        日本において、一番メインに使われているキャッシュレス決済はまだクレジットカード決済となります。デビッドカードも以前よりは普及してきたものの、まだ使われるケースが少なく、むしろ非接触ICやQR決済の方が最近では使われるケースが増えてきています。まとめまだまだキャッシュレス決済に関しては不便な国である日本ですが、2019年から政府も力を入れてキャッシュレス決済の推進を開始しました。その後押しを受け、特にQR決済のPayPayやLINE Payなどの普及が加速してきています。これから日本に来られる外国人の方々、今回の記事を通して、事前に日本で使えるキャッシュレス決済をご参考にしてみてください。

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【外国人向け】履歴書の書き方&ダウンロードフォーマット

英語で日本の履歴書の書き方を学びたい方はこちら(English Here!)にお願いします。このページでは、日本企業へ就職・転職を行う外国人の方々が、外国人用の履歴書フォーマットをダウンロードでき、簡単に履歴書が作れる方法をご案内します。転職に必要な2つの書類・履歴書と職務経歴書日本企業の求人に応募するときには、一般的には履歴書と職務経歴書という2つの提出書類が必要になります。履歴書(りれきしょ)・・・これまでの経歴(学歴、職歴)や基本情報(名前、生年月日、連絡先など)を伝える書類職務経歴書(しょくむけいれきしょ)・・・これまでの職務経歴(働いた企業や仕事内容、スキルなど)をアピールする書類履歴書で簡単に自分の経歴や基本情報を応募した企業に伝え、職務経歴書で職務経験やスキルを応募した企業にアピールすることになります。このページでは履歴書の書き方を学びます。履歴書は日本特有の書類となり、独特の日本語表現を使うところもあります。しかし、書き方を理解すれば簡単に作成できます。このページでは、外国人向けの履歴書フォーマットを作成しておりますので、ダウンロードを行い、そのフォーマットを使って履歴書を作成していきましょう。※職務経歴書の作り方を学びたい方は以下のページをご覧ください。(ITエンジニア向けの職務経歴書です)【外国人向け】職務経歴書の書き方(サンプルダウンロード)履歴書フォーマットのダウンロードまずは履歴書のフォーマットを以下のボタンからダウンロードをしてください。履歴書フォーマット Download※Excel形式のフォーマットになります。テンプレートのダウンロード、ありがとうございます。この先の解説が、あなたの魅力が伝わる履歴書づくりに役立てば幸いです。また、完成した履歴書をどこで活かせば良いか迷った際には、私たちGTalentのグループサービス転職サイト「GitTap」も、ぜひ一つの選択肢としてご検討ください。あなたの経歴に関心を持った企業から、直接連絡が届く仕組みになっています。▶GitTapの詳細を見るダウンロードが完了しましたら、ファイルを開いてください。これからフォーマットに沿って履歴書の書き方をご案内します。外国人向け履歴書の書き方履歴書は以下の5つの大きな項目に分けられます。基本情報学歴・職歴免許・資格特技・自己PR・通勤時間など本人希望記入欄1、履歴書の書き方・基本情報基本情報を記入する箇所を説明します。上記の番号①〜⑩の番号に沿って書き方を解説します。①履歴書提出日履歴書を提出する日(年/月/日)を記入してください。※作成した日でも大丈夫ですが、3ヶ月以上前の日付になっている場合は新しい日付に修正してください。②氏名氏名は名前を記入する欄です。上部の「ふりがな」には、ひらがなでご自身の名前を入力してください。下部の「氏名」には、英語もしくはカタカナで記入をしてください。※①でふりがなを記入しているので、英語で記入しても問題ありません。中国や韓国出身の方々であれば、漢字で記入してください。姓(Last Name)を最初に記入し、スペースを開けて名(First Name)を記入してください。※このフォーマットはひらがなで「ふりがな」ですが、違うフォーマットの場合はカタカナで「フリガナ」と書かれている場合もあります。その場合は、カタカナで記入をすることになります。③国籍出身国(国籍)を記入してください。④生年月日(年齢)生年月日は、「(Year)年/(Month)月/(Day)日生」という書き方となります。あなたが生まれたYear/Month/Dayを記入してください。※「生」と最後に付いているのは、「生まれた」という意味です。年齢は、「満(Age)歳」という書き方となります。あなたの年齢をAgeに記入してください。※「満」と最初に付いているのは、現時点の年齢という意味です。⑤性別あなたの性別(Gender)を選んでください。男(Male)、女(Female)のどちらかを○で囲んでください。⑥現住所あなたの現在住んでいる住所を記入してください。<日本国内に住んでいる場合>日本国内に住んでいる場合は、できる限り日本語で記入をしてください。日本語の場合は、上部の「ふりがな」には、ひらがなで住所の読み方を入力し、下部の現住所には日本語(漢字やカタカナなど)で記入をしてください。※住所の数字には「ふりがな」は不要です。<海外に住んでいる場合>英語で現在住んでいる住所をご記入ください。上部の「ふりがな」は不要です。⑦電話連絡が取れる電話番号(携帯電話番号など)を記入してください。海外に住んでいる場合は、国番号も付けるようにしてください。⑧メール連絡が取れるメールアドレスを記入してください。⑨連絡先基本的には入力は不要となり、「同上」と記入だけしてください。同上とは、⑥〜⑧で入力した内容と同じという意味です。企業が連絡をする時に、⑥〜⑧で入力した住所、電話、メールアドレスで問題なければ、「同上」とだけ記入してください。もし、⑥〜⑧以外の住所、電話、メールアドレスを連絡先にしたい場合は、⑥〜⑧と違う住所、電話、メールアドレスを記入してください。⑩写真3ヶ月以内に撮影した正面写真(バストアップ写真)の画像を貼りましょう。帽子などは着用せず、あなたの顔が正面からわかる写真を選んでください。日本では、履歴書の写真は一般的にネクタイを着用する写真が好印象を与えます。履歴書用の写真は駅などに設置されている“証明写真機”や写真スタジオで撮影することも可能です。もし、今持っている写真の中で選びたいという場合は、必ず正面を向き、ビジネスシーンでも違和感がない表情で明るいトーンの写真を選んでください。2、履歴書の書き方・学歴/職歴上記の番号①〜②の番号に沿って書き方を解説します。学歴・職歴の欄は、最初に学歴を時系列で記入し、その後に職歴を時系列で記入してください。学歴を記入するときは、最初の行は「学歴」と記入をし、職歴を記入するときは、最初の行は「職歴」と記入をしてください。そうすることで、応募した企業の人事担当者が履歴書を見る時に、どこに学歴や職歴がが書かれているか見やすくなります。①学歴まずは1行目の中央に「学歴」と記入してください。2行目から学歴を書いていきますが、最終学歴の1つ前から書くのが原則です。最終学歴とは「最後に卒業した学校」ではなく、「最も高い教育機関」のことになります。例えば、大卒の方が、大学を卒業してから日本語学校に入学した場合、大学のほうが教育機関としての水準は高いので、大学の1つ前の学歴(高校など)から書いていきます。学校名は必ず正式名称で記入してください。学部や学科、専攻コースまできちんと書いてください。履歴書の情報でビザの取得や入社手続きが進むので、入学年月や卒業年月はミスがないように記入してください。※学校を中退した場合は「中退」、在学中の場合は「卒業見込み」と記入しましょう。②職歴学歴の下に1行あけて中央に「職歴」と記入してください。最初に入社をした会社から順番に以下を記入してください。その会社に入社した年・月会社名(正式名称)所属部署と役職その会社を退社した年・月と退職理由履歴書においては、退職理由は一般的に「一身上の都合により退職」と記入をします。また、現在在職中の会社の場合は「現在に至る」と記入をします。そして、最後に「以上」と書いて完了します。履歴書フォーマットの右上にも学歴・職歴の欄がありますが、これは学歴・職歴がフォーマットの左側で入りきれない場合に、続きを記入するようにしてください。3、免許・資格“免許・資格”は、正式名称が原則になります。取得年度も正しく記載してください。また、志望する企業で活かせる免許や資格を取得している場合は必ず記入するようにしましょう。免許や資格を何も取得していない場合は「特になし」と最初の行に記入してください。4、特技・自己PR・通勤時間など上記の番号①〜③の番号に沿って書き方を解説します。①特技・自己PRなど“特技・自己PRなど”は、面接で話題になることもあります。そのため、「特になし」と記載したり、空欄にするようなことは避けましょう。スキルの詳細なアピールは職務経歴書で行うので、履歴書では簡潔かつ具体的な内容を記載するように心がけてください。また、マイナスな印象を与えるギャンブルや犯罪を連想させる特技などは記載しないように注意してください。②通勤時間自宅から会社までの通勤時間を記入してください。通勤時間が30分の場合、「約30分」、1時間の場合は「約1時間」と記入してください。現在海外に住んでいる方や、国内でも現住所から通勤できない場所に住んでいる場合は記入不要です。③扶養家族(配偶者を除く)・配偶者・配偶者の扶養義務扶養家族とは、自分の収入で養っている家族のことを言い、被扶養者と呼ばれます。履歴書に扶養家族について記載をする理由は、会社が所得税の計算や健康保険などの社会保険の手続きをする際に扶養家族の情報が必要になるからです。“扶養家族(配偶者を除く)”の項目には、配偶者を除いた扶養家族の人数を記入してください。例えば、配偶者1人、子供3人いる場合、子供を自分の収入で養う場合、配偶者はカウントされませんので、“扶養家族(配偶者を除く)”の項目は3人となります。配偶者も自分の収入で養っている場合でも、“扶養家族(配偶者を除く)”の項目に配偶者はカウントされません。もし、子供が3人いる内、すでに1人は社会人として自分で生計を立てている場合は“扶養家族(配偶者を除く)”の項目は2人となります。“配偶者”の項目には、結婚をして配偶者がいる場合は“有”に◯を付けてください。まだ未婚で配偶者がいない場合は“無”に◯を付けてください。“配偶者の扶養義務”の項目には、配偶者を自分の収入で養う場合は“有”に◯を付けてください。配偶者が働いており、すでに働いている会社で社会保険などに入っている場合は“無”に◯を付けてください。もし、配偶者が働いていても、社会保険にはその会社で入っておらず、自分が就職する会社で社会保険に加入する必要がある場合は“有”に◯を付けてください。5、本人希望記入欄希望条件(仕事内容、勤務地、給与など)を記入しますが、一般的には「貴社規定に従います」と明記するのが原則のルールです。ただし、応募をする時点でどうしても譲れない希望条件などあれば記入するようにしてください。面接で直接希望条件は伝えることができますので、出来る限り「貴社規定に従います」と記入するのが望ましいでしょう。まとめ日本独特の“履歴書”ですが、書き方を学べば非常に簡単に作成できます。応募時に履歴書を必要としない企業もたまにありますが、入社手続き時に履歴書が必要となるケースがほとんどなので、就職・転職活動を開始する時に準備をしておきましょう。外国人ITエンジニアの方で履歴書や職務経歴書のアドバイスが必要であれば、外国人ITエンジニアの転職エージェント G Talentをご利用ください。

海外で働く

外国人が日本でデザイナーの仕事をする際のコツ|国ごとの違いも紹介

デザイナーは国によって求められるものが異なります。外国人の方が日本の企業でデザイナーとして転職したい場合、日本でのデザイン事情はどのような感じなのか、しっかりと下調べを行うことからはじめましょう。この記事では、日本でデザイナーとして働きたいと考えている外国人の方へ、日本でデザイナーの仕事をする際のコツや、外国と日本におけるデザインの特徴の違いなどをご紹介していきます。デザイナーとしての仕事探したい方は、IT業界のグローバル企業が集まる転職エージェント『G Talent』を活用ください。外国人が日本でデザイナーの仕事をする際のコツデザイナー仕事をしたい場所が日本である場合、次の7つのポイントを押さえておきましょう。日本でデザイナーに求められる、または良く使われるパターンを把握することができます。利便性を重視しながら必要な情報を盛り込む色による印象が違うので注意大文字のアルファベットで強調を表現するひらがな・カタカナ・漢字を組み合わせてデザインする文字は縦書きもできる文字自体をイラスト化することもある季節感を意識するのも重要日本でデザイナーの仕事をするコツ①|利便性を重視しながら必要な情報を盛り込む日本では、Webデザインで「ユーザーが欲しい情報にすぐたどりつける」ことを目的とした利便性が重視されます。たとえば以下のようなものです。トップページに最新の更新情報やイベント情報を載せるメニューの位置がシンプルで分かりやすいユーザーがサイトにアクセスした最初の印象で「欲しい情報が見つけやすい」と判断されることで、ユーザーからの信頼を得やすくなります。参考:UI(ユーザーインターフェース)とは?意味やデザインのポイント/DENTSU MACROMILL INSIGHT日本でデザイナーの仕事をするコツ②|色による印象が違うので注意色に対するイメージは、国や地域などにより異なります。同じアジア圏であっても同様で、日本では良いイメージなのに他国ではマイナスのイメージとなる色があったりもします。日本のユーザーに対して情報を発信する場合には、日本人が感じる以下の色のイメージを覚えておきましょう。色の種類日本のユーザーが受ける印象白清潔感、神聖、明るい、善赤熱い、情熱的、活動的、エネルギー、怒りオレンジ明るい、健康的、暖かい、楽しい黄喜び、幸せ、注意緑自然、癒し、落ち着き、健康青スマートさ、爽やか、冷静紫高貴さ、神秘的、女性的参考:色の持つイメージが与える心理的効果とは?チラシデザインの広告効果を高めよう!/販促の大学日本でデザイナーの仕事をするコツ③|大文字のアルファベットで強調を表現する大文字のアルファベットで表現された英文や英単語は、欧米では「注意されている」ようなマイナスに近い印象を与えますが、日本では良い・悪いのイメージではなく、見て欲しい部分を強調するといった「読みやすさの工夫」として使われることが多いです。たとえば日本では、企業のスローガンなどを掲載する際に大文字のアルファベットを用いたりします。アルファベットの使い方にも注意が必要です。参考:大文字と小文字/デザイナーの英語帳日本でデザイナーの仕事をするコツ④|ひらがな・カタカナ・漢字を組み合わせてデザインする日本語にはひらがな、カタカナ、漢字という3種類の文字があり、これらを組み合わせて単語や文章を書きます。組み合わせは何通りにもなりますので、伝えたいイメージに一番近い組み合わせをアレンジして作り上げます。そこに英単語も加えて文章を作ることもできます。実際に日本のユーザーに対して作られたWebデザインを見てみると、さまざまな文字の組み合わせをうまく用いているのが良く分かるでしょう。参考:日本のデザインスタイルは、そのままでは海外で通用しない/ぐれこブログ日本でデザイナーの仕事をするコツ⑤|文字は縦書きもできる縦書きが向かないアルファベットに比べて、日本語は横書き・縦書きの両方が可能です。また、日本語を母国語とする人には縦書きが当たり前の見え方になっています。外国人で日本語を第二外国語として使用するデザイナーにとっては慣れない印象もあるかもしれません。縦書き表記に慣れるためには、街を歩いて日本語表記の看板を見たり、日本語のWebサイトをチェックしてみたりするなどしてみましょう。日本でデザイナーの仕事をするコツ⑥|文字自体をイラスト化することもある日本では、広告や看板などで文字をイラスト化して強調することも多いです。特に日本語の漢字はイラスト化しやすい文字だと言えます。漢字は、左側に位置する「偏(へん)」、右側に位置する「旁(つくり)」、上側に位置する「冠(かんむり)」、下側に位置する「脚(あし)」などを組み合わせて成り立っていますが、その一部をイラスト化することで、ユーザーへのメッセージを視覚的に訴えやすくなるのです。たとえば魚偏の部分のみ魚のイラストに、木偏を木のイラストにすると、ユーザーが考えるよりも先にイメージが頭の中に入りやすくなるというメリットが生まれます。参考:偏旁冠脚/goo辞書日本でデザイナーの仕事をするコツ⑦|季節感を意識するのも重要日本は地理的に、春夏秋冬の違いをはっきりと感じることができる国です。日本人や日本に住み慣れた外国人であれば、それぞれの季節で感じるイメージに共通するものがあります。そのため、日本のユーザーに対するWebデザインに季節を感じさせるものや行事のイラストなどを取り入れることで、好印象を与えたり、情報を正確に伝えやすくなったりするのでおすすめです。季節日本のユーザーが受ける印象春桜、入学式、新生活、ピンク色夏太陽、ひまわり、かき氷、ビール、海水浴、花火、お盆秋紅葉、柿、栗、ブドウ、さんま、運動会冬雪、雪の結晶、クリスマス、お正月、こたつ、みかん参考:季節や月別の色のイメージとは?デザインに落とし込むコツもご紹介!/mitekaku外国や日本におけるデザインの違いいまやインターネットは、世界と気軽につながるツールとなっています。日本でWebデザイナーとなる場合でも、日本だけでなく世界の国々のユーザーが見ることも頭の隅に入れておく必要があるでしょう。本項目では、日本も含めた主な国のデザインで良く見られる傾向や特徴をご紹介します。日本のデザインの特徴日本のサイトでは、ファーストタッチとなるindexページをはじめ、できるだけ多くの情報を掲載しようとする傾向が強いようです。特に幅広い層のユーザーがアクセスするサイトでこのような傾向が強く、余白が少ないのも特徴でしょう。しかし日本では、スクロールをせずにサイトを見るユーザーも少数派ながらいます。逆にターゲットを絞ったコアな内容を掲載しているサイトでは、最新のデザインを取り入れてスッキリと見やすくしているところが多いです。日本のユーザーは「必要な情報をできるだけ早く取得したい」という人が多いのは事実です。そのため、アクセス解析等を利用して、どのコンテンツが必要とされているのかを分析し、1ページに表示される項目を絞ることも大切なポイントだと言えるでしょう。参考:世界各国のWebデザインと日本のWebデザインの特徴/ManaのWebクリエイターカフェアメリカのデザインの特徴他国に先駆けてWeb業界が発展してきたアメリカでは、常に最新のデザインが生まれ続けているWeb先進国ということで、デザインも最新のものを取り入れているサイトが多いです。具体的には、画像と見出し文字のみといったシンプルなデザインが基本的に多いですが、ここから本当に必要な項目へのリンク先を見つけやすいという合理性を、サイトでも表現しているのが特徴でしょう。情報量の多さを重視する日本向けのサイトとは違い、イメージを重視していると言えます。また、オリジナリティやユーモア性、インパクト性が称賛されるお国柄でもありますので、デザインでも同様に「派手な色味」や「勢い」が重視されます。参考:日本とアメリカのデザインの違い/ルートメロン研究所フランスのデザインの特徴欧米国のひとつであるフランスでも、アメリカと同じようにシンプルかつコンテンツ表示は最小限というミニマルなサイトが多く、やはりイメージが重視されていると判断できます。但し、色に関しては「モノクロにテーマカラーをプラスする」といったシンプルさ・知的性を好む傾向があるようです。フランス国旗のトリコロールカラー(青・白・赤)に絞る必要はありませんが、これら3色をデザインのベースとして考えることで、無難でスマートなサイトを作ることができるでしょう。参考:フランスと日本のデザインの違い/西方見聞録(旧パリレポート)サウジアラビアのデザインの特徴アラブ圏でイスラム教徒が多いサウジアラビアでは、ファーストインプレッションでインパクトが感じられる画像を用い、デザインを持つサイトが求められる傾向にあります。いかにインパクトの強い画像を配置して「クリックしてみたい」と思わせるかがポイントとなるでしょう。インパクトをそれほど重視しない日本のサイトとは、デザインに対する考え方が根本的に異なるようです。中国のデザインの特徴中国は同じアジア圏である日本のデザインと共通点が多く、賑やかなネオン街や看板を彷彿させるようなWebデザインが好まれるようです。日本以上にたくさんの色味を用いて情報を詰め込み、テキストやフォントは大きめ、1ページも長めに作られているサイトが多いです。また、中国では国による情報規制が多いため、GoogleやYouTube、Instagramなど、海外では一般的なサービスやツールへのアクセスが難しい状態となっています。Google Mapも同様ですので、SNSのシェアボタンやマップへのリンクを作成する際にも工夫が必要です。参考:制作前に知っておきたい、中国国内向けWebサイトの開発・デザインの注意点/DESIGN JOURNAL外国人が日本でデザイナーの仕事をする際のコツを知っておこう!Webデザインは、ユーザーがどこの国出身なのかによって好まれるタイプや特徴が異なります。外国人のデザイナーが日本で職をゲットしたい場合には、日本のユーザーが見慣れていて、使いやすいと思えるようなデザインを重視することが大切です。日本人はサイトのトップページに一目で分かる情報量の多さを求める傾向があります。しかし、ただ多いだけでなく、本当に必要な情報を厳選して掲載することでリンク先を見つけやすくなり、デザイン性も上昇するでしょう。日本でデザイナーの仕事を探したい方は、外国人ITエンジニア向けの転職エージェントの『G Talent』がおすすめです。注目ベンチャー企業や英語環境が整っているグローバル企業の求人も多く掲載しており、自分にあったデザイナーの仕事を見つけることができます。